司法書士試験に合格するまでの勉強時間は約3,000時間!勉強のポイントまで詳しく解説
司法書士試験に合格するには約3,000時間もの勉強が必要といわれています。司法書士試験は範囲が広く、ひと通り勉強するだけでも相当な勉強時間が必要だからです。
この記事では、司法書士試験合格に必要な勉強時間を確保する方法や勉強はいつから始めるべきか、必要な勉強時間を減らすための効率よく勉強するポイントなどを解説します。
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司法書士合格に必要な勉強時間は3,000時間が目安
司法書士試験合格に必要な勉強時間は3,000時間が目安といわれています。これは、1日8時間の勉強を継続しても1年かかるほどの時間です。
もちろん、勉強時間には個人差があり、予備知識の有無や勉強方法次第で、3,000時間よりも短い勉強時間で合格することもできます。
では、司法書士試験合格に3,000時間もの勉強時間が必要といわれているのはなぜでしょう。
3,000時間必要といわれる理由
司法書士試験は、科目数が11科目もあり試験範囲が広いです。ひと通り基本的な内容を勉強するだけでも相当の時間が必要となるでしょう。
それに加えて、司法書士の勉強は内容が専門的であるため理解が難しく、細かな知識も覚えなければなりません。さらに、試験では記述式の試験もあるため、知識を覚えるだけでなく記述対策も必要です。
それぞれの対策に長い勉強が必要なのは当然で、3,000時間もの勉強時間が必要といわれているのです。
司法書士試験の勉強はいつ頃始めればいい?
司法書士試験合格までの勉強時間を3,000時間と想定した場合、勉強はいつ頃までに始めれば試験までに間に合うのでしょうか。
1日当たりの勉強時間から期間を単純計算すると、以下のようになります。
1日当たりの勉強時間 | 期間 |
---|---|
8時間 | 約1年 |
6時間 | 約16ヵ月 |
4時間 | 約2年 |
司法書士の受験生には、社会人も多いです。試験対策に使える時間は、受験生が置かれた立場によって異なります。ここでは、専業受験生と兼業受験生に分けて、いつ頃から勉強を始めるべきかを解説します。
専業受験生の場合
専業の受験生であれば、ある程度まとまった勉強時間を確保できるでしょう。仮に1日8時間の勉強時間を確保できるとすると、3,000時間に到達するには1年かかります。司法書士試験は例年7月に行われるので、目標年の前年7月から勉強を開始するとよいでしょう。
しかし、物理的に勉強時間を確保できたとしても、長時間の勉強を毎日継続するのは大変です。学習計画をしっかり立てて、メリハリをつけた受験生活を送りましょう。
兼業受験生の場合
兼業の受験生は、確保できる勉強時間が限られます。平日に3~4時間、休日に8時間の勉強を継続しても、勉強時間が3,000時間に到達するには2年弱かかってしまいます。
したがって、試験の約2年前から勉強を開始して長期的な視野で学習計画を立てる必要があります。
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兼業受験生でも心配なし!効率よく司法書士試験の勉強をする際のポイント8つ
3,000時間の勉強時間を確保するのは大変だなと感じた方も多いと思います。
ですが、工夫次第でうまく勉強時間を確保でき、さらには合格するまでの勉強時間そのものを短くすることもできます。
ここでは、効率よく司法書士試験の勉強をするため、次の8つのポイントを解説します。
・予め学習計画を立てておく
・スキマ時間を利用する
・朝に勉強する
・試験の内容・構成を把握しておく
・自分にあったテキストを1冊に絞り込む
・インプットとアウトプットを繰り返す
・模試を受験する
・通信講座を利用する
1
予め学習計画を立てておく
司法書士の勉強は長期にわたります。そのため、やみくもに勉強を進めても結果を出すのは難しいでしょう。
勉強を開始するには、その日の計画はもちろんのこと、試験までの大まかなスケジュールを立てるのが重要です。スケジューリングがうまくできるかによって勉強の効率は大きく変わります。試験までに試験範囲を反復学習できるよう計画を立てましょう。
2
スキマ時間を利用する
特に、兼業の受験生の方は、スキマ時間を有効利用しましょう。通勤時間に講義の音声を聞いたり、休み時間に少しでも問題を解いたりするだけでも十分に効果的な学習です。
長期間の受験生活では、スキマ時間の積み重ねが大きな時間となります。難易度の高い司法書士試験に合格するには、少しの時間も無駄にしない姿勢が重要です。
3
朝に勉強する
司法書士試験の勉強は長期にわたります。モチベーションの維持など気持ちのコントロールも重要です。朝一番に勉強をある程度しておくと、後でやらなければならないという気持ちに駆られることなく、精神的に楽になります。
特に、兼業の受験生の方は、仕事の都合で帰りが遅くなったり、仕事の疲れで勉強するのが億劫になることもあるでしょう。仕事に行く前の朝にある程度勉強をしておけば安心です。
4
試験の内容・構成を把握しておく
受験勉強をするうえで、試験の内容・構成を把握しておくのは当然のことです。どのような問題が出題されるかわからないままに勉強を進めても効率的な勉強とはなりません。
司法書士試験は、多肢択一式問題と記述式問題に分かれています。筆記試験合格後には口述試験もありますが、ほとんどが合格する試験のため、試験対策は筆記試験対策に絞り込んで問題はないでしょう。
受験勉強を開始する際には、過去問などで試験の内容・構成を把握し、その問題を解ける状態にすることを意識して受験勉強を続けましょう。
5
自分にあったテキストを1冊に絞り込む
司法書士試験の対策には、多くのテキストが市販されています。受験予備校の種類も豊富です。
受験勉強を効率的に進めるには、自分にあったテキストに絞り込んで勉強すべきです。受験勉強では繰り返しが大切なため、多数のテキストで勉強するのはおすすめできません。1冊のテキストをボロボロになるまで使い込み、マスターしましょう。
6
インプットとアウトプットを繰り返す
受験勉強で知識を効率的に身につけるには、インプットとアウトプットを繰り返すのが一番です。
テキストでインプットしたら、その範囲の問題集でアウトプットする、問題集で間違えたところはテキストに戻ってインプットするというサイクルを繰り返すことで、着実に知識が身についていきます。
受験勉強の初期段階からアウトプットを取り入れることで、アウトプットを意識してのインプットができるようになります。ひと通り学習を終えてからではなく、初期段階からアウトプットも取り入れるのがおすすめです。
7
模試を受験する
勉強を続けて、ある程度の力が付いてきたら模試を受験するのも大切です。
司法書士試験では、記述式試験があるため、自分自身で解答の出来を判断するのは難しいです。模試での採点を受けて、答案の書き方を確立するようにしましょう。
特に、試験の直前期には自分の立ち位置を把握する意味でも模試の受験は欠かせません。模試での失敗を恐れる必要はありません。本番で失敗しないために模試を有効活用しましょう。
8
受験予備校を活用する
司法書士の勉強は、専門的な分野を扱うため、1人でテキストを読み進めても理解するのが難しいです。
受験予備校を活用すれば、独学ではわかりにくいことも講義を聞くことで理解が進みます。受験予備校でもオンラインでのフォローが充実しているものもあるので、講義でわからない部分は質問することもできます。
受験予備校には、司法書士試験合格のためのノウハウが詰まっているため、講座のカリキュラムに則り勉強を進めて、それを着実に身につけていけば確実に合格に近づいていけるでしょう。
司法書士試験に効率よく合格するならTACがおすすめ
司法書士試験に合格するには、3,000時間の勉強時間が目安となります。しかし、効率よく勉強することで、より短い時間でも合格することができます。
TACは長年にわたる司法書士試験対策の実績があります。そして、TAC司法書士対策講座には、長年培ってきた合格へのノウハウが詰め込まれています。
効率的な学習で司法書士試験合格を目指すために、TAC司法書士対策講座をぜひご活用ください。
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