国家総合職 合格体験記
初志貫徹
髙田 萌奈さん
プロフィール
内定省庁 | 農林水産省 |
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出身校 | 東京外国語大学 言語文化学部 |
コース | 1.5年法律本科生 |
受験区分 | 大卒程度 教養区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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「豊かさ」を実感できる社会のために
就職活動を通じて、より多くの人に「豊かさ」を提供できる仕事に就きたいという思いが強くなりました。中でも、長期的な視点をもって国民の「豊かさ」を追求できる国家公務員という職業に興味を持ちました。 国家総合職を目指した決め手は、農林水産省の説明会に参加した際、人口減少や地方の過疎化をはじめとする深刻な課題に直面している状況から、このままだと日本の魅力ある食環境が維持できなくなるのではないかと危機感を抱いたことです。毎日の生活のなかで「豊かさ」を実感できる手段でもある食環境を守ることは特に重要だと考え、また、省が掲げるビジョン・ステートメントに共感し、農林水産省で、国家総合職として働きたいと強く思いました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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試験・官庁訪問は情報戦
当初、公務員試験に関する情報をあまり持っていなかったため、情報が豊富に手に入る予備校を探していました。その点、TAC・Wセミナーは実績が高く、相当量の情報が蓄積されているのではないかと思い、入学することに決めました。実際に、試験対策も官庁訪問対策も非常に充実しており、最終合格や内々定獲得の大きな助けになったと感じています。特に、教養区分の2次対策については、本番に近い形式で質の高い練習を行う機会を多く設けていただいたり、過去の事例から気を付けるべきポイントを的確に教えていただけたりしたことで、短期間で効率的に対策を講じつつ、自信を持って本番に臨むことができました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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講師カウンセリング
講師の方々によるカウンセリングでは、「今、何をすべきか」といった漠然とした悩みから具体的な試験対策まで、何でも相談することができます。私は、最終合格から官庁訪問までの期間、自分の行っている対策を改めて見直す機会として、担任カウンセリング制度を何回も利用させていただきました。
- 教養試験対策
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時期ごと・科目ごとに計画を
基礎能力試験を大きく分けると、知能分野(文章理解・数的処理)と知識分野(自然科学・人文科学・社会科学)の2種類です。この試験のコツは、自分の得意不得意を見極めながら、時期ごとに科目ごとの優先順位を立てることだと思います。私の場合は、反復練習が必要な知能分野の対策を半年ほど前から、暗記科目の多い知識分野の対策を2ヶ月ほど前から行いました。 知能分野:【数的処理】講義を一通り終えた後に、TAC・Wセミナーの問題集を2周解きました。1周目は丁寧に解答と照らし合わせながら、2周目はスピードを意識して解いていました。講義・問題集ともにとても分かりやすく、効率良く解答パターンを身につけることができました。【文章理解】問題集を3周解きました。比較的易しい文章理解をできるだけ速く解き、時間のかかる数的処理に可能な限り時間を使いたいと考えていました。そのため、タイマーを用いて自分を追い込み、焦っている中でも正確に文章を読めるよう練習しました。知識分野:【人文科学】高校時に履修していたので、メインで復習しました。倍速で講義を見た後、問題集を使って出題のされ方を確認しました。【社会科学】問題集を一通り解き、頻出問題の確認を行いました。【自然科学】過去問だけ解き、興味のある部分だけ解説を読みながら暗記しました。
- 企画提案試験対策
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模擬体験が本番の自信に
企画提案試験は、自分一人だけで対策するには難易度の高い試験だと思います。私自身、本対策を行っている中で、TAC・Wセミナーに入っていて良かったと感じる場面が多くありました。特に、内定者アドバイザーや講師の方が試験官役になってくださり、本番に近い形式でプレゼンや質疑応答の練習を何度も行うことができた点は、本番の自信に直結しました。試験当日を想定して、頻出の質問に加え、あえて回答の難しい質問もいくつか投げてくださったことで、準備していない質問に対しても矛盾なく返答する力が身に付いたと思います。本番も、想定外の難しい質問を2点ほどされましたが、模擬試験での学びを活かして回答することで、その場を切り抜けることができました。
- これから受験する人へアドバイス
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確固たる意志で乗り切ろう!
確固たる意志を持つことが、試験や官庁訪問を乗り切る原動力になると思います。そこでおすすめしたいのが、熱意の言語化です。「どんな社会を理想としているのか」「実現にあたっての課題はなにか」「国家総合職として何ができるのか」などなど、自分が国家総合職を目指している理由を明瞭にしておくことで、いつ何時でも強い意志を保つことができるはずです。私自身、内々定までの道のりは長いように感じていましたが、振り返ってみると、自分自身と向き合いつつ、国の果たすべき役割などを改めて考え直すことができた有意義な時間であったと自負しています。ぜひ皆様にも、実りのある就職活動を行なっていただきたいと思っています。応援しています!