USCPA試験 合格体験記｜渡邊 剛さん

渡邊 剛さん
出身大学：
①早稲田大学
②カリフォルニア大学
バークレー校経営大学院（MBA）

DATA BANK

USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは？

米国ビジネススクール留学時代、MBA取得で満足してしまいUSCPA取得を途中で諦めたことを長年悔やんでいました。60歳を過ぎ仕事に比較的余裕ができたこと、コロナで在宅時間が増えたこと、これまでの知識を総括したかったことから今回一念発起してチャレンジしました。

学習開始時の英語力・会計知識は？

会計知識：米国ビジネススクールでベーシックな会計科目を勉強した程度です。
英語知識：TOEIC ®L&R TEST 930点

TACをお選びいただいた理由は？

中小企業診断士を取得した際にもTACにお世話になりました。USCPAについてもTACを中心に他社と比較検討した上で、教材の充実度（Becker Online演習ソフトを含む）を主な理由にTACを選びました。

TACの講座でよかったところ（講師、教材、カリキュラムなど）

講師の先生方がポイントを的確に押さえた説明をされており、非常に分かりやすい講義でした。当初はテキストの多さに圧倒されましたが、結果的には合格に必要な内容がバランスよく網羅されていたと思います。Becker Online演習ソフトは試験対策には必須のツールであり、フル活用しました。

通学・通信どちらで学習されましたか？合格までの学習期間は？

Web通信講座で学習しました。2020年6月にスタートし、当初は１年間での合格を目指しましたが、途中から少し意識的にペースダウンし、1年5ヵ月で合格しました。

合格までの学習法（全般的なこと／科目別）

最初の半年間で４科目のWeb講義を全て視聴し、テキストと問題集を1回転しました。これで各科目の全体像を掴むと同時にBradley大学で出願に必要な単位を取得していきました。
その後は①FAR、②BEC、③REG、④AUDの順に各科目３ヵ月程度の間隔で集中学習し受験しました。各科目共にBecker Online演習ソフトでMC（四択問題）とSIM（シミュレーション問題）を繰り返し、そこで気になったポイント等はTACテキストの関連箇所に補記することで、理解の更なる浸透を心掛けると同時にテキストを纏めノート代わりに活用しました。
MCは全問を通しで１回、間違えた問題／マークした問題を1～2回転こなし、その後は各科目のテストレット問題数に合わせMCのRandom形式を何度も繰り返すことで正確性とスピードを鍛えるようにしました。本番試験で高得点が取れなかった反省としては、MC対策に時間を掛け過ぎSIM対策が今一歩不十分だったと思います。
BECのWCについては、IntroductionとConclusionの定型フレーズを複数パターン覚えると共に、主要論点についてポイントを箇条書きに整理しておきました。
Research問題については、諦めてその時間を他の問題に使った方がいいとの意見もありますが、Becker Online演習ソフトに含まれる動画解説で解答のコツを掴めばある程度対応は可能だと思います。

受験手続・受験時のエピソードなど

学歴審査、NTS発行手続きには時間が掛かると言われていましたが、私の場合は幸運にも全て速やかに進みました。NASBAのホームページにはコロナの影響でNTS発行まで8週間程度かかると記載されていましたが、実際に申請をしてみたら、私の場合は申請から１週間で承認がおりて驚きました。
4科目合格しても（コロナの影響で）自動的には合格通知は来ませんが、NASBAに申請（無料）することでCongratulatory LetterをＥメールで送付して貰えます。私の場合、これに加えNASBA StoreでSuccessful Candidate Letterも申請（＄25）してみましたが、Congratulatory Letterと全く同じ内容のレターが郵送されてきました。

勉強したことが仕事に役立っていることは

これまで実務で経験してきたことを理論的に体系立てて整理することが出来ました。私の場合、30歳でMBA、45歳で中小企業診断士、60歳を過ぎてUSCPAと略々15年間隔で知識の再構築をしてきましたが、これらの知識と実務で培った経験を活かし、気力・体力が続く限りまだまだ社会に貢献していきたいと思います。

これから合格を目指す方へのアドバイス

特にグローバルなビジネスで活躍したいと希望する人にはUSCPAは最適の資格だと思います。合格には近道はなく、TACの教材と講師の先生方を信じ、愚直に勉強していけば必ず合格に辿り着くはずですので、途中で諦めず初志貫徹してください。