司法書士試験の試験科目は?合格へのポイントを解説

司法書士筆記試験で出題される試験科目は全部で11科目です。司法書士受験界では、出題数の多い科目「民法、不動産登記法、商法(会社法)、商業登記法」を「主要4科目」、出題数の少ない残りの科目「民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、司法書士法、供託法、憲法、刑法」を「マイナー科目」と呼んでいます。

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司法書士試験(筆記試験)の試験科目・問題数・難易度

司法書士試験の筆記試験は午前の部と午後の部に分かれています。午前の部の試験科目は「憲法、民法、刑法、商法(会社法)」の4科目、午後の部の試験科目は「民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、供託法、不動産登記法、商業登記法」の7科目で、合計11科目です。

司法書士受験界では、出題数の多い「民法、不動産登記法、商法(会社法)、商業登記法」を「主要4科目」、出題数の少ない残りの科目を「マイナー科目」と呼んでいます。

午前の部(多肢択一式35問)

憲法
 <難易度:普>出題数3問
民法
 <難易度:難>出題数20問
刑法
 <難易度:やや難>出題数3問
商法(会社法を含む)
 <難易度:難>出題数9問 

午後の部(多肢択一式35問+記述式2問)

民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
 <難易度:普>出題数7問
司法書士法
 <難易度:普>出題数1問
供託法
 <難易度:普>出題数3問
不動産登記法(択一式)
 <難易度:難>出題数16問
商業登記法(択一式)
 <難易度:難>出題数8問
不動産登記法(記述式)
 <難易度:普~難>出題数1問
商業登記法(記述式)
 <難易度:普~難>出題数1問

上記は例年の出題数です。また、難易度は個人差(得意・不得意)があり、試験年度によっても異なります。

合格へのポイント① 出題数の多い主要4科目を攻略する!

主要4科目と呼ばれる、「民法、不動産登記法、商法(会社法)、商業登記法」は、多肢択一式の全出題数の75.7%以上を占めています。主要4科目はマイナー科目の基礎ともなるため、正確な理解が大切です。

特に民法は、出題数が一番多く、司法書士試験で最も難しい科目といえます。「民法を制するものは司法書士試験を制す」と言っても過言ではありません。司法書士試験の学習の中でもっとも時間をかけて丁寧に学習すべき科目であるといえます。

出題割合

【多肢択一式 主要4科目】

科目 問題数 配点(1問3点)
民法 20問 60点
不動産登記法 16問 48点
商法(会社法) 9問 27点
商業登記法 8問 24点
主要4科目計 53問 159点
筆記試験 多肢択一式 全科目計 70問 210点

【多肢択一式 マイナー科目】

科目 問題数 配点(1問3点)
民事訴訟法 5問 15点
民事保全法 1問 3点
民事執行法 1問 3点
司法書士法 1問 3点
供託法 3問 9点
憲法 3問 9点
刑法 3問 9点
マイナー科目計 17問 51点
筆記試験 多肢択一式 全科目計 70問 210点

合格へのポイント② 記述式試験がカギを握る!

法務省より、令和6年度以降に実施する司法書士試験筆記試験午後の部の記述式問題の配点が、「2問で70点満点」から「2問で140点満点」となることが発表されました(法務省によるお知らせはこちら)。令和5年度試験までは、記述式の配点割合は全体の25%でしたが、令和6年度試験以降は40%となり、記述式の重要度が高くなります。

実際の試験結果からも記述式の重要度が高くなっていることが分かります。令和5年度試験の記述式試験の基準点は配点の約43.6%(70点中35点)だったのに対し、令和6年度試験は約59.2%(140点中83.0点)でした。記述式試験対策講座を受講してより体制を整えるとよいでしょう。

記述式試験の配点

司法書士への第一歩はココからスタート!

各科目の内容・学習方法

憲法

民法

刑法

商法・会社法

民事訴訟法・民事執行法・民事保全法

司法書士法

供託法

不動産登記法(択一式)

商業登記法(択一式)

不動産登記法(記述式)

商業登記法(記述式)

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