税理士ブログ 集中力を高める6つのアイデア
この記事の監修「財務諸表論講師 山田晃司」
集中力を高めることは、効率的な学習に欠かせないスキルです。しかし、現代社会では情報があふれ、SNSやメールなどの通知による刺激が多いため、集中力を維持することはなかなか難しい場合があります。そこで今回は、「学習の集中力を高める」というテーマで、いくつかアイデアをご紹介いたします。
■集中しやすい学習環境に整える
集中力を高めるためには、まずは学習環境を整えることが大切です。例えば、静かな場所で勉強する、机周りに集中力を削ぐようなものがあればすべて片付けておく、周囲のモノや人に邪魔されないような環境を整えるなどが挙げられます。
喫茶店やファミレス、図書館など、学習に最適な環境を常に複数確保しておくことも良いでしょう。もちろんTAC生であれば、自習室の利用がおすすめですよ!
■スマホの使用をコントロールする
スマートフォンの通知音や振動は、集中力を低下させる原因の一つです。学習中は、スマートフォンなどの通知をオフにすることを心がけましょう。また、アプリの仕分けも重要です。学習の妨げになりそうなアプリは、受験期間中は思い切ってアンインストールしましょう。
■音楽を上手に利用する
自分にとってやる気のでる音楽を聴いたりすることも有効です。音楽を聴くと「ドーパミン」が増加することが分かっています。ドーパミンには意欲をかき立てる作用があり、学習意欲の向上も期待できます。最近では集中力を高めることを目的とした作業用BGMなどが多く配信されていますので、利用してみるのも手かもしれません。 ただし、人によっては、音楽が逆にノイズになる場合があるので、取捨選択をしましょう。
■毎日学習スケジュールを組む
学習を集中的に進めるには、毎日簡単な学習スケジュールを組むことが大切です。その日にやるべきことが明確になり、脇道にそれず学習することができます。スケジューリングのコツとしては、頑張り過ぎなくても達成できるレベルの具体的なタスクにしておくこと。
例えば、「○○の問題の解く」「テキストを5ページ読み終える」「○○の論点をノートにまとめる」といった感じです。
■日々の記録を残す
毎日学習したことの記録を残すことも重要です。記録の積み重ねにより、小さな達成感が得られ、モチベーションを維持することができます。
スケジューリングや記録については、なるべく手書きで行うことがオススメです。学習の記録がノートにたくさん埋まれば、学習の振り返りにもなりますし、「こんなに学習したんだ」という結果が可視化され、大きな自信になると思いますよ!
■ポモドーロテクニックを利用する
ポモドーロテクニックとは、集中する時間と休憩時間を交互に繰り返すことで、学習ペースを作る時間管理術のひとつです。ポモドーロとはイタリア語で「トマト」の意味。このテクニックを考案したフランチェスコ・シリロという作曲家の家にあったキッチンタイマーがトマトの形だったことに由来しているそうです。
やり方は簡単です。タイマーで測りながら25分学習して5分の休憩する。これを繰り返し、4回転したら長めに20~30分ほど休憩するといった手順です。
①25分でタイマーセット
↓
②集中学習!
↓
③5分休憩して脳をリフレッシュ!
↓
④4回繰り返したら20~30分ほど休憩
限られた時間の学習なので、自ずと学習内容が絞られますし、25分以内という締切効果も手伝って集中力が高まります。また、制限時間のためにキリのいいところで止めることができないことが、「続きをやりたい」というモチベーションにも繋がります。学習にタイムアタック的なゲーム性も生まれますので、学習効果を高めることにも期待できそうです。長時間の学習に集中して取り組めないとお悩みの方は、試してみてください。
■まとめ
今回は、集中力を高めるためのアイデアを紹介してきました。人によって集中力を高める方法は異なります。自分に合った方法を見つけ、それを習慣化できれば、学習に向きあう気持ちも軽くなると思います!集中力が保てずお悩みの方は、いろいろ工夫し、自分に合いそうな方法を見つけたら、取り入れるようにしましょう。
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