外交官(外務省専門職)合格体験記
Believe in your potential
安江 貴明さん
Profile
研修語 |
英語 |
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出身校 | アメリカ創価大学 リベラルアーツ学部(卒業) |
合格年度 | 2024年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 外務省専門職の志望理由
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幼い頃から、外交官として日々奔走する父と、外交官ではないものの、もしかしたら父よりも現地の人々と深く繋がっている母の姿をみて、漠然と外交という仕事に関心を抱きました。特に、ひときわ優しかった父と、気さくで明るい母が、外務省の関係で引っ越しをするとなった時には、現地の人々に、泣いて惜しまれたほどでした。そんな様子を偶然目撃した若かりし自分は、秘かに外交官に憧れたのだと思います。私が外務省専門職を志望した理由は、ひとつに、父と母のような人々を繋げる外交官になりたいと考えたこと。ふたつめに、国家レベルでしかなしえない、あるいは解決しえない事柄―それが条約の文言交渉であれ、紛争停止に向けた外交交渉であれ―なんらかの形で、国家間の平和と安定のために貢献できる人材になりたかったからです。激動・混迷する時代の中で、国家益、そして世界益に繋がる仕事がしたく、自分なりにこの世界に貢献できる専門性を模索し、磨くため、外務省専門職を志望しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:長年の経験と実績
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多くの先輩方から、TAC・Wセミナーを信じていけば大丈夫と言われたのが大きな理由の一つです。その根拠としての実績も、井能講師をはじめとした講師陣の長年の経験に裏打ちされているかと思われます。体系化された学習メソッドは効率的かつ高品質なのはもちろんのこと、サポートの面でも充実していると思います。TAC・Wセミナーの良いところは、担任カウンセリングなどで、受講生それぞれの進捗状況、苦手科目を丁寧に評価し、的確なアドバイス(合格までの道標)をくれることでしょう。自分に合った学習法、学習スピードは人それぞれ違いますし、人一倍取り組まなければならない苦手科目も人それぞれです。一人一人の受講生の学習を、主体性を尊重しながらも、丁寧にサポートしてくださるので安心です。(事実、勉強をしてこない、こんな不甲斐ない自分を、どんな時でも諦めずに励まし続けてくださった井能講師には心より感謝しています。ありがとうございました。)
- 受験は情報戦:TAC・Wセミナーを使い切っていこう!
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本来であれば、時間が許す限り、すべての受験科目を満遍なくこなすのが最善でしょう。しかし、私のように、諸事情によりスタートするのが遅くなる人も中にはいるかと思います。時間がない中で、外務省専門職試験に合格するためには、何よりも相手を知ることが不可欠であり、どの科目が重要視されており、どのような傾向にあるのかをしっかりと把握することが重要です。試験の分析を自分でやっていては時間がありませんし、何より不十分に終わってしまうでしょう。TAC・Wセミナーの良いところは、一次・二次試験ともに、各科目の押さえておくべき論点、出題の傾向性と重要度、形式、出題者の専門分野等をしっかりと分析し、その情報を受験生に提供してくれるところです。TAC・Wセミナーの情報を武器とし、苦手科目を重点的に、緩急をつけながら学習することができるため、試験攻略に非常に有用です。また、他の受講生との交流を通して、一緒に戦っていける仲間ができ、切磋琢磨し合えるのも、受験生の多くの割合を占めるTAC・Wセミナーならではの強みだと思います。
- ニートのモノローグ:受験期の独白です(読まなくていいです)。
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私は既卒で、かつ併願をせず、外務省専門職試験一本を受験しました。2023年6月に本帰国をし、7月からTAC・Wセミナーに通い始め、初学の国際法・憲法に苦心しながらも、最初は楽しく学習していました。ところが、8月に入って中弛みし、学習時間が少なくなり、9月にはほとんど勉強のモチベを維持することが難しくなっていきました。10月には、バイトが忙しくなり、またガザでの悲惨なニュースに心を痛め、勉強どころではなくなっていきました。そのまま11月、12月と、1ヶ月の総学習時間は20時間を下回り、心身ともに体調を崩しがちになりました。周りの受験生は毎日10時間以上勉強し、自分よりも遥かに努力していることに、劣等感と焦りばかり募っていきましたが、状況が好転することはありませんでした。
ベッドに横たわり、天井を見ながら過ごす日々。私の周りの同期は既に社会人として働いていたり、大学院に進学したり、何かしらで自分の人生の章を進めている。私1人だけが、前に進めず、置いていかれている。そんな寂しさと焦燥感に駆られながらも、何もできない、努力できない自分に失望していました。
そのまま年も明け、受験を諦めかけそうになっていた時、1月のTAC・Wセミナーの担任カウンセリングで、担当の井能講師に(優しく)叱咤激励され、今一度頑張ってみようと決心しました。TAC・Wセミナーにも通わず、情報を全く受け取っていなかった当時の自分は、論文答練(専門科目の模擬演習)という言葉を初めて耳にし、「論文答練ってなんですか?」と、論文答練が始まる2週間前に井能講師に聞いていました。それからは、急ピッチで論文マスターの講義を聞き、答案作成をし、論文答練の度に、その範囲を最初から勉強していました。
その後も紆余曲折があり、本腰を入れて学習に取り組めたのは試験3週間前の5月に入ってからでした。しかし、どんなに絶望的な状況であろうとも、絶対に打破して見せるとの強い気概で、執拗なまでに自身の弱点を見直し、自分なりに最大限努力すれば、合格は勝ち取れると思います。大切なのは、まず勝つ!との一念であり、負けない心であると思います。これから受験される皆様におかれましては、周りがどうであれ、自分らしく挑戦し、合格を勝ち取ってほしいと思います!応援しています!
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