データベーススペシャリスト試験とは?難易度や合格率、勉強方法を解説

データベーススペシャリスト試験とは?難易度や合格率、勉強方法を解説

データベーススペシャリスト試験(DB)は、情報処理技術者試験のひとつであり、難易度の高いIT系国家資格です。

今回は、データベーススペシャリスト試験の試験概要のほか、試験の難易度や合格率、出題内容、受験対策などを解説します。高度IT系人材としてキャリアアップしたい方は、ぜひ参考にしてください。

データベーススペシャリスト試験の難易度が高い理由

データベーススペシャリスト試験の難易度が高い理由

データベーススペシャリスト試験は難易度が高く、情報処理技術者試験の中でも「高度試験」にあたります。情報処理技術者試験とは、IT人材育成を目的としてIPAが主催する試験で、情報処理技術者としてどれほどのレベルであるかを認定する国家資格です。

はじめに、データベーススペシャリスト試験の難易度が高い理由を具体的に確認しましょう。

合格率は14%~18%

データベーススペシャリスト試験の合格率は高くありません。過去5年間の合格率はおよそ14%~18%で推移していて、難易度の高い試験であることがわかります。

近年の合格率は、以下のとおりです。

・2019年度……14.4%
・2020年度……15.8%
・2021年度……17.1%
・2022年度……17.6%
・2023年度……18.5%

実際にデータベーススペシャリスト試験は、共通キャリア・スキルフレームワークレベル4に位置しています。共通キャリア・スキルフレームワークとは、高度IT人材の育成・評価などを目的とした枠組です。これにより、新たな職種で求められるスキル・知識のレベルなどがわかりやすくなります。

共通キャリア・スキルフレームワークレベル4は、12区分ある情報処理技術者試験の中でももっとも難しい試験です。

1日に4つの試験を受ける必要がある

データベーススペシャリスト試験は、1日に4つの試験を受ける必要があることも、合格までの難易度を高めています。

試験日のスケジュールは、以下のとおりです。

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 9:30~10:20(50分) 10:50~11:30(40分) 12:30~14:00(90分) 14:30~16:30(120分)

このように、長い時間試験を受ける必要があります。午後には長文解読の試験があり、知識とともに体力、気力が必要です。

データベーススペシャリスト試験の概要

データベーススペシャリスト試験の概要

データベーススペシャリスト試験の出題形式や合格ラインの点数なども確認しましょう。

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題形式 多肢選択式
(四肢択一)
多肢選択式
(四肢択一)
記述式 記述式
出題数 30問 25問 3問
(解答数2問)
2問
(解答数1問)
合格基準点 60/100点 60/100点 60/100点 60/100点

各試験の合格ラインは、100点満点中60点以上です。また、応用情報技術者資格を保有している方は、合格から2年間午前Ⅰ試験が免除されます。午前Ⅰ試験が免除可能な点は、他の高度試験も同様です。

データベーススペシャリスト試験の出題内容

データベーススペシャリスト試験の出題内容

それでは、データベーススペシャリスト試験の出題内容を確認しましょう。

先述のとおり、データベーススペシャリスト試験では午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの4つの試験に合格する必要があります。4つの試験で具体的にどのような問題が出題されるのか、確認しておきましょう。

【午前Ⅰ】応用情報技術者試験の範囲から出題

先述のとおり、データベーススペシャリスト試験は情報処理技術者試験においては最高ランクである共通キャリア・スキルフレームワークレベル4に位置付けられている試験です。しかし、午前Ⅰの試験はレベル3に位置付けられている応用情報技術者試験の午前問題から出題されます。

午前Ⅰの試験では、「情報と経営」「システム監査」といった、企業におけるIT技術の活用や運用、情報処理に関する法律などの知識が問われます。出題構成は「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」で、半数ほどは「テクノロジ系」の出題がある傾向です。

基礎知識がメインであり、4つの試験の中では比較的対策しやすいといえます。

【午前Ⅱ】データベース関連の問題が中心

午前Ⅱは、午前Ⅰよりさらに高度な内容となり、専門知識が問われます。

午前Ⅱの試験の出題範囲は、「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「データベース」「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」の6分野です。このうち、主にデータベース関連の問題が出題されるのが特徴です。

また、データベース以外の分野の基礎的な知識や実装技術も問われます。近年の傾向では、データベース分野の割合が7割ほど出題されています。

【午後Ⅰ・午後Ⅱ】データベースの運用保守に関する記述試験

午後からは記述方式になり、長文を読み解く力と解答を端的に導き出す力が必要です。特に午後Ⅱ試験は、10ページ以上の長文読解の問題が出題されるため、読解力と要点を絞った文章を書く能力が大切だといえるでしょう。

午後Ⅰ・午後Ⅱ試験は、以下の範囲から出題されます。

・データベースシステムの企画・要件定義・開発
・データベースシステムの運用・保守
・データベース技術

内容が複雑で、4つの試験の中で特に難易度が高い試験です。スムーズに解答できるように、しっかりと対策をしておくようにしましょう。

データベーススペシャリスト試験の合格に向けた勉強方法

データベーススペシャリスト試験の合格に向けた勉強方法

難易度の高いデータベーススペシャリスト試験に合格するためには、どのように対策すると良いのかを理解したうえで効率的に勉強を進めることが大切です。

合格に向けたおすすめの勉強方法は、「受験までの学習計画を立てること」「過去問を活用すること」「受験指導校をうまく利用すること」です。これらの勉強方法を具体的に確認しましょう。

受験までの学習計画を立てる

データベーススペシャリスト試験は出題範囲が広く、実務経験が豊富なエンジニアでも一定の学習時間が必要です。また、実務的なスキルをしっかりと理解していないと解答できないような問題も出題されます。

合格のために必要な学習時間は、その人の経験やスキルなどによって異なるものです。受験までの学習計画をうまく立てていないと、年1回しかない試験に間に合わない可能性があるでしょう。

特に、仕事と並行して学習する場合には、年1回の試験に向けて綿密な学習スケジュールを立てる必要があります。

過去問を活用する

データベーススペシャリスト試験の合格をつかむためには、過去問を活用することも大切です。過去問を繰り返し解くことで問題のパターンが把握でき、時間配分の感覚が身に付きます。

データベーススペシャリスト試験では、過去に出題された内容と似たような問題の出題が多いです。過去問をうまく活用すれば、効果的に試験の対策ができるでしょう。

受験指導校の対策講座で学ぶ

難易度の高いデータベーススペシャリスト試験は、独学で合格を目指すには非常にハードルの高い資格です。

根気とモチベーションをしっかりと維持できれば独学でも難関試験に合格できなくはありません。しかし、参考書の選定や学習のスケジューリング、出題傾向の把握、問題分析などを自分一人ですべて行いつつ勉強するのは大変です。

資格の学校TACのような実績のある受験指導校の豊富なノウハウを活用すれば、より効果的な教材やカリキュラムのもとで、計画的に効率よく学習が進められるでしょう。

難易度の高いデータベーススペシャリスト試験合格を目指そう

難易度の高いデータベーススペシャリスト試験合格を目指そう

データベーススペシャリスト試験の合格率は14%~18%ほどで、難易度の高い試験です。特に、午後Ⅰ・午後Ⅱ試験は難易度が上がります。

そのぶん、合格に向けたおすすめの試験対策を理解して、効果的に勉強を進めることが大切です。TACのような受験指導校などをうまく利用して、しっかり計画を立てたうえで正しい学習方法で学習を進めていけば、効率よく合格をつかめる可能性が高まるでしょう。

試験まで残された時間は受験生全員平等です。学習を始めるのに早すぎることはありません。まずは試験対策講座の内容の確認や無料の講座説明会に参加して、わからないことがあれば受講相談をして、具体的な学習イメージをつかむことからスタートすることをおすすめします。

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