科目別合格戦略 事業税
事業税の試験傾向
事業活動を行う法人又は個人は、公共施設の利用が不可欠であり、この公共施設の維持・保護等の経費負担として都道府県がその事業者に対して課する税金が事業税です。試験は通常、理論を中心に出題され、例年事例問題が出題されるため、理論が合否のカギとなっています。なお、学習には法人税法に関する知識が必要になり、法人税法の学習経験者もしくは同時学習者が対象になります。
理論問題は、個別理論であれ、応用理論であれ、事業税に関するトータルな理解を問う内容が出題されています。計算問題は、平成16 年に4月1日以降開始する事業年度より導入された外形標準課税方式に関する総合計算問題が毎年のように出題されていますが、近年ではこれに加え個別的計算問題も併せて出題されています。
合格のために身につけること
基礎力の磨き上げ!
強固な基礎力の構築を目指したカリキュラム!
本試験では法人に対する事業税と個人事業者に対する事業税が出題されることから、その学習範囲が広く思われがちですが、反面その出題内容は基礎論点を中心とした安定した内容となっています。理論については、各講義の解説をもとに理論マスターを確認し、計算については、合格のために必須とされるTACの計算パターンを確認します。
事業税の合格戦略に向けたTACの取り組み
基礎力を徹底して磨き上げるカリキュラム
合格に必要な基礎項目を前倒して習得!
出題傾向が比較的安定している事業税は、基礎項目を徹底的に磨き上げることが合格への近道です。TAC事業税のカリキュラムは、基礎期の段階で(1)基本テキスト、(2)トレーニング、(3)理論マスターを駆使し、強固な基礎力を養成。また基礎期に毎回実施するミニテストでも、本試験合格に必要な理論の半数以上を出題。初期段階から積極的にインプットとアウトプットを行っていきます。これにより、応用期以降は基礎項目の確認に注力できるため、「合格する力=基礎力」を飛躍的に高めることができます。
本質の理解を重視した講義を展開
実際の実務申告書を使用しながら本質的理解をサポート
TACの事業税では、テキスト巻末に事業税の実務申告書を豊富に掲載。学習内容が最終的にどのような形で申告書に記載されていくのか、イメージをしながら講義を展開します。そのため、各論点をバラバラに学習するだけでは得られない本質的な理解力を養うことができ、それは本試験では応用力として発揮されます。もちろん、その過程で得た知識は合格後の実務でも役立ちます。
TACなら基礎力の磨き上げと問題演習を通じて実践力を養うことで、本試験当日は「泰然自若」の領域に!
事業税は、出題傾向が安定している科目であり、合格対策は過去問題の研究にあると言えるでしょう。過去の本試験を分析し、繰り返し出題される論点の学習、すなわち基礎力の養成と充実を目標にTAC事業税のカリキュラムは組まれています。合格に必要な実務的側面も踏まえ、合格が一歩も、二歩も近づくよう講義をして参ります。
事業税 村上 満秀 講師