外交官(外務省専門職)合格体験記
語学に対する思いを胸に
坂田 凜子さん
Profile
研修語 | フランス語 |
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出身校 | 上智大学 外国語学部(在学中合格) |
合格年度 | 2024年度 |
選択科目 | 経済学 |
- 外務省専門職の志望理由:語学に対する思い
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私の外務省専門職との最初の出会いは高校生の時でした。当時通っていた塾の先生からこの仕事をすすめてもらった時、自分の大好きな語学を使って仕事のできる、なんて魅力的な仕事なんだろうと感じたことを覚えています。それ以来、一貫して目指し続け、最終的には大学時代の駐日カメルーン大使館でのインターンシップを通じ、改めて日本人の外交官として日本のため、そして日本とアフリカの関係が更に深いものになるよう貢献したいと強く思い、受験を決めました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:初学でも論文形式に十分対応できる
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外務省専門職を目指すにあたって一番不安だったのは専門科目でした。大学で全く学んだことがなかったため、自力で合格レベルまで達するのはほぼ不可能だと思い、国際法そして経済学において、合格までのカリキュラムがしっかりと組まれているTAC・Wセミナーに入ろうと決めました。また、例年、合格者の多くがTAC・Wセミナー生であると伺い、実際、受験するにあたり多くの受講生と切磋琢磨し、助け合いながら学習できたことは私にとって非常に大きな財産となりました。同じ志を持った仲間とともに合格を目指すことができる点がTAC・Wセミナーの一番の強みだと思います。
- 留学は必須?:海外経験がなくても大丈夫
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皆さんの外務省で働かれている方のイメージは海外経験豊富で留学で何か国も訪れたことがあり、語学が堪能!といったものだと思います。私も実際、受験するにあたって同様のイメージを持っており、この点が非常に不安でした。しかし、これまでの人生、留学どころか海外旅行にも行ったことがなく、海外経験ゼロの私でも最終合格をいただくことができました。外専受験を通して感じたことは、大切なのはどれだけ海外に行ったことがあるかではなく、自分が外交官を目指した原体験だということです。自分が外交官として日本のために働きたい、という熱意を志望動機とともに面接官に伝えることができれば必ず合格への道は開けるはずです。外務省は多様な人材を求めているので、海外経験がないことをマイナスに捉えず、もし少しでもこの仕事に興味があるのならば、ぜひTAC・Wセミナーに足を運んでみてください!必ず講師陣、スタッフ、そして合格者アドバイザーが親身になって相談に乗ってくれます。
- 経済学:迷っていたらぜひ選択してください
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専門科目には憲法と経済学とあり、多くの受験生がどちらか一方に絞って学習するのですが、約9割の方が憲法受験です。経済学というと計算が多いイメージがあり、どちらかというと文系の方が多く受験する外務省専門職試験においては数字への苦手意識から敬遠されています。しかし、近年、憲法と比較して易化傾向にあると言われており、本試験において経済学に計算はほとんどなく、論理立てて説明することが求められていると思います。憲法に比べ暗記量が圧倒的に少なく、国際法が必須であることを考慮すると、スロースターターの方等におすすめです。経済選択者は毎年減少しているため、講義後に質問するなど手厚いサポートが受けられることに加えて、経済選択だからこそ経済外交を強みに2次試験を戦うことができるという利点もあります。
- 私の英語学習法:千里の道も一歩から
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外専で英語受験をするにあたって一番大変な点は限られた時間で膨大な量の英文を翻訳することだと思います。また、外交の専門用語を覚える必要があり、一朝一夕に身につくものではありません。私の場合、まず外務省が推奨しているIELTSもしくはTOEFLのスコアの取得を目指して学習する中で、自分自身の語学力を向上させてきました。留学等の海外経験がない場合でもスコアを取得することで外務省への熱意を示すことにつながると思います。取得後は外交青書の英語版と日本語版を読み、知らない単語を単語帳としてまとめ、試験までに訳せない単語は無いという状態までもっていきました。論文答練期には過去問を時間内に解ききることを目標にし、何度も練習を重ねることで徐々にコツをつかむことができました。
- 私のTAC・Wセミナー活用法:教室で受講する良さについて
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TAC・Wセミナーは外務専門職講座において、教室+Web、Web通信、そしてビデオブース+Webの3形態を開講しているのですが、その中でも実際に専門科目の講義が実施されている新宿校または早稲田校に足を運んで講義を受けることをおすすめします。地方や校舎から自宅が離れている方は難しく、毎回通うのは時に億劫に感じることもありますが、その利点は大いにあると考えます。まず、モチベーションの維持につながるという点です。多くの同じ目標を持ったTAC・Wセミナー生と同じ講義を受けることは非常に刺激になりますし、そこで受験仲間を見つけることができれば、一緒に不安な点を共有することで精神的にも安定します。また、各講義終了後、その講義で疑問に思った点をその場で経験豊富な講師陣に質問し解決することで、理解を深めることにつながり、確実に知識を定着させることができます。
- 理想の外交像:小さな繋がりを大切に
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駐日カメルーン大使館でのインターンシップの際に、外交官の方々や職員の方々が国家間レベルのみならず日本の地方自治体と何十年にわたって繋がりを持ち、それを絶やさないよう外交努力を日々重ねられている姿を見る機会がありました。この経験から、外交官として働く中で今後、数多くの人々と会うことになると思うのですが、一人一人の方との縁を大切にし、日本の国益のため、そして世界の平和と安定のために精一杯働きたいと考えています。
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