2023年度 行政書士試験 合格体験記｜06

常木　理恵さん

DATA BANK

行政書士を目指したきっかけ／学習時の環境

　現在は税理士法人に勤務しておりますが、行政書士登録すると月10,000円の資格手当がつくため、給料アップを目指して受験に挑戦しました。

　フルタイムで働きながらの学習は大変でしたが、ペースが掴めてくるとそこまで苦痛ではなく、捻出すれば時間は意外とあるものだなと感じました。

独学ではなく受験指導校を利用しようと思った理由

　大学は法学部でしたが、私が卒業したのは20年以上も前で、民法や商法は使いものにならないほど大幅に改正されており、独学では知識のリフレッシュが難しいと感じたため受験指導校に通おうと思いました。最新の改正情報がリアルタイムに入手できて良かったです。

TACを選んだ決め手

　以前、日商簿記検定2級とファイナンシャルプランナー2級の講座をTACで受講し合格することができました。職場から近い、校舎が広い、「自習室」や休憩室が複数あるというのが決め手でした。今回はWeb通信講座の受講でしたが、慣れ親しんだTACでまた学習しようと思いました。

本試験までの学習方法（基礎期・直前期）

　基礎期は「講義を視聴する」「該当範囲の過去問集を解く」「次の講義を視聴する」をひたすら繰り返しました。学習開始は4月でしたが、Web通信講座は遅れていても自分次第で追いつけるので、8月には全科目の学習を一通り終えることができました。
　直前期は「答練に向けた学習」「過去問集を解き直して間違えた箇所を復習する」「講師が記述要注意と言っていた箇所を手帳に書き出す」等を行いました。手帳に書き出す作業は時間がかかり、途中でやめようかなと思いましたが、いざ完成したら暇な時にサッと見直して覚えるのに役立ちました。

直前期答練や「全国公開模試」の活用法

　初めての答練は、自分では相当勉強していたつもりだったのですが、180点に遠く及ばずかなり大きなショックを受けました。ですが「このままでは駄目だ」という危機感が直前期のやる気に繋がったので、今振り返ると最初の答練が予想以上に低い点数で逆に良かったのかなと思います。

受講形態やフォロー制度で良かったところ

　私はWeb通信講座を受講しましたが、「スクーリング」を利用して直前期の答練は教室で受けました。自宅で答練を受けても緊張感がないので、「スクーリング」はとても良い制度です。また、TACは通信生でも手続なしに「自習室」を使えるので、教室生と区別されている感じがしなくて良かったです。

TAC教材の良かったところ

　「過去問集」をTAC WEB SCHOOLでも解答できる仕組みの「Webトレーニング」が良かったと思います。最初は紙の教材で充分だと思って使わなかったのですが、直前期に何となく使ってみたら、正解・不正解だけでなく解答時間が記録されていることに驚きました。時間がかかりすぎている論点が一目瞭然で役立ちました。

TACカリキュラムや、講師の良かったところ

　TACのカリキュラムは、行政書士試験の合格に必要な知識に絞られている点が良かったです。教材作成側としては、内容を削る作業はある意味怖いものだと思いますが（いざ出題されてしまった時のことを考えると）、受験指導校として長年の積み重ねがあるからこそ出来ることかと思います。

良かったオプション講義

　小池先生の「直前！40字記述式問題演習」を受講しました。それまで記述で何も書けず自信を失うことがありましたが、「記述問題でも解答に必要な知識は択一と同じ」「質問をオウム返しにして解答の型を作る」という発想を知ってからは、苦手意識がだいぶ薄れ、記述で得点できるようになりました。

これからの受験生へメッセージ

　法律の学習は決して簡単ではありませんが、変に手を広げずTACのカリキュラムと講師を信じて学習すれば、必ず合格を手にすることができると思います。皆様もTACで夢を叶えてください。