基本情報技術者試験を独学で合格する方法!おすすめ勉強法も解説
基本情報技術者試験とはプログラマーやエンジニアなどIT職に従事している人や従事された人を対象とした試験です。合格するためには予備校や通信講座を利用したり、独学で勉強したりといくつか方法があります。
この記事では基本情報技術者試験を独学で合格するための方法を解説します。
基本情報技術者試験は独学で合格できる?
基本情報技術試験はIT業界に関わっている人にとって必須の試験です。常識的な内容が多く、この試験をきっかけに上を目指す人も多くいます。
難易度は、基本情報技術者試験が含まれる情報処理技術者試験において「レベル2」に値しますが、未経験者でも十分努力をすれば独学で合格可能です。しかし、合格率は20~30%と低めのため、簡単には合格できないでしょう。
これから受験をする人は、出題範囲や問題を押さえて、繰り返し問題を解くことが大切です。今回は基本情報技術者試験の勉強方法について、独学のメリットとデメリットをご紹介します。
独学のメリット
独学のメリットは大きく分けて2つあります。それは、
・費用を安く済ませられる
・自分のペースに合わせて勉強できる
という点です。
基本情報技術者試験の対策を行っている予備校もありますが、テキスト代の他に受講料が発生します。しかし、独学であればテキスト代のみになるため、圧倒的に費用を安く済ませることが可能です。
また、予備校のようにカリキュラムがないため、自分のペースに合わせて勉強できます。仕事や家庭との両立がしやすく、時間を有効に使いながら効率よく勉強できるでしょう。
独学のデメリット
独学のデメリットも大きく分けて2つあります。それは、
・わからない時の解決に時間がかかる
・スケジュールを立てるのが難しい
という点です。
独学の場合、わからない時に1人で悩む時間が多く、解決するまでに時間がかかってしまいます。その分、点数の向上にも時間がかかるため、モチベーションの低下にも繋がるでしょう。
また、スケジュールを立てるのが難しいという人もいます。初めて試験を受ける場合、合格までの道筋がわからなく、いつまでにどこまで勉強すれば良いかもわかりません。
さらに仕事や家庭が忙しくなり、スケジュール通りにいかないこともあるでしょう。モチベーション維持にも関わります。
独学と講座受講はどんな人におすすめ?
独学のメリットとデメリットでも説明したように、独学には向き不向きがあります。基本情報技術者試験を受けるための勉強法としては、大きく分けて独学と講座受講がありますが、それぞれどのような人がおすすめか見ていきましょう。
これから基本情報技術者試験の勉強を始める人は、ぜひどちらの方法も参考にしてみてください。
独学がおすすめな人
独学がおすすめな人の特徴としては、
・これまでに何かしらの試験を独学で合格した人
・ITの知識を持っている人
が挙げられます。
以前、大学受験などを独学で合格した人は、独学での勉強方法やスケジュール管理が上手くできる方だと思います。勉強内容が基本情報技術者試験のものになっただけなので、効率よく勉強を進めていけるでしょう。
また、もともとITの知識を持っている人も独学に向いています。やはり知識がまったくない人に比べると有利です。
苦手分野に時間を費やすことができるでしょう。
講座受講がおすすめな人
予備校の通学講座や通信講座がおすすめな人の特徴としては、
・ITの知識が少ない人
・効率よく勉強し、合格率をあげたい人
・学習のモチベーション維持が苦手な人
・科目A試験(旧午前試験)の免除制度を使いたい人
が挙げられます。
特に初めてIT知識を学習する場合は、効率よく勉強できる予備校の講座受講がおすすめです。確かに独学よりも費用は高くなりますが、何もわからない状態で手をつけるよりも、圧倒的に時間短縮ができます。
また、「資格の学校TAC」のように通学タイプと通信タイプの両方を兼ね備えた予備校であれば、学習環境の幅が大きく広がるためおすすめです。
そのほか、科目A試験の「免除対象科目履修講座」を受講し修了試験に合格するなど、認定要件を満たせば、本試験で科目A試験が免除される制度もあります。こちらは、該当のコースを利用できる予備校の講座で、該当コースを受講した場合のみですので、注意が必要です。
独学のおすすめ勉強法
ここでは基本情報技術者試験を独学で合格するために必要な、おすすめの勉強法をご紹介します。基本的な6つの勉強法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
また、項目の中には予備校の講座を受講する際に必要なものもあります。基本情報技術者試験を受ける人は、これらに目を通したうえで、勉強を開始しましょう。
学習スケジュールの作成
独学の場合は、基本的に1人で勉強を進めていくため、学習スケジュールを作成することが大切です。ゴールを決めて、いつまでにどこまで進めるかを細かく決めることで、計画的に勉強できます。
長期的な学習スケジュールになるので、1週間ごとに進捗を確認していきましょう。スケジュールを立てるだけでなく、順調に進んでいるかを振り返ることも大切です。
基本的な知識の習得
基本的な知識を習得するためには、インプットとアウトプットの繰り返しが大切になります。知識が少ない初心者は、テキストを読み込むインプットの時間を多めに確保しましょう。
基礎の部分を覚えることができたら、問題集を解いてしっかり把握できているかアウトプットを行います。アウトプットは自分の苦手分野を知ることができるため、効率よく勉強ができるようになるでしょう。
科目A試験(旧午前試験)と科目B試験(旧午後試験)の勉強方法
基本情報技術者試験は科目A試験(旧午前試験)と科目B試験(旧午後試験)の2つに分かれています。それぞれの対策をすることで合格率が上がります。
科目A試験は、重要な用語の暗記が必要です。テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から合計60問出題となります。
過去問からそのまま出題されることもあるため、できるだけ多くの過去問を解いておきましょう。
科目B試験は主にアルゴリズムと情報セキュリティの分野から合計20問出題となります。アルゴリズムはロジックの暗記や変数などの扱い方を覚えておきましょう。
勉強時間は最低200時間が目安
試験に合格するためには、初心者の場合、最低でも200時間必要といわれています。仕事の合間に1日3時間勉強しても2ヶ月必要な計算になるため、根気強さも必要です。
事前に知識がある場合は、約50時間といわれています。1日3時間の勉強時間で約3週間なので、短期集中型におすすめです。
科目B試験(旧午後試験)につまずかないよう、気を抜かずに勉強していきましょう。
継続力が大切
試験に合格できるかどうかは、継続力が大切になります。事前知識があるからと油断していて不合格になる人も多いです。
どうしても1日3時間できない場合は、問題を1問でも解く、テキストを1ページでも読むという勉強を続ける習慣をつけていきましょう。どれだけ仕事が忙しくても、1問だけ、1ページだけであれば、誰でも勉強できます。
試験直前に気を抜かない
試験直前に気を抜かないことも大切です。暗記したから大丈夫、問題集も解いたから安心と気を緩める人もいます。
暗記したことでも初期の頃のものは忘れている可能性も高いです。試験直前は、全体を振り返る時間を作り、できるだけ過去問を解いていきましょう。
スケジュールを立てる際も、直前まで勉強する時間を設けてください。
基本情報技術者試験を独学でできない人は無料体験講義に参加しよう!
基本情報技術者試験は、IT業界に関わる人にとっては必須なものになります。独学で合格することもできますが、独学に向いていない人ももちろん一定数いるでしょう。
特に初心者の人は、講座を活用することで効率よく勉強できるので、時間を有意義に使いたい人におすすめです。ぜひお気軽に無料体験講義にも参加してみてください。
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