国家総合職 合格体験記

人に支えられ、人のために働く

利根川 繭子さん

プロフィール

内定省庁 内閣府
出身校 早稲田大学 文化構想学部
コース 2年政治・国際本科生
受験区分 大卒程度 政治・国際区分
国家総合職を目指した理由・キッカケ

一人一人の国民に寄り添う、大きな仕事

 昔から、「人のためになる、人に喜ばれるような仕事をしたい」という思いがありました。大学1年次に過疎地域の地域課題について考えるワークショップに参加した際に現地の市役所の方から「過疎問題の解決には、似たような他の過疎地域をどう差をつけるかだ」というお話を聞き、現状のままでは地方の課題は根本から解決することはないのではないかと考えました。地域の喫緊の課題に対して国という目線から解決に取り組むことが有用なのではないかと考え、国家公務員を考えるようになりました。また、コロナ禍で大学時代に海外で学ぶ経験ができなかったので、社会人になってからそのような場所での学びの機会を得たいと考えています。さらに、日本の抱える課題を理解し、方策を検討するためには、様々な観点が必要と考えたため、国家総合職を志望しました。
TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ

友人・講師との出会い

 オンライン授業と対面授業のどちらも活用できることが良いと感じました。国総志望者が多い学部ではなかったので、対面授業に行くことが情報収集や、試験前の不安な気持ちを言い合え、安心材料になりました。自主ゼミ中にできた友人とは、官庁訪問を通じて非常に刺激を受け、また支え合えたと思います。また、手厚いカウンセリングや様々な先生に面接練習や訪問カードの添削をお願いできたことも合格に必要不可欠であったと感じます。
所属校舎または講師のおすすめポイント

親身でプロフェッショナルな講師・スタッフの方々

早稲田校の担任講師の手厚いカウンセリングなどはもちろんのこと、スタッフの方の声掛けも非常にありがたかったです。カウンセリングでは勉強計画だけでなく、日本の今後についてなど、今後国家総合職として働く上で常に考えておくべきであろう話題についてもお話しすることができ、改めて自分の中で公務員への志望度を上げるきっかけとなりました。また、私は新宿校も時々利用しており、訪問カードを多くの方に見ていただくのは非常に有用であったと感じます。特に添削では、伝わりづらいポイントや文章から与える印象などを率直に伝えていただけたため、文章のクオリティを上げることができたと感じます。 
効率的学習法

自分の現状にあった戦略的学習

 大学の専攻が試験科目とほとんど無関係な場合、試験に特化した勉強をする必要があると感じます。私は問題演習をメインで進め、疑問点を教科書や講義で解消していくようにしました。公務員試験は科目数が多いので、全てに同じコストをかけていると間に合わなくなります。自分の得意不得意を把握し、各科目ごとの目標点を設定していると良いと思います。勉強計画についてはカウンセリングで予定を立てるのが有用だと思いますが、必ずしもその通りに行かない時もあるかと思います。その場合でも、諦めずできることを極力やって、次のカウンセリングに行くようにしましょう。
併願対策

納得できる選択を

 私は国家公務員総合職以外に併願をしていなかったのですが、全く何もしていなかったのではなく、民間や他の試験種も説明会などに出席して検討した上で、一つに絞りました。自分の中で大事なことはなんなのか、そのためにはどの進路が最善なのか、常に自問自答すると試験期間などに辛くなっても乗り切れるのではないかと思います。ちなみに併願なしは不安ですが、なぜ併願をしていないのかをきちんと話せれば、熱意が伝わりやすいです。
面接・官庁訪問対策

一言一句に至るまでこだわり尽くして熱意を届ける

 訪問カードや面接カードと実際の面接では伝わる情報量が異なるので、「話したいことを質問してもらえる」文章を作ることを心がけました。例えば、言いたい部分に関する記述をわざと少し抽象的に書くなどをしました。利用できる面接練習に全て参加し、使う言葉や表現を取捨選択していきました。また、文章に対して自問自答を繰り返し、いくら深掘りされても問題がないように対策をしました、本番は、「職員さんに熱意を伝えたい、自分の関心のある分野についてプロにお話を聞けて嬉しい!」というメンタルで臨むとあまり緊張せずに行けるかと思います。
これから受験する人へアドバイス

積極的な情報収集

 私の国家公務員就活を振り返ると反省点が多く、失敗も数多くしました。自分では受かったのは奇跡のようにも思うのですが、しかしちゃんと思い返してみるとTACのスタッフさんや講師陣、家族や友人の手厚いサポートがあったからこそ、ギリギリ準備が間に合ったのだと思います。これから受験に臨む人には、情報を積極的に取りに行く姿勢が重要だと伝えたいです。勉強も重要ですが、余力があればTACのイベントやカウンセリングを利用し、同じ志望者などと会話をしてください。長い国総受験は1人ではなかなかしんどいです。情報収集や気持ちの安定、そして改めてなぜ国総なのかという気持ちの確認は重要だと思います。そしてこれは私もなのですが、支えてくれた人、応援してくれた人に感謝の気持ちを忘れずに!

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