外交官(外務省専門職)合格体験記
最後まで信じぬく!
渡邊 理恵さん
Profile
研修語 | 中国語 |
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出身校 | 創価大学 国際教養学部(在学中合格) |
合格年度 | 2024年度 |
選択科目 | 経済学 |
- 外務省専門職の志望理由:平和に貢献したい
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高校生の時から地球規模課題に関心があり、平和に直接関わる仕事がしたいと考えていました。大学では核廃絶について関心をもち、被爆者の方のオンライン証言会や署名活動を行いました。そして、将来、政策決定に近い場所で核軍縮の難しさと向き合いながらも、希望をもって核廃絶のために働きたいと思うようになりました。またロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにし、平和を考える中で外交の重要性を強く感じました。対話の重要性を強く感じる中で、外交官の方々が「外交は人と人の信頼関係」と口々に言われるのを聞き、外交を通して平和に貢献したいと思い、受験を決めました。充実した研修制度も決め手の一つです。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:驚異の合格者占有率
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大学の先輩からTAC・Wセミナーをすすめてもらい、TAC・Wセミナーの存在を知りました。合格者占有率の高さを見て、迷わず入会を決めました。短期集中型の学習が苦手であるため、少しずつ学習を積み重ねようと思い、留学中の2023年3月に入会し、留学先で試験勉強を開始しました。同年8月に帰国後、実家でWeb講義を受講しました。Web受講では、分からない部分を巻き戻して確認したり、倍速で見返して復習したり、歩きながら講義を反復受講することができ、とても良かったです。国際法は全くの初学だったので、はじめは何も分かりませんでしたが、とにかく講師のアドバイスを信じ、一つひとつ目の前の課題をこなしていきました。限られた時間の中で、専門科目を一定のレベルまで身に着けることは大変ですが、TAC・Wセミナーの精練されたテキストと講義のおかげで試験に必要なレベルに達することができました。また論文答練や総合模試がペースメーカーになり計画的に学習することができました。国際法は2月から始まる論文答練で全範囲を1周し、論文答練後は合格者アドバイザーの去年のスケジュールを参考に2周しました。基礎能力試験の時事問題は直前期に配られたテキストと講義の予想問題が的中し、基礎能力を得点源にすることができました。
- 私の勉強法:暗記一筋
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私は文章を書くことに対して強い苦手意識があり、1500字もの答案を書く自分が想像できませんでした。暗記は比較的得意であったため、徹底して覚えることにしました。国際法は、答案化した解答に色を付け目で覚え、また作成した解答を録音し耳で覚えるようにし、ひたすら覚えました。食事中や移動中に目で、耳で、唱えて覚えるを繰り返しました。経済学に関しても、基本の構造や仕組みを理解したうえで、典型的な解答の型を覚え、論文マスターの解答を覚えるという方式で取り組みました。かなり力ずくなやり方に感じられるかもしれませんし、暗記では意味がないと思われるかもしれません。振り返ってみて、かなり強行突破だったのではと感じますが、私にとっては時間が限られていた中で最適の学習方法でした。周りの学習方法を参考にしながらもそれを正解だと決めつけず、自分なりのやり方を探してみることをお勧めします。
- 励ましのコミュニティー☆
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合格体験記や外交官を目指す人のコミュニティを毎日読み、自身を鼓舞していました。過去数年間分の外交官を目指す人のコミュニティを読破した自信があります。合格者アドバイザーのスケジュールをほぼ真似してペースメーカーにしたり学習法を参考にしたりしました。受験を決めたときから途中で諦めるという選択肢はありませんでしたが、それでもどれだけ勉強してもゴールが見えない焦りや、自分の実力に不安を感じてしまうことがありました。そのような時に外交官を目指す人のコミュニティを読み、過去の合格者の方々も、同じように不安と向き合いながら挑戦したことを知り、頑張ることができました。また、TAC・Wセミナーで出会った友人たちの存在は大きかったです。平和への熱い思いとそのために努力する姿勢を見て、一緒に外務省で働きたいという思いが強くなりました。
- 最後まで自分の可能性を信じ切る!
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私を最後まで後押ししてくれたのは、経済的支援をしてくれ何より最後まで信じ抜いてくれた両親への感謝、自分ごとのように本気で応援し信じてくれた友人や先生方の存在、そして絶対に外交官になり平和のために貢献するという決意でした。私が大切にしている言葉に「強き決意の一念で勝負は決まる」という言葉があります。文章を書くことが苦手で集中力のない私が、絶対に外務省で働く!という想いで挑戦し抜き、合格をいただくことができました。
タゴールの言葉に「可能は不可能にたずねる、“君の住居はどこですか?”“無気力者の夢の中です。”という答えであった。」という言葉があります。受験期間中に何度も思い起こされた言葉です。また入省後、厳しい国際情勢の中にあっても、常に希望を抱き人間を信じ抜く外交官でありたいと思います。絶対に合格する!と決め切って、最後まで自分を信じ抜いてください!応援しています!
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