税理士ブログ
ストレスや不安を克服!
自分の実力を正確に知る方法
この記事の監修「財務諸表論講師 山田晃司」
学習は、自己成長に欠かせない重要なプロセスです。しかし、ストレスや不安が伴うことがあり、やる気を失ってしまうこともあります。今回は、学習のストレスや不安から解放される方法について考えてみたいと思います。
■ストレスや不安が生じる原因について
まずは、ストレスや不安が生じる原因について考えてみましょう。税理士受験生が、ストレスや不安を感じるのは、大きく分けて以下の2つの原因によって生じることがあります。
1)今の実力を正確に把握できない
2)問題を正確に解けない。時間がかかる。
まず、実力把握が明確でないことは、ストレスや不安を引き起こす原因の一つです。学習を始めたばかりの場合、自分の実力や理解度が分からず、何をどれだけ理解できているのかが分からないため、不安やストレスを感じることがあります。どんなことを学んだのか、正確な解答文を作成できるようになったのか、具体的な自己評価をすることが重要です。しかし、その自己評価が曖昧であったり、評価するための具体的な方法が分からなかったりすると、学習がどこに向かっているのかわからなくなり、不安やストレスを引き起こすことがあります。
■自己評価の方法
自己評価の方法は、TAC受講生ならば、ミニテストやトレーニングといった問題集を利用して、学んだ論点の問題の解き直しをすることで、これまでどの程度の理解度を持っているかを客観的に知ることができます。自己評価は、学習の進捗を可視化することができるため、ストレスや不安を軽減することができます。また、こういった自己評価により、学習の進捗状況を定期的に確認し、理解度が低い部分を早期に把握することもとても大切です。
また、税理士試験の学習量は膨大になるため、繰り返し問題を解くことが重要です。定期的に過去に立ち戻って解き直しを行い、理解度の確認をすることも重要な自己評価の方法となります。
■問題を正確に解けない。時間がかかる原因
つぎに「問題を正確に解けない。時間がかかる。」という場合には、インプット学習に対し、アプトプットトレーニングが足りていない可能性があります。アプトプットトレーニングには、その出題の意図や資料の読み取り、解答箇所の取捨選択など、さまざまな切り口で実力を伸ばすためのヒントが潜んでいます。例えば、普段見慣れない形式の問題を解くためには、問題の文脈や背景を理解していなければ正しい解答を導くことができません。
■より正確に、より速く解くためには
正確に、素早く解くためのスキルを身につける方法としては、問題を正確に解く手順を学び、自分で再現する方法があります。TAC受講生であれば、問題を正確に解くための手順については問題演習後の解説講義などで過不足なくお伝えしていきますので、解説を聞いた後は、講師の解き方を自分で再現してみてください。また、こういった方法を何度も繰り返すことで、資料の読み取り、問題の取捨選択など、思考や手の速度がどんどん向上します。
アウトプットトレーニングは、インプットした知識が新鮮なうちに実施し、問題演習を積み重ねることを心掛け、レベルアップを図りましょう!
■「挑戦!上級演習ゼミ」を活用してみよう
TACではこの3月、簿記論・財務諸表論の速修コースの受講生や、独学生などを対象に、「挑戦!上級演習ゼミ」を開催いたします。TAC上級コース生が扱う演習問題から厳選された問題を実際に2時間で解き、その出題の意図や資料の読み取り、解答箇所の取捨選択、各問にかける時間の配分方法など、具体的な手順を徹底的に解説します。実践的な演習を行い、早期に上級レベルの問題の解き方を身につけたい方におすすめです。
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