合格者が残した『合格までの道のり』 受験先の決め方
公務員の心理職は、一般行政職や事務職に比べて、知名度は高くないものの、調べてみると意外と様々な種類がありますよね。
そこで今回は、受験先の決め方についてお話します。是非参考にしてみてください!
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私の受験先決定までの流れを大まかにお話しすると、
- 心理関係の仕事がしたくて心理学部に進学!しかし、、、
- 公務員であれば、大学院に進学しなくても心理の仕事ができる!?
- ワーク・ライフ・バランスを重視したい!
- 自分が一番やりたい仕事ができる場所はどこだろう?
- 公務員の心理職として、実際に働かれている方のお話を伺う
- 法務省人間科学系インターンシップ参加
というようなイメージです。
それでは、1.から少し詳しくお話していきます!
1.心理関係の仕事がしたくて心理学部に進学!しかし、、、
1.心理関係の仕事がしたくて心理学部に進学!しかし、、、
私は、大学の進学先を決める際に、漠然と心理関係のお仕事がしたいな~と思っていましたが、頭に浮かんでいたのは、“カウンセラーのみ”でした!
しかし、大学の講義を1年間受講したところで、早くも「果たして私はカウンセラーに向いているのだろうか?」「長く続けられるだろうか」と、疑問に感じるようになりました。
さらに、サークル活動に夢中で、本末転倒なことに、そちらがメインの生活を送っていました。
そのような状況の中で、心理職公務員を知ることになったのは、大学での家庭裁判所調査官に関するガイダンスでした。そして、2.に続きます。
2.公務員であれば、大学院に進学しなくても心理の仕事ができる!?
家庭裁判所調査官に関するガイダンスをきっかけに、公務員の中で心理関連の仕事を少し調べてみました。
私は、心理職に就く人の多くは、大学院に進学するものだと思っていました。
しかし、大学院に進学して資格を取得せずとも公務員であれば、心理のお仕事ができるということを知ったのです!
早く現場に出てみたいという思いが強かった私にとって、公務員は、非常に魅力的な職業でした。
3.ワーク・ライフ・バランスを重視したい!
上記の時点で、進路を公務員の心理職に絞りました。
進路はおおかた決まりましたが、志望順位等は決められていなかったため、心理職としてどのような働き方をしたいかを考えるようになりました。
心理職は、ショッキングな出来事とも向き合い続けなければなりません。
それを考えた時に、仕事をするうえで大切なのは、“自分自身の心身の健康”なのではないかと思うようになりました。
そこで、「仕事をしながら自分の時間をしっかりと確保できる」つまり、「ワーク・ライフ・バランス」を重視することをベースにして志望順位を決めよう!と思いました。
4.自分が一番やりたい仕事ができる場所はどこだろう?
ワーク・ライフ・バランスを考えた時にも、転勤が多い職種に就くことは、気が進みませんでした。この時点で、第一志望先として迷っていたのは、地方公務員(特に、基礎自治体)である特別区と国家公務員である矯正心理専門職でした。
さらに、大学3年生の時点では、それまでの学びの影響もあったのか、自然と、1ケースに深く比較的長期的に関わりたい!という思いが強くなっていました。
しかし、矯正心理専門職に関しては情報が少なく、仕事内容の想像が難しいと感じておりました。
5. 公務員の心理職として、実際に働かれている方のお話を伺う
そのような中で、貴重な機会に恵まれ、家庭裁判所調査官、地方公務員の心理職(基礎自治体・広域自治体)として実際に働かれている方々のお話を聞くことができました。
やはり、地方公務員の心理職のお仕事は、やりたい仕事と、理想のワーク・ライフ・バランス両方を実現させられるなと感じました。
しかし、矯正心理専門職として実際に働かれている方のお話を直接伺う機会はなかったため、次に続きます。
6.法務省人間科学系インターンシップ参加
矯正心理専門職は、大学を経由したインターンシップを開催しています。
私は、受験をする年の2月(春季インターン)に参加しました!
コロナ渦ということもあり、1日は少年鑑別所内の見学、2日目は、オンラインでの説明会でした。
こちらに参加したことで、ようやく矯正心理専門職のお仕事内容が想像しやすくなりました。
大まかな流れとしては以上です!
最終的には、特別区と矯正心理専門職の志望順位は明確にしないまま、上記に地方公務員(広域自治体)の埼玉県を加え、こちらを併願先としました。
さらに、担任講師のご助言により、教養試験の練習のためにも家庭裁判所調査官も受験することにしました。
受験先をスムーズに決めるには、「どのような仕事がしたいか」・「どのように働きたいか」の2点を明確にしておくことが、一番重要だと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんが希望の道に進めることを祈っております!