USCPA試験 合格体験記|M.Oさん

徹底した自己管理が合格をもたらす。

T.Yさん

M.Oさん
出身大学 慶応義塾大学
勤務先 金融機関

DATA BANK

合格実績 USCPA試験 アラスカ州
合格年月 2021年5月
FAR 89点(2020年12月/ 1回目)
BEC 88点(2021年1月/ 1回目)
REG 93点(2021年5月/ 1回目)
AUD 77点(2021年3月/ 1回目)
USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

① キャリアの選択肢を少しでも多く持ちたいと考えたため。
② 学習開始当時に所属していた部署で海外の顧客と連絡を取り合う機会があり、その関係でアメリカの会計制度や倒産手続等について学ぶ必要があったため。
③ 語学力の維持向上のため。

学習開始時の英語力・会計知識は?

会計知識
日商簿記3級。
業務上、日常的に取引先の財務資料に目を通す機会あり。
英語知識
TOEIC®L&R TEST 840点
過去に留学(ただし非英語圏)していたため、母語以外で学習することに心理的な抵抗は全くありませんでした。

TACをお選びいただいた理由は?

① 以前別の資格取得のためにTACの利用を考えたことがあったため。
② 講座申込前のガイダンスに行った際、学習のサポートが諸々手厚そうだと考えたため。

TACの講座でよかったところ(講師、教材、カリキュラムなど)

① 試験範囲の要点をしっかり押さえて解説している
試験内容は英語ですが、母語が日本語である以上日本語で学習するのが最も効率的です。TACのテキストは日本語で試験範囲の要点をしっかり押さえているので、講義を聴きながらテキストを読むことで短期間でもしっかりと内容を理解することができました。
② Becker Online演習ソフトにて、ほぼ本番と同じ環境で練習問題・模擬試験ができる。
講義を聞き終わったあとは問題を解いて理解を深めますが、その局面において重宝するのがBecker Online演習ソフトです。
ネット上で本番さながらの環境で大量の練習問題を解くことができ、繰り返しこなすことで試験範囲の理解がより一層深まるとともに本番環境に慣れることができます。PC上はもちろんスマホでも解けるため、隙間時間でも勉強することが可能です。 MC・SIMの問題に加えて、各科目模擬試験が3回分あるため、本試験直前の実力確認として使うとよいでしょう。

通学・通信どちらで学習されましたか?合格までの学習期間は?

・受講形態
基本的にはWeb通信で受講していました。倍速設定ができることに加えて自分の好きなペースで進められるためです。一時期Web通信に併せて教室フリーパス制度を利用して通学していたものの、土日が終日講義で拘束されてしまい問題を解く時間を十分に確保できないと判断したため、通学は途中で諦めました。短期間での合格を目指すうえでこの決断は正解だったと感じています。
・合格までの学習期間
最初に教材が到着してから4科目目の受験日まで14ヶ月でした。細かなスケジュールについては以下の通りです。
2020/2/28:受講申込
2020/3中旬:教材到着。FAR受講開始。
2010/5/2:FARⅠ・Ⅱ受講完了。
2020/5上旬:ブラッドリー大学単位認定試験を初受験
2020/6中旬:NASBAに学歴審査を依頼。
2020/7上旬:BEC受講開始
2020/8下旬:ブラッドリー大学にて必要単位を全て取得。単位要件充足。
2020/9上旬:BEC受講完了。REG受講開始。
2020/10上旬:REG受講完了。
2020/10下旬:AUD受講完了。NTSの発行までは、FAR以外の3科目に集中。
2020/11/19:4科目分のNTS発行。
2020/12/18:FAR合格
2021/1/24:BEC合格
2021/3/7:AUD合格
2021/5/16:REG合格
2021/5下旬以降:ワシントン州へ合格実績をトランスファーするための必要単位を追加取得中

合格までの学習法(全般的なこと/科目別)

【全科目共通】
「丸暗記は極力せず、基本を一つ一つ着実に押さえて各論点の本質を徹底的に突き詰めて理解する」を基本的なスタンスとしていました。テキストや問題集で学習した内容であっても、今までにない切り口で問われた場合に丸暗記では対処できなくなる可能性があるからです。ですので、たとえテキストではA問題(3段階中最も難易度の低い)とされているものであっても、なぜそのような解にたどり着くのかをx→y→zという風に頭の中で細かく分解し、時間をかけて考え尽くしました。逆に一度分解し尽くせた論点については、その後、長期間時間があいても瞬時に思い出して解答できるようになりました。
基本的に以下の流れに沿って学習を進めました。
① Web講義を視聴。
② 各講義が終わったタイミングで、問題集の対応する箇所を解く。
③ 科目の講義すべてを1周したタイミングで、再度テキストを俯瞰する。
④ ③以降はひたすら問題を解く。頭の中で体系的に整理できない論点があれば随時テキストを見て知識を補完。
⑤ 模擬試験受験。論点別の正答率を確認し、本試験当日までに弱点を集中的に潰す。余裕があれば2回目を受験。
※ 本試験のスコアはどの科目も模擬試験のスコアを上回ったため、模擬試験で75点以上取れていれば問題ないでしょう。
⑥ 試験1週間前:「新たに覚える」のではなく「学習済の内容を忘れない」ことを意識しながら、TACテキストやBecker Online演習ソフトのSIMを俯瞰。
⑦ 本試験に臨む。

受験順序については、以下の理由によりNTS発行前後にFAR→BEC→AUD→REGに決めました。
① NTS発行時点における理解度がFAR>>>>BEC>>AUD=REGであったこと。
② FARの知識は他の3科目を解答するうえでも必要となってくることから、最初に理解を深めておくべきと考えたこと。
③ FAR・BEC・AUDは内容的に共通する部分が多いが、REGに関しては他3科目と共通する部分が少ないと感じたことから、REGを受験する前にそれ以外の3科目を片付けるべきだと考えたため。

【FAR】
最初に受験した科目であり本試験についてわからないことが多かったため、試験直前に1週間有給休暇を取り入念に備えました。学習法自体は上記のとおりであり、特筆すべき点はありません。
【BEC】
WC対策として、テキストの主要な論点を全て英語で説明できるよう論点ごとに10~20行程度の簡易なメモを作成し、Wordにまとめました。メモを作成する過程で主要な論点は一通り理解できたうえ、英作文にも慣れることができました。
【AUD】
試験勉強全体の流れは上記の通りですが、仕事が立て込み、学習時間が確保できなかったため、試験1週間前から頻出論点にのみ絞り込んで学習を進めました。結果、合格こそしましたが点数は前2科目と比べて大きく下がりました。合格したので結果的に何も問題もないのですが、試験対策としてよく言われる「山を張らずに満遍なく学習すべき」というアドバイスを身を以て感じることとなりました。
【REG】
特筆すべき点なし。

受験手続・受験時のエピソードなど

【手続き】
・コロナの影響
コロナの影響により先が見通せないのには気をもみました。
学歴審査は当初見込みよりも長引いた一方、NTSは申請2ヶ月後に発行見込だったのが実際には4日で発行されてしまいました。これにより本試験の受験スケジュールがほぼ2ヶ月前倒しとなった形となりました。その分前倒しで合格できたため結果的には良かったと感じていますが、当時はまだそこまで学習が進んでいなかったこともあり、かなり焦ったのを覚えています。

・NTSの科目数
NTS発行時、どの科目の受験票を発行するか選択できますが、私は4科目分同時に発行しました。理由としては以下の通りです。
① NTSを複数回に分けて発行した場合、その分手数料が追加で生じるため。
② 期間を決めてその間に集中的に学習した方が効率的だと考えたため。
③ 仮にNTSを複数回に分けて発行した場合、新型コロナの影響により2通目以降のNTS発行が速やかに行われるか不透明だったため。

・テストセンターの予約について
時期によってはかなり早い時期に座席が埋まると聞いていたため、遅くとも1~2ヶ月前に座席を予約しました。なお、以下の理由により一度予約した日時の変更は一切行いませんでした。
① 一度予約日時を後ろ倒しにした場合、それが癖となり学習期間が長期化することを恐れたため。
② 座席変更に伴い追加料金が発生することがあるため。

【本試験】
・本試験前日
翌日に備えて身体を休めることを最優先にしました。理解が浅い論点に触れつつ試験範囲を簡単に俯瞰するに留めました。また、試験前日に新しい知識を詰め込むのは極力避け、学習済みの分野の理解を整理するための時間としました。勉強を早々に切り上げて散歩やドライブなどでリフレッシュしたこともありました。

・本試験当日
以下の理由により、本試験は全て午後の枠(13:30開始)で受験しました。
① 起床時間から本試験開始までの時間をある程度確保することで、頭を完全に覚醒させるため。
② 試験当日に試験範囲を見直す時間をある程度確保するため。
③ 電車が遅延した場合受験できなくなる恐れがあることから、余裕をもって会場の最寄駅に到着する必要があるため。
本試験当日の動き方については、以下のようにパターン化して極力雑念を排除するように努めました。
6:00 起床、朝食。
8:00 御茶ノ水駅近くの喫茶店(毎回同じ店)に開店と同時に入り、座席を確保。
   TACのテキストや持参したPCでBecker Online演習ソフトのSIMの解答を一通り見直し、試験範囲を最終確認。
11:30 喫茶店を後にし、本試験休憩中の飲み物・食料を買いにドラッグストアへ。
11:45 湯島聖堂に行き頭を休め、試験のことは一旦忘れる。
12:30 テストセンターにて受付の手続を行い、本試験に臨む。
試験中に眠くなるのを防ぐため、朝食後は基本的に飲み物だけとして昼食は抜きました。万が一空腹に耐えられなくなった場合に備え、事前にカロリーメイトを買ってテストセンターの私物を入れるロッカーに入れておきました。

・本試験中
制限時間や自身の疲労度等を考慮し、以下のルールを守ることを徹底しました。本試験は4科目いずれも時間がある程度(5分~45分)余りましたが、それは内容理解を徹底したことに加え、制限時間の有効活用を意識したことによるものだと考えています。
① 疲れを感じたら時間を気にせず休憩を取ること。
4時間という長丁場である以上、時間が進むにつれて当然疲れます。疲れていると頭の回転は鈍りますので、少しでも疲れを感じたら休むようにしていました。本試験ではTestlet 3と4の間に15分間制限時間を止めて休憩できますが、それ以外のTestletの間でも休憩はできます(ただし時間は止まりません)。試験時間を失うことを惜しいと感じる方もいるでしょうが、鈍った頭で問題を解き続ける方が非生産的であり、時間を浪費します。 ② わからない問題は必ず後回しにすること。
本試験を進めるうえで、各Testletを2周以上するかと思います。その際、1周目は瞬殺できる問題にのみ解答を絞り、少しでも悩んだ問題や計算を必要としそうな問題については2周目以降に解答するようにしました。また、問題の論点すら掴めないと判断した問題については即座に解答を放棄し、時間を節約しました。
③ 見直しする問題を絞り込むこと。
本試験の問題には、秒殺できるものから2~3分かかるものなど難易度に幅があります。そのため、確信をもって解答できた問題については見直し自体を省略しました。

勉強したことが仕事に役立っていることは

金融業界で働いており、取引先の財務分析をする機会もあるため、FARで得た知識は役立っています。日本基準の決算書を目にすることのほうが圧倒的に多いため米国会計基準をそのまま使うことはあまりないですが、それでも根本的な考え方にそこまで大きな差はないため、米国会計基準の知識自体は使わなくとも、会計に係る業務に従事している限りは役に立つことでしょう。
また、アメリカの弁護士事務所とやり取りすることがありますが、その際に基本的な法律用語・表現を知っていることが大きな助けとなっています。

これから合格を目指す方へのアドバイス

USCPAの合格を目指すうえで最も重要なのは、徹底した自己管理でしょう。
USCPAは試験範囲こそ広いものの、試験問題のレベルはそこまで高いわけではありません。最初は難しくとも諦めずに学習を継続していけば、合格できる可能性は決して低くはありません。一方で、受験日時やどの科目から受けるか等を受験者自身が自由に決めることができるため、半端な覚悟で臨むと学習期間が長期化し、合格できずに終わる可能性も高いです。
学習を開始する前に、①全科目合格までの期間②1日当たりの勉強時間③合格後の動き(転職活動等)をある程度イメージし、一度開始したら合格時期を前倒しにするくらいの勢いで畳みかけるのが理想的です。

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