USCPA試験 合格体験記｜岩田 剛さん

岩田 剛さん
勤務先：金融機関
海外留学経験あり

DATA BANK

USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは？

金融機関で主に営業職に携わってきましたが、会計知識を包括的にしっかり身につけたいと思っており、2010年くらいから本格的にUSCPAの学習を始め、FARとBEC合格したところで、2014年の海外赴任にて学習を中断しました。
その後、2020年に帰国して、異動先の部署で関わりの深い会計知識があったほうが望ましいところであったため、再受講・受験を決意しました。

学習開始時の英語力・会計知識は？

会計知識：実務を通じて部分的にあり
英語知識：TOEIC ®L&R TEST 980点

TACをお選びいただいた理由は？

勤務先が部分的にサポートしてくれる「USCPA受講プログラム」がTACにあったため、受講(2010年)しました。またその際、本試験対策で使用していたBecker教材が自分に合っていると思っていたので、再開する際も迷わずTACを通じてBecker30コースを受講しました。

TACの講座でよかったところ（講師、教材、カリキュラムなど）

初学時(2010年)は、日本語の講義、レジュメでじっくり知識をつけられたこと、ワシントン州受験要件を満たすための追加単位取得サポートが厚かったことが挙げられます。また困ったときにUSCPA保持者が相談にのってくださったことも助かりました。

通学・通信どちらで学習されましたか？合格までの学習期間は？

初学時はDVD通信と通学の組み合わせで学習、再開後はBecker Online演習ソフトのみで自宅学習しました。学習を2010年に開始してから海外赴任で中断する前まで4年間、再開(2020年7月)後は1年7か月で合格できました。

合格までの学習法（全般的なこと／科目別）

初学時は知識も不足していたので、講義をしっかり聞き理解を優先、講義後レジュメ確認と先生の指示に従い問題演習を行いました。中断前も試験対策としてはBecker Online演習ソフトを使い、試験に臨みました。 再開後はBecker Online演習ソフトで主に学習し、問題演習を一通り終えた後は、ひたすら模擬試験（シミュレーションテスト）3回分を繰り返し行い、間違った問題を丁寧に確認、知識を定着させました。そして、模擬試験の結果が安定して合格レベルに達するようになったタイミングでNTS（受験票）を申請し、本試験受験というのを1科目ごとに行いました。AUDは2回受験しましたが、概ね模擬試験の出来具合が本試験で合格できるかどうかのよい判断基準になったと思います。Becker Online演習ソフトはハードコピーの教材は必要なく、インターネット環境があればどこでも学習できるので、隙間時間が最大限活用できたことは大きかったです。ただし、Becker Online演習ソフトの利用期限には注意が必要です。

受験手続・受験時のエピソードなど

学習再開前に既に受験経験がありましたので、受験手続で特に不安や慌てることはありませんでした。一つ参考になると思うのは、本試験は30分前に来場とありますが、それより前に行くと空いていて早くチェックイン、受験できると思いますので、半日有休を取って受験される方には有用かと思います。

勉強したことが仕事に役立っていることは

会計知識はある程度実務を通じて断片的に持っておりましたが、あやふやなところも多いと感じていたので、全科目を修了することで包括的に会計知識が身についたと感じております。今後はライセンス保有者として、会計知識を駆使、またアップデートしつつ今の業務に活かすことを考えています。

これから合格を目指す方へのアドバイス

皆さんもいろいろなライフイベントがある中で、勉強に集中できない時期もあると思います。焦らず、取得できる、または取得が必要だと強く思うタイミングで、集中的にリソース（時間・体力・お金）を投下するのが効率的ではないかと思います。また、学習を中断することがあっても前に学習した知識は（私の場合6年前であっても）結構残っているものだなと感じました。再開される方は、また一からではなく、過去学習したアドバンテージを持っていると考えると再開のハードルも低いと思います。最後に、Becker Online演習ソフトで視聴できる英語講義を受けて試験を受けるというのも、留学している様で楽しかったです。そんな楽しみを皆さんにも感じてもらえたらと思います。