ITパスポートの勉強方法は?効率的に学んで合格を狙おう!
ITパスポートは効率的な勉強方法を採用することで、飛躍的な合格率アップを狙える試験です。しかし初めて試験に挑む方にとっては、どのように勉強を進めるべきかという点が悩みどころでしょう。
そこで本記事では、ITパスポートの効果的な勉強方法を解説します。
ITパスポートってどんな試験?
みなさんはITパスポートが、どのような試験なのかご存じでしょうか。ITパスポートは名前のとおり、ITに関連する試験の一つです。
また「パスポート」とついていることからもわかるように、IT業界へ進出する際の「入門」とされている試験でもあります。本章ではITパスポートについて、試験の詳しい概要や難易度を解説していきます。
IT知識を幅広く学べる国家試験
前述したように、ITパスポートはIT資格の「入門」と位置づけられた国家試験です。試験に出題されるのは、ITに関する基礎知識や、ビジネスに関連した知識となります。
これからIT業界へ進出しようと考えている方はもちろんのこと、より専門的な知識を求められる「上位資格」への足がかりとして受験する方も多くいます。
専門知識を身につける前に、基礎を固めておきたいという方におすすめの試験といえるでしょう。
試験の難易度
IT関連の資格について、経済産業省は「ITスキル標準(ITSS)」という基準を設けています。基準を一律にすることで、各試験の難易度をしっかりと把握できるということです。
このITSSによると、ITパスポートという試験のレベル(難易度)は「エントリレベル1」とされています。これは同基準が認定する試験の中で、最も「易しい」とされるレベルです。
しかし、いくら「ITの入門」とされている試験といっても、誰もが合格できる試験ではありません。2018~2022年の合格率は、51~58%であることから、二人に一人ほど不合格になってしまう試験であるとわかります。
ITパスポートの勉強方法は2パターン
合格率が50%前後である以上、しっかりと対策をしなければ「不合格の50%」に含まれてしまいます。そうならないため、試験範囲はしっかりと学習しなければなりません。
ITパスポート試験の合格を目指す学習としては「独学」と「講座受講」の2パターンの方法があります。それぞれの方法について、以下で解説しますので参考にしてください。
独学
ITパスポートは独学でも試験合格を目指せます。しかし、誰もが独学で合格できるというわけではありません。
以下のような条件に当てはまる方は、独学でも試験合格を狙えるので、検討してください。
・ITに興味関心を持っている人
・すでにITに関する知識を、ある程度有している人
・何らかの試験を独学で合格したことがある人
すでにIT業界で働いており、最低限の知識を持っているという方は、独学でも十分に合格を目指せます。また「知識がなくても興味がある」「実績(独学での合格経験)がある」という方も、「楽しんで学習を進められる」「計画的に学習できる」といった理由から独学に向いていると言えます。
通学講座・通信講座
「まったくの初心者である」「ITに関する興味はあまりない」といった方は、受験指導校の通学講座・通信講座を受講して試験合格を目指すのもよいでしょう。もちろん、「今まであまり独学で試験に挑戦したことがないから不安だ」という方にも、サポート力が期待できる講座受講をおすすめします。
通学・通信講座を受講することのメリットとして、開講38年の実績を持つ「TAC」の例を見ていきましょう。同校の魅力は以下の4つです。
・戦略的カリキュラム
・充実のコース
・独自の教材
・多彩な学習メディア
まずTACでは、短期間での合格を目指すカリキュラムが組まれています。計画的に学習できるため、スムーズに知識を身に付けることができます。
またITパスポート試験の専用コースだけでも4種類と、コースが充実しています。もちろん、情報セキュリティマネジメントや基本情報技術者といった上級試験のコースもあるため、スムーズにステップアップができるでしょう。
試験の傾向を徹底分析した、オリジナルの教材も魅力です。合格までに必要な教材が全て揃うので、自分で揃える必要がありません。
学習メディアが多彩であり、教室・ビデオブース・Web・DVDなどの学習方法から、自分に合った方法を選ぶことができます。
ITパスポート合格までの勉強方法
できる限り費用を抑えて合格を目指したいという方は、独学で学習していくことになるでしょう。ITパスポート試験は、出題範囲が広いという特徴があります。
そのため、独学で学習を進めていく場合には「効率性」が求められます。本章では、ITパスポートの試験合格を狙うために参考にしてほしい「効率的な勉強方法」を解説していきます。
学習の計画を立てる
まずは学習計画を立てましょう。独学でITパスポート試験に合格するためには、試験当日までのスケジューリングが何よりも重要です。
ITパスポート試験はITや経営といった広範囲の学習が必要となるうえに、各分野でも一定の合格ラインを超えなければなりません。
試験日が決まったら、そこから逆算して学習計画を立てていきましょう。また長期的な計画と合わせて、短期的な計画も立てるとモチベーションを維持しやすくなります。
参考書でインプット
試験合格に向けた学習は、範囲全体のインプットから始めます。まずは参考書を熟読し、全体の内容を把握していきます。
このとき初学者は、イラストや図が使われた参考書を選ぶとよいでしょう。文章よりも内容をイメージできるため、知識が定着しやすくなります。
参考書を1周して、ある程度インプットができた方は次のステップに進みます。
過去問などでアウトプット
インプットの次はアウトプットです。インプットによってただ知識を詰め込むだけでなく、しっかりとアウトプットして、問題の形式に慣れていくことが重要です。
また、実践しながら自分自身の苦手分野を発見することで、その後の学習効率がグッと上がります。
ネット上には本番と同じ形式で過去問を解くことができるサイトも数多くあるので、どんどん活用していきましょう。
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効率的な学習のコツ
ITパスポート試験で合格するためには、効率的に学習を進めることが重要だと解説しました。学習全体を通して、以下のような点に心がけることで、効率よく学習できます。
・苦手分野に時間をかけない
・インプットとアウトプットをバランスよく行う
・スキマ時間を活用する
過去問などを解いていくなかで、自身の苦手分野を発見することもあるでしょう。もちろん苦手分野を克服すること自体は、得点を延ばすために効果的です。
しかし、そこにばかり時間をかけてしまうのは避けましょう。
またインプットだけ、アウトプットだけという学習方法も避けるべきです。どちらもバランスよく取り組むようにしてください。
仕事をしながら(通学しながら)試験合格を目指す方も多いでしょう。移動中などのスキマ時間を活用して「ちょこちょこ」勉強することで、あまり学習時間を確保できない方でも合格を狙えます。
独学・自宅学習で使えるツール
ITパスポートは国家試験であることから、知名度が高い試験です。それだけ受験者が多いため、対策用のツールも多数用意されています。
独学で合格を目指す方はもちろんのこと、講座を受講する方でも、自宅学習の時間は必要です。そこで本章では、独学・自宅学習の際に使えるツールとして「参考書」「Webサイト」「アプリ」の3つを紹介します。
参考書
独学でITパスポート試験の合格を目指す方は、参考書選びが重要となります。自分にあっていない参考書を使い続けることは、学習効率を下げてしまうためです。
参考書を選ぶ際には、前述したようにイラストや図が多用されているものを探すとよいでしょう。また同じ範囲でも参考書によって解説の仕方が異なるので、よく見比べて、自身が「わかりやすい」と感じるものを購入しましょう。
Webサイト
過去問や用語集などを掲載しているWebサイトは多数あります。書店で用語集や過去問などを全て揃えると、費用もそれなりにかかります。
特に講座を受講している方などは、プラスで費用がかかることは避けたいところでしょう。無料のWebサイトを探して活用することで、学習にかかる費用を抑えることができるでしょう。
アプリ
試験対策用のアプリケーションも多数あります。アプリで過去問を解くことはもちろん、一問一答形式でどんどん問題をこなせるものもあります。
丁寧な解説が付いたアプリもあり、移動中などのスキマ時間でも、スマホ1台で学習できます。また学習計画を管理するアプリなどもあるため、独学で合格を目指す方はそちらも活用してみてください。
効率よく勉強して、ITパスポートを取得しよう
ITパスポート試験の勉強方法について解説しました。IT関連の試験のなかでは「易しい」とされているITパスポートですが、試験対策は必要です。
独学でも合格を狙うことができますが、初心者の方は通学・通信の講座を受講する方が安心かもしれません。効率的な学習カリキュラムや教材が揃っているので、これからITパスポート試験を受けようと考えている方は、ぜひ検討してください。
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