国家総合職 合格体験記
素直に自分のこれまでとこれからを見つめて伝えること
北 圭佑さん
プロフィール
内定省庁 | デジタル庁 |
---|---|
出身校 | 横浜国立大学 経済学部 |
コース | 経済本科生 |
受験区分 | 大卒程度 経済区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
-
とにかく多くの人に貢献したい
私は、些細なことであっても誰かの為に尽くすことに大きな喜びを感じる性格でした。それに加えて地方公務員である祖父の勧めもあり、公共の利益のために働く公務員という仕事に漠然と興味がありました。ゼミ活動や日頃のニュースに目を通す中で、昨今の労働人口の減少から、特に過疎地域の自治体で職員一人当たりに求められる専門知識の量や業務量が増え、自治体が本来打ちたい政策を打つことができない状況があること。そして世間の情勢は変化し続けているにもかかわらず、批判や新たな問題の発生を恐れ、過去の成功例を踏襲し続ける行政の無謬性に懸念を抱きました。そこで私は行政官として、行政の実行力を高めるべく、物理的障壁を除去するデジタル分野を軸にした政策立案を行い、行政の業務効率を改善し間接的にも国民の方々に貢献したいと考え国家総合職を目指すことに決めました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
-
ゼロから官庁訪問まで手厚いサポート
テキストや講義も初学者でもわかりやすく丁寧で充実しているだけでなく、模擬人事院面接、カウンセリングなど学習面以外でのサポートも充実していました。ホームルーム(HR)で直近の内定者の話を聞き相談ができること、面接や官庁訪問の体験記など最新の情報が豊富に蓄積されていることがTACの魅力の一つといえます。また官庁訪問自主ゼミで仲間ができたことで志望省庁に関する情報共有もでき、官庁訪問に対する不安が軽減され、周りの支えもあったことで内々定を獲得できました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
-
最適化された丁寧な指導
経済区分の講師の方々は、経済区分特有の「科目同士のつながり」を意識した授業展開をしてくださるので、一度に複数の科目を学習でき、学習効率が高まりました。必須解答科目の一つである統計学・計量経済学が初学でしたが、こちらの講義も非常に丁寧で分かりやすく、得意科目にでき、満点を取りました。大学のゼミやバイト等に追われ、僕のスケジュールは年始から本格的に学習を始めるほどかなりギリギリでしたが、講義を見て問題集に取り組めば十分に各科目習得できました。横浜校に所属していたのですが、こちらの校舎はビルの高層階にあるので都会の街並みを眺めることが好きな方には最適な場所だと思います。
- 省庁のインターンについて
-
繋がり構築の絶好の機会
僕は省庁のインターンに参加していませんでした。そのため省庁の印象を掴むのに時間がかかり、漠然とインターンに参加しなかったことに対する不安が残っていました。結果的にインターンに参加しなくても内定を頂けたので内定獲得のために参加は必須というわけではなさそうです。参加するか迷っている方は、自分が働くことになったときのイメージの構築、そして志望者同士の繋がりもでき、志望省庁選びの材料にもなるので時間があればぜひ参加してみてください。
- 面接・官庁訪問対策
-
日々の積み重ね、周囲の支えが大きな力に
ESは同じ国総志望者や内定者の先輩、民間志望の友人など周囲の人に頼んで、違和感を指摘してもらい修正を繰り返しました。人事院面接はESに基づいた大量の想定問答集の作成とTACの人事院模擬面接を何度も利用し鋭く指摘してもらいました。模擬面接は本番を的確に想定したものだったので、事前に準備をしっかりでき、落ち着いて自分の考えや持っている知識を話すことができたように思います。官庁訪問は積極的に説明会や座談会にたくさん参加すること、世間の情勢についてアンテナを張るなど知識のインプットは特に重要でした。それだけなく、TACで出逢った仲間と議論を交わすなど、アウトプットも行うことで志望省庁に対する考えを整理でき、自分の主張を伝える練習もしていました。官庁訪問は未知の要素が強いので仲間とお互いを高めつつ労ってもらうことも大事だったように思います。
- これから受験する人へアドバイス
-
自分に素直になること
自分が今まで、何をどんな目的でどのようにして行なって、結果として何が得られたのかを恥ずかしがらずに言語化して誰かにわかりやすく伝えられるようにすることは内定獲得のカギだと思います。もちろん試験の勉強や政策、時事に関して豊富な知識を持つことは非常に大事です。しかし、その知識を闇雲にひけらかすのではなく、自分が実際に国家公務員の一人として働くとして、自分の過去の経験も可能な限り踏まえつつ、どのようにしてその政策や社会の諸課題に関われるか、なぜ関わりたいのかを伝えられることも内定を獲得するために必要だと感じます。それができるようになるために必要なことは、とにかく自分に素直でいることだと思います。職員の方の話や政策、社会課題について、他人の評価軸ではなく自分の評価軸で考えることが非常に大切です。これから受験する皆さんには説明会等に参加する権利があり、現役で活躍される方々の話を直接聞いたり、自分の意見をぶつけたりすることができるのは今しかない貴重な機会なので、ぜひその機会をものにして就活はもちろん、人生の糧にできることを願っています。頑張ってください!
公務員試験 国家総合職 デジタルパンフレットを閲覧する
2023年度合格体験記
- 外務省 教養区分 井上 舞香さん
- 外務省 教養区分 武田 まゆさん
- 外務省 政治・国際区分 水上 綾子さん
- 外務省 政治・国際区分 吉田 統磨さん
- 外務省 政治・国際区分 西村 希望さん
- 外務省 政治・国際区分 佐藤 翔一郎さん
- 外務省 政治・国際区分 T.Mさん
- 総務省 教養区分 長野 幸樹さん
- 総務省 法律区分 白鳥 祐唯さん
- 総務省 経済区分 K.Sさん
- 農林水産省 教養区分 髙田 萌奈さん
- 農林水産省 政治・国際区分 髙山 実女さん
- 厚生労働省 教養区分 M.Aさん
- 厚生労働省 院卒 化学・生物・薬学区分 大地 勝利さん
- 内閣府 政治・国際区分 利根川 繭子さん
- 内閣府 法律区分 S.Mさん
- デジタル庁 教養区分 藤原 萌々子さん
- デジタル庁 経済区分 北 圭佑さん
- 経済産業省 政治・国際区分 佐藤 拓海さん
- 国土交通省 院卒 行政区分 荒木 優太さん
- 文部科学省 政治・国際区分 長島 光紀さん