外交官(外務省専門職)合格体験記

何事にも全力で!「メリハリ」の受験期

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K. Mさん

Profile

研修語 イタリア語
出身校 東京外国語大学 国際社会学部(在学中合格)
合格年度 2024年度
選択科目 憲法
外務省専門職の志望理由

もともと言語を学習したり、人と話をしたりすることが好きで、将来は自分の好きを活かせる仕事に就きたいと考えていました。外務省に興味を抱くようになったのは高校生の頃で、国際交流委員会の活動の一環で大使館を訪問したり、姉妹校からの留学生のサポートをしたりしたことがきっかけでした。
外務省専門職の受験を決意したのは、大学4年時のドイツ留学中です。現地の学生や各国から集まった留学生と交流するうちに、多様な文化や価値観を持ち、社会課題の解決に熱意を持つ彼らに刺激を受け、将来はそういった人たちと一緒に働きたいと思うようになりました。また、日独の言語文化交流会の企画にやりがいを感じ、より多くの人に日本について理解してもらいたい、日本のことを好きになってもらいたいと考えるようになりました。そんな私にとって、外務省の専門職はぴったりの職業でした。

TAC・Wセミナーの良いところ

私の思うTAC・Wセミナーの一押しポイントは、TAC WEB SCHOOLや「外交官を目指す人のコミュニティ」(外コミ)、担任・合格者アドバイザーの方のカウンセリングの充実度です!!私は、受験年度の3月までドイツに留学していましたが、日本で校舎に足を運べる状況になくても、前向きに勉強を継続できたのは、外コミの記事やオンラインでのサポート体制があったからだと思います。担任講師や合格者の先輩方との月に一度の面談は、自分の進度を客観視する良い機会になりましたし、そのおかげで、計画が上手くいかなかったときにもやみくもに進めることなく軌道修正をすることができました。「この学習方法で本当に良いのか」「自分は周りより遅れているのではないか」という、漠然とした不安は誰もが感じるものだと思います。校舎に通っていなくても、「自分は一人ではない」「これで大丈夫」と感じられる安心感は、TAC・Wセミナーにしかない強みなのではないでしょうか。

留学と外務省専門職試験対策の両立について

留学と外務省専門職試験両立の一番の秘訣は、「メリハリ」です!!
大学での部活動を最後までやりきることも、一年間の交換留学も、外務省専門職受験も、、、やりたいことを全て諦めきれなかった結果、私は留学をしながら受験勉強をするという選択をしました。留学中の時間の使い方として、これで良いのかと悩むこともありましたが、後悔は全くしていません。一番大切なのは限りある時間をより豊かなものにするために、優先順位や時間の使い道を常に明確にすることだと思います。
では具体的にどうするのか。「楽しむ場面は勉強のことを忘れて思い切り没頭し、勉強をするときは切り替えて全集中!!」これに尽きます。例えば私は、一週間の中で固定できる予定(大学の授業(週5コマ受けていました)や、友人との時間、課外活動の時間等)をルーティーン化することで、なんとなく過ごす時間をできる限り減らし、留学を楽しみながら勉強時間を確保していました。また、学習計画は一週間の短期スパンと一カ月の長期スパンを両方立てることで、計画通りに進められないときに柔軟性を持って軌道修正できていたように思います。
留学中だからといって必ずしも受験にマイナスとは言えない点もあります。留学先の大学の図書館で勉強をしていると、熱心に勉強している他国の学生が目に入り、気が引き締まるように感じますし、授業での議論は、やっぱり外務省で働きたい!というモチベーションの維持に直結しました。また、留学中は生活しているだけで常に他の言語に触れていることができます。特に、私はなるべく一人でなく友人と共に勉強するようにしていたため、休憩をしに一緒に外に出たり、カフェに行ったりするときにも常に英語やドイツ語に触れていました。

専門科目学習方法(暗記のコツ)

国際法や憲法(または経済)の勉強は、TAC・Wセミナーの講師の方々を信頼して、言われた通りに実践するのが合格への一番の近道だと思います!そこで私は、自分なりの暗記のコツを少しだけ紹介します。


【国際法】:インプットとアウトプットは短い時間で交互に行う
講義後にテキストをもう一度読み直すだけでは、時間だけが過ぎてなかなか内容を頭に入らないという人は多いのではないでしょうか。そこで私は、時間制限と範囲を自分で決めて、インプット→アウトプット→フィードバックを繰り返すことで、それぞれの時間で集中力を持続させることができました。


【憲法】:憲法の全体像を早めに掴む&論述カードは一気に覚えようとせず段階的に習得
論述カードの暗記を始める前に、憲法の全体像を掴み、それに応じたパターンを知っておくことが大切だと思います。そうすることで、暗記が単なる暗記に留まらず、問題を読む→何が聞かれているか理解→どのパターンで回答するか選択→該当の論述カードを頭から引っ張り出す!というような流れに繋がりやすいからです。また、論述カードの暗記は、暗記ペンでキーワードを隠す→すらすら言えるまで音読を繰り返し、隠すキーワードを段階的に増やしていくことで暗記していました。

最後に:これから試験を迎える皆さんへ

どうか息抜きを忘れないようにしてください。大切なのは「メリハリ」であり、自分の使える時間をいかに密度の濃いものにするかどうかです。私も実際、留学中の10月や2月にも旅行に行きましたし、帰国後の試験直前期であっても友人とご飯に行っていました。普段頑張っている皆さんの息抜きの時間は、決して怠けている時間ではないと思います。息抜きの時間もその後の活力になるし、ちゃんと前に進んでいます!だから、休憩する自分もぜひ肯定してあげてください(*´ω`)

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