資格試験・資格取得の情報サイト>司法書士試験の対策なら【Wセミナー】>司法書士と行政書士の違いは?ダブルライセンスの魅力を解説!|司法書士試験の対策なら【Wセミナー】

司法書士と行政書士の違いは?ダブルライセンスの魅力を解説!

司法書士と行政書士の違いや関連、ダブルライセンスの魅力について解説!

司法書士と行政書士は、どちらも独占業務を持つ法律系の資格国家資格ということもあり、混同されることが多い資格です。司法書士は法務局に提出する登記などの書類の作成や手続き代理が主な業務であることに対し、行政書士は官公署に提出する許認可申請の書類作成や提出手続代理が主な業務となります。

司法書士試験と行政書士試験は試験範囲が密接に関連しており、司法書士試験の全配点中95%以上で行政書士試験の学習が活かせます

この記事では、司法書士と行政書士の業務や試験の違い・関連、そしてダブルライセンス魅力を解説します。

司法書士講座 デジタルパンフレットを閲覧する

資格の最新情報やTACのコース・料金を掲載したパンフレットを、お使いのデバイスでいますぐご覧いただけます。

shisho_panftop.png

個人情報の取り扱いにご同意いただいたものとして取り扱わせていただきます。



業務の違いと関連・兼業のメリット

行政書士の業務と制限

行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格であり、官公署(各省庁や都道府県庁、市、区役所等)に提出する書類および権利義務・事実証明に関する書類の作成、同内容の相談、提出手続きの代理または代行などの業務を行う専門職です。
ただし、これらの業務であっても、他の法律で制限されている業務はすることができません。例えば、不動産登記の申請書の作成業務は、官公署(法務局)に提出する書類の作成ではありますが、司法書士法に基づき司法書士でなければすることができません。

司法書士の主な業務

司法書士とは、司法書士法に基づく国家資格であり、主に不動産登記や商業登記につき、登記申請書作成や登記申請の代理などを行う専門職です。その他にも、供託手続の代理や裁判所に提出する書類の作成なども行います。

~行政書士と司法書士の業務の比較~

行政書士 司法書士
主な業務 許認可申請の書類作成や提出手続代理 登記業務
主な書類提出先 官公署
※他の法律で制限されているもの以外
法務局・裁判所
法制度 行政書士法 司法書士法
管轄(監督官庁) 総務省 法務省

行政書士と司法書士の職域の違い(代表例)

それぞれの立場で見解の相違はありますが、一般的と思われる職域の違いを挙げてみます。

行政書士 司法書士
会社設立 定款作成、各種許認可申請 (定款作成、)設立登記
相続関連 遺産分割協議書作成 遺産分割協議書作成(登記に必要なら可)、不動産の相続登記
農地転用 農地転用の許可申請 所有権移転の登記

行政書士と司法書士の兼業で収入アップ!

行政書士と司法書士の業務は、相互補完関係にあるといえます。
例えば建設業を行う株式会社の設立手続の依頼を受ける場合、司法書士は会社の設立手続に基づく設立登記や相続による不動産の所有権移転登記などの手続の依頼を受ける一方、会社の設立や目的変更で建設業の営業の許認可が必要となった場合に、これらの営業の許認可の手続については行政書士の先生に依頼します。
行政書士と司法書士を兼業していれば、設立登記と共に建設業の営業許可の申請をまとめて受託できますので、行政書士報酬と司法書士報酬の両方を得ることができます。
また、農地の売買の場合、農業委員会等に農地法所定の許可申請をして、これを得てから、売買による所有権移転登記を申請することが少なくありませんが、行政書士と司法書士を兼業していれば、これらをまとめて受託できますので、同様のメリットがあります。
行政書士と司法書士で「どっちが稼げる」かではなく、「どっちでも稼ぐ」ダブルライセンスを目指しましょう!

試験の違いと関連・行政書士試験からのアドバンテージ

試験科目・合格率・難易度の比較

令和6年度 行政書士 司法書士
試験範囲 憲法、行政法、民法、商法(会社法含む)+一般知識等 憲法、民法、刑法、商法(会社法含む)、民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、司法書士法、供託法、不動産登記法、商業登記法
受験者数 47,785人 13,960
合格者数 6,165人 737
合格率 12.9% 5.3%
難易度 ★★★★ ★★★★★

行政書士合格者のアドバンテージ

司法書士試験の全配点中95%以上で、行政書士試験の学習が活かせます。特に司法書士試験科目の「憲法」「民法」「商法(会社法含む)」において大いに有利であり、その他にも民法または商法・会社法と密接に関連している科目、民法の知識を活かせる科目が多くあります。

司法書士試験科目 問数/配点【配点割合】 行政書士試験からのアドバンテージ
憲法
択:3問/9点【2.6%】
民法
択:20問/60点【17.1%】
刑法
択:3問/9点【2.6%】
-
商法・会社法
択:9問/27点【7.7%】
民事訴訟法
択:5問/15点【4.3%】
民事保全法
択:1問/3点【0.9%】
民事執行法
択:1問/3点【0.9%】
司法書士法
択:1問/3点【0.9%】
-
供託法
択:3問/9点【2.6%】
不動産登記法
択:16問/48点 記:1問/70点【33.7%】
商業登記法
択:8問/24点 記:1問/70点【26.9%】
択:択一式 記:記述式(出題数や配点は過去10年の内訳と、法務省より発表された令和6年度試験以降の記述式問題の配点変更を受けた配点割合です。)
◎:知識がそのまま使える・大いに有効 ○:知識が活きる

◎の科目の具体的な優位性

憲法

行政書士試験の知識があれば対応可能です。

民法

行政書士試験の知識があれば15問程度は正解可能です。残りは下記の学習が必要です。

  1. 司法書士試験では民法の条文9割以上を学習する
  2. 司法書士試験では各条文についての主な判例はすべて学習する
  3. 条文、判例の理由や意味を理解する

商法(会社法含む)

行政書士試験の知識があれば4問程度は正解可能です。残りは下記の学習が必要です。

  1. 司法書士試験では会社法の条文9割以上をカッコ書きを含めて正確に学習する
  2. 商業登記に対応するために、条文を具体的に使いこなす

「司法書士×行政書士」セミナー

司法書士とのダブルライセンスの魅力を解説!

ダブルライセンス・トリプルライセンス等、複数の資格を持つことは実務の幅を大きく拡げる助けになります。当セミナーでは、宅建士・行政書士・司法書士に全て合格した竹内義博講師が、司法書士とのダブルライセンス・トリプルライセンスの魅力を解説します。

竹内 義博 講師 (たけうち よしひろ)(司法書士・Wセミナー専任講師)
2015年3月、大学卒業後、同年の司法書士試験に合格。2015年12月より池袋の司法書士事務所に勤務。同時期に母校である日本大学法学部司法書士科研究室講師となる。2018年9月、自身の事務所を開業。以降、企業法務を専門とし、外部法務部としても、個人事務所としても活躍している。

本試験問題にチャレンジ!

司法書士試験では、行政書士の知識をお持ちであれば既に解ける問題も多く出題されます。過去の本試験問題でその一部をご紹介します。ぜひチャレンジしてみてください!(司法書士試験の択一式問題は5肢択一です。)

平成27年度 午前の部 第4問 【問題】

平成27年度 午前の部 第4問 【解答・解説】


平成23年度 午前の部 第18問 【問題】

平成23年度 午前の部 第18問 【解答・解説】


平成17年度 午前の部 第20問 【問題】

平成17年度 午前の部 第20問 【解答・解説】


平成27年度 午前の部 第7問 【問題】

平成27年度 午前の部 第7問 【解答・解説】


平成27年度 午前の部 第10問 【問題】

平成27年度 午前の部 第10問 【解答・解説】

他資格割引<行政書士 受講者・合格者割引>キャンペーン

通常受講料から“11万円”割引!早割よりもお得!

割引期間

2025年3月1日(土)~2025年7月31日(木)

割引対象者

以下のいずれかの条件に当てはまる方。

  • 行政書士試験に合格された方
  • 過去にTAC行政書士講座の本科生をお申込みの方

割引コース・受講料

コース名 学習メディア 通常受講料 行政書士割引
受講料
1年総合本科生
<山本オートマチック>
ビデオブース講座 ¥473,000 ¥363,000
Web通信講座 ¥473,000 ¥363,000
DVD通信講座 ¥506,000 ¥396,000
1年本科生
<山本オートマチック>
ビデオブース講座 ¥440,000 ¥330,000
Web通信講座 ¥440,000 ¥330,000
DVD通信講座 ¥473,000 ¥363,000
1年本科生
<入門総合本科生>
ビデオブース講座 ¥561,000 ¥451,000
Web通信講座 ¥561,000 ¥451,000
DVD通信講座 ¥605,000 ¥495,000

割引制度ご利用のために必要なもの

行政書士試験の合格を証明できるもの、または過去のTAC行政書士講座の本科生受講証(会員証)

郵送申込の場合はコピーを添付

ご利用に関する注意事項

上記受講料は、教材費(六法・過去問題集等は除く)・消費税10%が含まれます。

0から始まる会員番号をお持ちでない方は、受講料の他に別途入会金(¥10,000・消費税込)が必要です。会員番号についてはTAC各校舎またはカスタマーセンター(0120-509-117)までお問合せください。

割引期間内にTAC各校受付窓口、e受付(インターネット申込)、郵送にてお申込みください(郵送の場合は消印有効)。TAC取扱代理店(大学生協・書店等)ではお申込みいただけません。

他の割引制度との併用はできません。

お申込み後に、当割引制度の対象者である旨を申し出られましても差額の返金等には応じることはできません。

Wセミナーはあなたに合った合格法が選べます!

戻る

進む

司法書士についてもっと知ろう!

司法書士について知ろう

司法書士とは?

司法書士とは?

司法書士とは?仕事内容や魅力、試験情報について解説!

司法書士とは、登記業務や供託業務を独占業務とする法律系の国家資格です。幅広い業務を請け負い「市民の身近な法律家」として社会に貢献できる仕事です。続きを読む »

司法書士になるには?2つの方法と流れを解説

なるには

司法書士になるには?2つの方法と流れを解説

司法書士になるには「司法書士試験に合格する」か「法務大臣の認定を受ける」の2つの方法がありますが、「司法書士試験に合格する」のが一般的です。続きを読む »

司法書士試験について知ろう

司法書士試験概要

試験概要

司法書士試験 試験情報

司法書士試験の概要、その難しさ=目指す価値の高さなどについてご説明します。司法書士試験の合格ラインや受験者層はどうなのか?皆さんが感じる素朴な疑問にもお答えします。続きを読む »

司法書士試験の難易度

合格率・難易度

司法書士試験の合格率は?難易度はどのくらい?

司法書士試験の合格率ってどれくらい?データから見る難易度が高い理由や勉強のポイントなどを解説します。続きを読む »

司法書士試験の試験科目は?合格へのポイントを解説

試験科目

司法書士試験の試験科目は?合格へのポイントを解説

司法書士筆記試験で出題される試験科目は全部で11科目です。司法書士受験界では、出題数の多い科目「民法、不動産登記法、商法(会社法)、商業登記法」を「主要4科目」、出題数の少ない残りの科目「民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、司法書士法、供託法、憲法、刑法」を「マイナー科目」と呼んでいます。続きを読む »

司法書士試験の学習環境について知ろう

司法書士試験に合格するまでの勉強時間は?

勉強時間

司法書士試験に合格するまでの勉強時間は?

司法書士試験に合格するには約3,000時間もの勉強が必要といわれています。司法書士試験は範囲が広く、ひと通り勉強するだけでも相当な勉強時間が必要だからです。続きを読む »

司法書士試験に向けた心構え・勉強方法

心構え・勉強方法

司法書士試験に向けた心構え・勉強方法

司法書士試験の勉強方法は十人十色ですが、いくつかの共通点を見い出すことができます。TACの講座を受講されて合格された方々の心構え・勉強方法の共通点をご紹介します。続きを読む »

司法書士試験は独学で合格できる?

司法書士試験は独学で合格できる?

司法書士試験は独学でも合格できる?

難関資格である司法書士。独学で合格される方はごく少数ではありますが、確かにいらっしゃいます。この記事では、独学で合格を目指すメリット・デメリットと気を付けるべき4つのポイントを解説していきます。続きを読む »

社会人必見!働きながら司法書士を目指す!

社会人必見!働きながら司法書士を目指す!

働きながら司法書士を目指す

仕事しながら合格は難しい?合格してすぐ活かせる?社会人が司法書士を目指すメリットをご説明します。続きを読む »

学生が司法書士を目指すメリット・大学との両立

学生が司法書士を目指すメリット・大学との両立

大学との両立

学生が司法書士を目指すメリット・大学との両立についてご説明します。続きを読む »

資格をかけ合わせて、さらに上を目指そう

司法書士と他資格との比較・関連

他資格との比較・関連

司法書士と他資格との比較・関連

法務手続き、不動産、相続、訴訟等、司法書士は様々な士業と隣接・関連しています。続きを読む »

司法書士×宅建士

司法書士と宅建士の違いは?ダブルライセンスの魅力を解説!

宅建士と司法書士は、実務においても、試験においても関連が深く、ダブルライセンスに最適です。続きを読む »

司法書士×行政書士

司法書士と行政書士の違いは?ダブルライセンスの魅力を解説!

行政書士と司法書士は、実務においても、試験においても関連が深く、ダブルライセンスに最適です。続きを読む »

司法書士への第一歩はココからスタート!

資料請求

この講座のパンフレットを無料でお届けいたします。

無料でお送りします!

資料請求

無料講座説明会

まずは「知る」ことから始めましょう! 無料セミナーを毎月実施しています。

お気軽にご参加ください!

無料講座説明会

司法書士講座のお申込み

申込み方法は4種類

申込み方法は4つ

TAC受付窓口/インターネット/郵送/大学生協等代理店よりお選びください。

申し込み方法をご紹介します!

詳細を見る

インターネットから申込む

インターネットで
すぐに申込む

インターネットで、スムーズ・簡単に申し込みいただけます。通信講座は、お申し込み後すぐにご受講可能!

スムーズ・簡単!

申し込む

電話やメールで、受講相談を受け付けています。

TACの受講相談で疑問や不安を解消して、資格取得の一歩を踏み出してみませんか?

TAC受講相談

>TAC受講相談