USCPAの試験制度・受験資格・難易度

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USCPAパンフレット

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USCPAの試験概要

受験資格

州ごとに受験資格が異なります。

米国公認会計士試験を受験するためには受験資格が必要です。受験資格は大別して学位要件と単位要件に分けられます。学位要件とは、大学・短大などを卒業して一定の学位を得た場合に満たされる要件です。単位要件とは、会計単位とビジネス単位を一定数以上取得した場合に満たされる要件です。一般的にみて日本の大学を卒業されている場合、多くの州が要求している会計単位が不足している方がほとんどです。(複数の教育機関の単位を合わせてカウントできます。)

受験資格

試験形式

コンピュータ形式の試験です。

コンピュータのモニター画面に出題される問題に対して解答を入力する試験です。

コンピュータ形式試験

試験科目(2024年1月以降)

必須科目となる3つの「コア(core)科目」と、
選択科目となる3つの「ディシプリン(discipline)科目」のうち1つ、
合計4科目を受験し合格する必要があります。
実務レベルの基本的な問題が、広く浅くまんべんなく出題されます。

コア科目(必須科目)

コア科目では、受験者の目指す専門分野に関わらず、新たにUSCPA資格を取得した者に求められる一般的なスキルと能力が求められます。

科目名 四択問題
(MC)
総合問題
(TBS問題)
合格率
(2024年1月~9月)

 CORE FAR  財務会計


企業会計(初中級)・NPO会計・政府会計概要・レシオ分析など

50問
50%

7問
50%

40.59%

 CORE REG  税務・ビジネス法


税法(初中級)・ビジネス法

72問
50%

8問
50%

63.26%

 CORE AUD  監査および諸手続


監査手続・監査と証明業務・会計士としての責任

78問
50%

7問
50%

46.53%

ディシプリン科目(選択科目) 

3つのうち1つを選択して受験します。どの選択科目に合格しても、就・転職などで差別化されることはなく、USCPAとして様々な業務に従事することができます。なお、初めに選択した科目で不合格になった場合、代わりに別の科目を選択し受験することもできます。

科目名 四択問題
(MC)
総合問題
(TBS問題)
合格率
(2024年1月~9月)

 BAR  ビジネス分析と報告


企業会計(より専門的な内容)・政府会計・管理会計など

50問
50%

7問
50%

40.59%

 TCP  税務コンプライアンスとプランニング


税法(より専門的な内容)

68問
50%

7問
50%

75.42%

 ISC  情報システムとコントロール


IT、内部統制・IT関連の新論点 ※監査の知識は必須

82問
60%

6問
40%

59.14%

出題形式について

出題形式は、四択問題とシミュレーション問題の2種類です。

各科目とも5つのテストレット(問題群)に分けられており、テストレット1から順に解答していきます。次のテストレットに進んでしまうとそれ以前のテストレットに戻ることはできません(各テストレット内で前の問題に戻ることはできます)。なお、各テストレットにはすべての分野からの問題が含まれています。
四択問題の2つのテストレットが終了すると、3つのTask-basedSimulationのテストレットへ進みます。また1つのテストレットが終了した後、次のテストレットに進む前に休憩を取ることも可能です(ただし一部のテストレットでは、試験時間は経過します)。

受験資格

Multiple Choice (四択問題)

  • 特徴

    コンピュータ画面上に出題される四択問題に対して正しい選択肢にクリックする形式で解答していきます。
    Core FAR科目50問、Core AUD科目78問、Core REG科目72問、
    BAR科目50問、ISC科目82問、TCP科目68問

Task based Simulation問題(タスク ベースド シミュレーション問題)

  • 特徴

    シミュレーション問題とはケーススタディー的な要素が強い総合問題です。基本知識だけでなく応用力が問われるのが特徴です。
    Core FAR科目7問、Core AUD科目7問、Core REG科目8問、
    BAR科目7問、ISC科目6問、TCP科目7問

受験地

受験地は出願州と異なっていてもOKです。

受験するためには米国いずれかの州(グアムを含む)に願書を出します。
出願先の州のことを出願州と言います。受験地は出願州と異なっていてもOKです。

  • 受験地

    米国のコンピュータ試験会場(High Securityであるプロメトリックセンター)
    下記日本のコンピュータ試験会場2ヵ所(日本受験のできない出願州もあります)

日本受験できる方

下記いずれかに当てはまる方が対象となります。
日本国籍をお持ちの方、日本の永住権をお持ちの方、日本に長期滞在中の外国人の方(「在留カード」をお持ちの方)、米国国籍をお持ちの方
※日本受験時には身分証明書として「パスポート」が必須です。
※短期滞在の外国人の方は日本国内での受験はできません。

試験会場(日本受験)

東京、大阪の会場で受験できます。

東京会場

東京:御茶ノ水ソラシティ

〒101‐0062 東京都千代田区神田駿河台4‐6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F
電話番号03‐3258‐9151

大阪会場

大阪:大阪中津試験会場

〒531‐0071 大阪府大阪市北区中津1‐11‐1 中津センタービル7F
電話06‐6376‐5811

受験料(2024年10月現在)

科目別の受験料(1科目ごと)  $344.80 ~ $364.80

日本受験追加料金

日本国内で受験する場合、科目ごとに下記追加料金(会場手数料)のお支払が必要になります。

日本会場追加料金(1科目ごと)  $390.00

科目別の受験料+日本会場追加料金=$734.80/科目となります。

日本会場受験の追加料金は一度支払うと返金されませんので、受験予約の際は事前にプロメトリックのサイト(http://www.prometric.com)で空席状況をご確認ください。

日本会場受験申込時の同意事項

4科目のうち1科目でも日本会場受験をする場合、全科目合格後3年以内にLicenseを取得することに同意が求められます。この同意によりインターネットで合格者およびLicense取得者を検索するためのデータベースに登録が行われます。
但し、3年以内にLicenseを取得しない場合でも、合格実績そのものが取り消されるわけではありません。3年経過後であってもLicenseの取得が可能で、Licenseを取得された場合はLicense取得者としてデータベースに再表示されることになります。

2025年試験実施スケジュール (2025年上半期)

 必須科目(FAR・REG・AUD) :毎月、同じ科目を受験するチャンスがあります。
 選択科目(BAR・TCP・ISC):2025年についても試験期間が限られているため、自分にとって合格しやすい科目を 受験し、1日でも早く全科目合格を目指しましょう!

試験実施スケジュール

科目合格制度

1科目ずつ合格を積み重ねることができます。
合計4科目を任意の順序で受験することができます。
科目合格の有効期限は、州ごとに異なります。
アラスカ州・ニューヨーク州・グアム ⇒  スコアリリース日から30ヵ月
モンタナ州             ⇒  今後30ヵ月となる予定(現状18ヵ月)
ワシントン州                                  ⇒  スコアリリース日から36ヵ月

最初の科目を合格してから30~36ヵ月以内に全4科目合格できればよいので、1科目ずつ受験し合格を積み上げることができます。

USCPA試験の難易度

合格点・合格率情報

仕事や学業と両立させながら合格を目指していただくことができます。

合格点

受験生の人数やレベルに関係なく各科目とも99点満点中75点以上で合格となる絶対評価の試験です。

合格率(2024年1月~9月)

科目合格制度がある試験ですので1科目ずつ合格を積み上げていくことができます。

必須科目:CORE(全3科目) 合格率(全世界)

 CORE FAR  財務会計


企業会計(初中級)、民間NPO会計、政府会計概要、レシオ分析など

40.59%

 CORE REG  税務・ビジネス法


税法(初中級)、ビジネス法

63.26%

 CORE AUD  監査および諸手続き


監査手続、監査と証明業務、会計士としての責任

46.53%
選択科目:DISCIPLINE(1つを選択) 合格率(全世界)

 BAR  ビジネス分析と報告


企業会計(より専門的な内容)、政府会計、管理会計など

40.59%

 TCP  税務コンプライアンスとプランニング


税法(より専門的な内容)

75.42%

 ISC  情報システムとコントロール


IT・内部統制、IT関連の新論点 

※監査の知識は必須

59.14%

米国公認会計士協会公表データ(2024年9月まで実施された新試験の累計合格率です)

TACからの一言

合格までに必要な学習時間は?

会計知識の有無や、英語力により大きく異なります。

日本の会計士試験合格レベルの方 簿記2級、TOEIC® L&R TEST500点台の方 会計知識ゼロ、英語があまり得意でない方
約700~900時間 約1,000~1,200時間 約1,200~1,500時間

※講義に加えて1日平均2〜3時間の学習を続けると1年間で約1,000時間の学習量になります。

当WEBサイトの掲載情報について(免責)

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当WEBサイトは、過去から今まで、ご質問いただきました事柄を網羅するよう制作いたしました。また常に最新の情報を掲載し、更新していく所存でございます。
しかしながら、米国で公開された情報などが、幾通りかの意味にとれることや不明瞭であることも多いため、現地への確認作業の後に更新していく手順を取らせていただきます。私どもといたしましては、極力スピードを優先いたしたく考えておりますが、こうした要因のためにタイムラグが必要なことも出てくるものと考えます。また情報の正確性については、細心の注意を払った上で制作いたしましたが、もし不正確や曖昧な表記などがございましたら、お手数ですがお知らせいただけましたら幸いです。皆様のご意見を反映し、より良いWEBサイトといたしたく考えております。なにとぞご理解とご協力のほどをお願いいたします。
なお、当WEBサイトに掲載いたしました情報につきましては、原典のある場合に は必ずご自身で再度の確認をいただきますようお願いいたします。

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