合格者が残した『合格までの道のり』 【特別区編】面接カードの書き方

面接カードの書き方

特別区は、出願と同時に面接カードを提出する必要があります。そこで、今回は面接カードの書き方を項目ごとにご紹介します!
あくまで令和5年度試験の内容にはなりますが、ぜひ参考にしてみてください!

面接カードの内容を考える際に重要なこと

面接カード

面接カードの内容を考える際に重要なことは、
「質問に的確に答えること」
「面接官が状況を想像しやすい伝え方を熟考すること」
の2点です。

特にこの2点に注目しながら面接カードの書き方についてお話します!
令和5年度の特別区I類の面接カードの項目は以下の通りです。

  1. あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください。(250字以内)
  2. あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。(250字以内)
  3. 目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなたの独自のアイディアを、ご自身の役割とともに教えてください。(250字以内)

1.調整したい仕事と強み

それでは、1つ目の質問項目から、説明していきます! 【あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいかあなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください。】

この質問項目で最初に考えるべき部分は下線で示した部分です。
挑戦したいことを羅列して、その中で一番関心があることについて具体的に文章化するのがおすすめです!
次に考えるべき部分は波線で示した部分です。
志望動機については、実際の面接で深堀りされることになるので、全てを面接カードに書こうとせず、端的にまとめましょう!
強みについては、それが生かされた場面や、それが培われた理由を問われることがあるので、具体的に“どのような強み”というように1~2個挙げられると良いと思います。
最終的には、これらを組み合わせて3文程度で記入すると、まとまりが良く感じます。

以下に記入例を示します。

例)私の強みである○○と○○を活かして、△△を中心として□□を支える仕事に挑戦したいです。~志望動機~。××という特徴がある特別区で、(具体的な仕事内容)を行い、…に寄与する一員になりたいです。

最初にお示しした「質問に的確に答えること」を意識して一文目では、挑戦したい仕事について強みを含めて述べたうえで、「面接官が状況を理解しやすいように」ということを意識して二文目以降で志望動機と具体的な仕事内容を記入しています!

2.困難をどう乗り越えたか

面接でアピール

続いて、2つ目の質問項目です。

【あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。】

まずは、下線について、これまでの経験を振り返って一番インパクトのあるものを抽出してみましょう!
この時に注目するのは「最も」という部分です。
大変だったり、辛かったりした経験で、強く印象に残っていることを書くのがおすすめです。このようにエピソードを抽出することで、“どのような人でも簡単に乗り越えられること”という印象を面接官に与えてしまうのを防ぐことが可能です!

ハイライトについては、乗り越え方の過程を示したうえで、その結果どのようになったのかも記入できると、やり遂げたことの内容をアピールできることに加え、クリアな内容になるでしょう。

以下に記入例を示します。

例)私は○○において、全国大会に出場しました。その中で、怪我からの復帰後の…ということが最も困難でした。~乗り越えるためにした行動~を、行いました。結果として…を達成することができました。

3.チームでの役割

チームプレー

それでは、最後の質問項目です。

目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなたの独自のアイディアを、ご自身の役割とともに教えてください。

これまでと同様、下線の部分を文章にします。ここで注意するのは「チームで」というところです。
ほとんどの仕事は、複数人(=チーム)での連携プレーであることを念頭に置くことが大切だと思います。

そして、この質問で重要なのが、ハイライトの部分です。
チームの雰囲気を良くすることで、目標達成に向けて円滑に物事が進むように工夫した経験等があれば、そのエピソードが丸ごとアイディアにも役割にもなります!

以下に記入例を示します。

例)団体競技orグループワーク等で定めた○○という目標を達成することにおいて、…と感じていました。そこで私は、(チームの雰囲気が良くなるようにとった行動=アイディア)をしました。さらに、(アイディアの内容の説明)をし、(役割の具体的な説明)という役に徹しました。

最後の質問に関してのエピソードは些細なことでも構わないと思います。
面接カードに書いたことは深堀されることになります。
深堀してほしいところはあっさりと書き、あまり深堀されたくない部分については具体的に書くというのも戦略の一つです。

面接カード記入のポイントや手順については以上です!
ちなみに、私は、面接カード記入にあたってWebカウンセリングや質問メールにて担任講師に何回か添削をしていただき、修正を繰り返しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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