USCPA試験 合格体験記｜芦田　洋子さん

芦田　洋子さん

DATA BANK

USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは？

今後のキャリアの幅を広げるために資格取得にチャレンジすることにしました。

学習開始時の英語力・会計知識は？

会計知識：日商簿記1級　BATICコントローラーレベル
英語知識：TOEIC 900点台

TACをお選びいただいた理由は？

他の予備校も比較検討しましたが、Becker教材を利用できる点や演習量が豊富な点が決め手でした。途中で他の教材を自分で探したり、追加したりすることを避けたかったからです。

TACの講座でよかったところ（講師、教材、カリキュラムなど）

講師の分かりやすい、メリハリのある解説で、初めての内容もスムーズに理解できました。REGはトランプ税制改正前の講義でしたが、改正後のフォローアップの解説により、改正のポイントを効率的に習得することができました。Beckerオンライン演習問題や模擬試験は、見た目や操作が本試験とほぼ同じで、本番も戸惑うことなく受けることができました。

通学・通信どちらで学習されましたか？合格までの学習期間は？

Web通信です。
受講開始から合格まで約1年半かかりました。

合格までの学習法（全般的なこと／科目別）

全体：
1教科ずつ学習して試験を受ける方法もあると思いますが、私は勉強時間が限られていたため、ある程度準備ができた状態で、試験を受け始めようと考えました。まずFAR、AUD、BECの講義を一通り聞き、問題集を1～2周して全体像をざっと把握した上で、FARの受験準備を始めました。REGはちょうど改正の内容が試験に反映される時期だったため手を付けず、3科目合格後に集中して取り組みました。
どの科目も合格に必要なのは、問題の演習量だと思います。学習内容が多く、講義の内容を一度に習得することは困難で、復習のためにテキストを読み込みたくなりましたが、問題を解きながら理解する方が効率的でした。多少理解が曖昧でも、同じ問題を繰り返し解いているうちに、自然と理解ができるようになりました。最初の1、2周目は分からないことが多く不安になりましたが、3、4周繰り返すと楽に問題が解けるようになりました。
この試験はよく結果が出てみないと合否が分からないと言われていますが、その通りだと思います。私も本試験ではよく分からない問題が多数出題されました。どの科目も手応えがなかったのですが、結果的には合格できたので、隅から隅まできっちり勉強するより、基本的なことを満遍なく学習することが大事だと思いました。

受験手続・受験時のエピソードなど

受験まで多くの手続きがあり、準備に時間がかかります。勉強を始めると同時に、早めに準備することをお勧めします。特に単位を取得される方は、必要な科目を先に勉強して、できるだけ早く単位認定試験を受けると良いと思います。私の場合、単位認定試験から成績証明書発行まで予想外に時間がかかり、最初のFARを受けるまで9カ月かかりました。
出願手続自体は滞りなく進みましたが、テストセンターの予約は取りづらく土日は数か月先まで満席でした。私はほぼ休日の受験でしたが、会場は午前も午後も受験生でいっぱいでした。

勉強したことが仕事に役立っていることは

会計知識だけでなく、コーポレートガバナンスやIT分野の知識を身に付けたことで、社内の仕組みをより理解できるようになりました。今後はより知識を活かせる分野に携われたらと思っております。

これから合格を目指す方へのアドバイス

私はプライベートと仕事の両立で、勉強できる時間は平日も休日も1日2時間程度でした。それも朝30分、通勤に1時間、お昼休み30分…というように細切れです。その代わり、できるだけ毎日2時間を目標に勉強を続けてきました。勉強時間計測アプリを使い、毎日の勉強時間の記録を付けると、成果が目に目えるのでお勧めです。細切れ時間の積み重ねで、勉強時間は合計で約1,000時間（演習のみ）でした。よく言われているように、1,000時間が一つの目安なのだろうと思います。
USCPA勉強方法については、TACの合格体験記を始め、インターネットやSNSで多くの方が紹介しています。通信教育の受講は孤独ですが、ネットやSNSの情報は参考になることも多く、また他にも頑張っている人がいるのだと思うと、自分の励みになりました。
最後に、どのような試験にも共通することかと思いますが、モチベーションの維持が一番大切だと思います。特にこの試験は、長期間に渡るため、諦めないことが大事です。最初の1科目を合格すれば、先の見通しが立ち、気持ちも前向きになります。まずは最初の1科目の合格を目指して頑張って下さい。