情報処理安全確保支援士を取得する6つのメリット!合格を目指そう!
情報処理安全確保支援士は高難易度の国家資格です。しかし難しい分メリットも多く、エンジニアとしてステップアップするためには、合格しておきたい試験です。
そこで本記事では、情報処理安全確保支援士の試験に合格するメリットを解説します。デメリットや勉強のポイントも合わせて説明しますので、ぜひ参考にしてください。
情報処理安全確保支援士とは?
みなさんは、情報処理安全確保支援士という資格をご存じでしょうか?IT化が進む現代において、注目を集めている難関資格である情報処理安全確保支援士。試験に合格し、登録申請をおこなうことで「登録セキスペ」と呼ばれ、情報処理安全確保支援士として活躍することができます。
本章では、はじめに情報処理安全確保支援士についての簡単な説明をしていきます。
情報系の資格としては唯一の「士業」
情報処理安全確保支援士とは、数ある情報系の資格の中で「唯一の士業」とされています。つまり試験に合格することで、社会的には弁護士や弁理士、公認会計士と同じように認識されるということです。
ここで注意したいのは、試験に合格したからといって自動的に「士業」を名乗れるわけではないということです。合格後、登録申請をしたのち、申請が認められることで「情報処理安全確保支援士」として士業となるのです。
サイバーセキュリティに関する人材が重要視されている昨今。情報処理安全確保支援士は今後ますます需要が高騰すると予想されます。
試験の概要
情報処理安全確保支援士になるためには、年2回(春と秋)に実施されている、資格試験に合格しなければなりません。試験に合格することで、サイバーセキュリティに関する幅広い知識を有していることを証明できます。
資格保持者は、サイバーセキュリティについての専門知識や技能を活かし、企業や団体の情報システムを守る役割を担います。具体的には、システムの開発と運用の支援から始まり、調査、分析、評価などを業務としておこないます。
試験の難易度は高め
では、情報処理安全確保支援士試験に合格することは、どれほど難しいのでしょうか?ここでは試験の難易度について、合格率から判断していきます。
情報処理安全確保支援士試験は、日本国内にある情報系の資格試験の中では、最難関とされる試験です。たとえ実務経験があっても、一発合格は難しいとされています。
試験の合格率は10~20%ほど。受験者の多くは「応用情報技術者試験」の合格者であるとされています。
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情報処理安全確保支援士をとる6つのメリット
情報系の資格試験のなかで「最難関」とされているだけあって、試験に合格することには多くのメリットがあります。本章では、情報処理安全確保支援士試験を突破した後、得られるメリットを6つ解説していきます。
合格後のメリットを知っておくことで、試験へ向けた学習のモチベーションに繋がるため、ぜひチェックしておきましょう。
1.名称独占の資格
情報処理安全確保支援士の試験に合格するメリットとして、まず挙げられるのは同資格が「名称独占の資格であること」です。
情報処理安全確保支援士試験に合格したのち、登録申請をおこなうことで、独占士業として認められます。情報処理安全確保支援士という名称は、弁護士や弁理士のように、資格がなければ名乗ることが許されない資格です。
そのため、社会的信頼性も高く、幅広いシーンで同資格を保有していることが評価アップに繋がります。
2.知識の裏付けになる
難易度の高い資格試験というだけあって、資格を保有していることがそのまま、高い知識の証明になります。どのような企業や業種においても、高度な知識を持った人材は重宝されます。
IT分野においては、特にこの「情報処理安全確保支援士」が知識の裏付けとして、高い効果を発揮してくれます。多くの分野で「IT技術」を武器に働きたいという方は、ぜひ資格取得を目指してほしいところです。
3.企業からの信頼が高い
知識の裏付けとして高い効力をもつ「情報処理安全確保支援士」。それはつまり、企業からの高い信頼を得ることができるということでもあります。
難関資格は、保持しているだけでもある程度の実力や知識を有していることが担保されます。
それは士業として、経済産業省のデータベースに名前が掲載される「情報処理安全確保支援士」であればなおさらです。
4.講習によって最新情報を得られる
繰り返しになりますが、情報処理安全確保支援士試験に合格した場合、情報処理安全確保支援士として申請します。そして資格を継続的に保持し続けるならば、定期的な更新が必要です。
情報処理安全確保支援士という資格の継続保持や更新には、必須事項を満たす必要があります。
情報処理安全確保支援士を継続する条件は、1年ごとに開催されるオンライン講習への参加や3年ごとに開催されるIPAが行う実践講習または特定講習の受講です。講習の内容は、最新情報の共有などです。つまり資格を保持するために、常に最新情報の理解が必要になると同時に、講習で最新情報が得られるメリットがあります。
5.他の資格試験で免除制度が適用される
情報処理安全確保支援士試験に合格することで、他の国家資格試験を受ける際に免除制度が適用されることもあります。同じ資格試験のなかで、上級試験を受ける際には一部試験科目が免除されるといった事例は多くあります。
しかし情報処理安全確保支援士の場合は、ジャンルが共通していれば、全く別の資格試験を受験する際にもこの免除制度が適用されます。以下が一例ですので、確認してください。
・中小企業診断士の第1次試験の一部
・弁理士試験(論文式筆記試験選択科目の理工V)
・技術士試験(第一次試験の専門科目である情報工学部門)
6.人脈を広げられる
近年ではあらゆる業種でIT化が進んでいます。そのため、情報処理安全確保支援士試験で身に付ける知識は、実に多くの分野で活かせるものです。
だからこそ、業種・業界の枠にとらわれずに多方面に人脈を作ることができます。前述したような講習などでも、同じ資格を保持するもの同士の交流が盛んにおこなわれています。資格を通じて、人脈を広げるには最適な試験といえます。
情報処理安全確保支援士のデメリット
たくさんのメリットがある「情報処理安全確保支援士」ですが、わずかにデメリットもあります。それは試験合格=士業ではないことや、登録・更新に費用がかかることです。
情報処理安全確保支援士は試験に合格をしても、登録をしなければ「支援士」を名乗ることはできません。そしてこの登録には、費用として合計19,700円が必要となります。
さらに3年ごとの更新が必要であり、その際は講習費用として合計14万円が追加で必要となります。資格の維持に高額な費用が発生することは「情報処理安全確保支援士」のデメリットといえます。
合格を目指した勉強のポイント
情報処理安全確保支援士試験は合格率も低く、難易度の高い試験です。また試験に出題される範囲が広く、全範囲をしっかりとマスターするためには、ポイントを抑えて学習しなければなりません。
ここでは、情報処理安全確保支援士の試験合格を目指した勉強方法のポイントを紹介していきます。しっかりと対策をして、試験合格を目指してください。
参考書をフル活用する
たとえ実務経験がある方でも不合格となってしまうのが「情報処理安全確保支援士試験」です。そのため、参考書はしっかりと用意し、学習時間を確保しましょう。
情報処理安全確保支援士試験の参考書は多数販売されているため、いくつかを比較し、自分にとってわかりやすいものを選んでください。
また情報処理安全確保支援士試験は、非常に広範囲の知識を求められる試験です。そのため、さまざまな参考書や問題集を購入しましょう。
過去問でアウトプットをする
参考書を読み込むインプットはもちろんのこと、問題形式に慣れるという意味での「アウトプット」も非常に重要です。とりわけ「過去問」を解くことは、最も効率的な勉強方法といえます。できるだけ多くの過去問をこなしましょう。
IPAの公式ホームページでも、過去問と解答を確認することはできます。しかしホームページには解説が掲載されていないため、過去問題集を購入することがおすすめです。
得意・不得意分野を明確にする
前述したように、情報処理安全確保支援士の試験は広範囲から出題されます。そのため、自身の得意・不得意分野をしっかりと把握することが、効率的な学習の第一歩です。
それは、不得意な分野の点数を上げようと学習するよりも、得意な分野で確実に高得点を狙う方が合格の可能性が高まるためです。情報処理安全確保支援士の午後試験は、解答する問題を自身で選択できるため、不得意分野は思い切って捨ててしまうのも作戦のうちです。
情報処理安全確保支援士にはメリットがたくさん!
情報処理安全確保支援士の試験合格を目指すことのメリットを解説しました。試験に合格して、情報処理安全確保支援士として認められることには、たくさんのメリットがあります。
しかしその分、合格の難易度が非常に高いことも理解しておかなければなりません。独学で合格できるか不安だという方は「資格の学校TAC」をはじめとした、受験指導校の講座を受講する方法がおすすめです。
デジタルパンフレットを閲覧する
紙と同じ内容のパンフレットを、パソコンやスマートフォンから、郵送を待たずにいますぐご覧いただけます。
お申込いただいた場合、個人情報の取り扱いにご同意いただいたものとして取り扱わせていただきます。
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