大学の専門課程レベルが出題! 専門択一試験の対策と勉強法
行政事務系職種(大卒レベル)の専門試験では、法律系・経済系・政治系の3つの分野を中心に、大学の専門課程レベルの問題が出題されています。「大学で学んでいる専門分野が違うんだけど大丈夫なのかな?」「科目がすごい多いけど、全部勉強しないとだめなのかな?」など、不安に思っている人も多いはず。このページでは専門択一試験突破のポイントを分かりやすく解説します!
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出題傾向を知ろう!
専門択一試験は、4系統・32科目から構成される非常に範囲が広い択一式の試験です。試験種ごとに出題される科目が違い出題数についても傾向があります。突破のためには「試験の傾向」を知ることが必要です。
まだ科目について全くわからない方は、下のボタンをクリック!
専門択一試験の科目別出題数一覧
※ゴシックの数字は必須解答です。 ※〇で囲まれた数字は選択必須解答です。 ※上記は、過去の試験情報を元に作成しています。
試験のポイント
1
法律系・経済系・政治系の3分野を中心に、大学の専門課程レベルの問題が出題される。
専門試験は、大学の専門課程(法学部・経済学部・政治学部等)で学習するレベルの問題が出題されます。法学部や経済学部以外の方もTACでは一から講義を行いますのでご安心ください。
2
科目ごとの学習範囲は非常に広く、さらに科目数も多いため、独学で合格レベルに達するのは難しい。
専門科目は、学習すべき科目数が大変多いことから、すべての科目を完璧にすることは、限られた時間の中で合格レベルを目指す受験生にとって、事実上不可能に近いです。そこで大切なのは、学習の順番とメリハリなのですが、独学では学習の順番やメリハリを判断するのは難しいので、公務員試験を熟知した講師の指導を受けるのが近道と言えます。
3
専門択一試験のボーダーラインは、概ね7割程度(配点比率は専門試験の方が教養試験よりも高い傾向)。
公務員試験は、他の資格試験のように何点取ったら合格という基準はありませんが、専門試験は過去の結果をみると概ね7割程度が合格ラインです。また、配点比率は、専門試験の方が教養試験よりも高い傾向にあります。正答率が高い基本問題を着実に解ける力を身に着けることが大切です。
専門択一試験の攻略法
重要科目
- 出題数の多い憲法・民法・行政法・ミクロ経済学・マクロ経済学・政治学の学習が最優先。
- 大学の勉強と公務員試験の勉強は別物!法学部や経済学部だから有利ということはない。
- 各科目の知識がゼロであることを前提とした予習不要のTACの講義なら、学部問わず安心。
選択科目
- 行政学・経営学・社会学など、試験種によって出題されたりされなかったりする科目が選択科目。
- 重要科目以外は、志望先での出題の有無を確認して、必要な科目だけを選択学習すればOK。
- 選択科目の選択方法は、ホームルーム(HR)で担任講師が詳しくレクチャー。
専門記述対策
- まずは各科目の択一試験対策を完成させてから、各科目の頻出テーマの記述対策をする。
- 試験種ごとに出題傾向が異なるため、過去問の傾向に合わせた対策をする必要がある。
- 専門記述対策は、講義&回数無制限の答案添削で攻略!(必要な人だけやればOK)
専門択一の勉強法
・学系科目(政治学・行政学・社会学・経営学など)
学者と学説が大量に出てきます。
勉強法としては、まずは学者名と学説のキーワードを結び付けてセットで覚えていくことが重要です。
その際、覚えにくいものは自分なりに語呂合わせを考えて覚えたりするなどの工夫もおすすめです。
その後、キーワード自体の意味や類似・対比する説との違いなどを押さえていくと良いと思います。
テキストでしっかりと暗記しきってから問題集を解くよりも、あやふやなままでも問題集をどんどん解き、問題演習を通して暗記していくほうが効率的な場合が多いです。
・法律系科目(憲法・民法・行政法など)
憲法:
判例による出題が多いです。ですが、法学部的な深い理解は全く必要なく、その判例が違憲か合憲かの判断とその理由をおさえれば正誤を判定できます。
統治分野では、国会や内閣など数字が出てくるところでは表をつくって整理しながらの暗記がおすすめです。
民法:
法律系科目の中では抜けて難易度が高く、暗記量も多いため、苦手とする方が非常に多い科目です。
判例に基づく出題もありますが、条文の知識をもとに正誤を判定する問題が大半です。
条文の知識を暗記していくことが求められますが、条文単体を追っていくだけでは味気なく覚えにくい場合があります。
そのため、事例とセットで覚えたり、図を書いて整理したり、問題演習をしていく中で頭の中で問題となっている情景を思い浮かべながら解くことでイメージを付けていくという工夫もおすすめです。
行政法:
判例に基づく出題と、条文に基づく出題が半々くらいです。
判例については、憲法と同様にその判例が違憲か合憲かの判断とその理由をおさえれば正誤を判定できる場合が多いです。
条文に基づく出題ですが、行政法は行政の組織やルールを定めているものが多く、イメージが湧きにくいことがあります。
そのため、理解をしようとすることよりも、問題集をひたすら解いて正解を導けるようにしていくことが合格への近道です。
・経済系科目(ミクロ経済学、マクロ経済学)
非経済学部の文系の方は、一度はつまずくことが多いです。
本質を理解するのがベストではありますが、問題に正解できればそれでよいということを忘れたくない科目です。
苦手な方は、特に計算問題の場合、割り切って無理に本質を理解しようとせず、問題と解法を一対一対応させて、暗記するような形で問題集を回すことも一つの方法です。
専門記述の勉強法
専門記述は、地上・国家一般の場合、東京都(一般方式)・国税・財務などで出題されます。
専門択一の知識のみで答案を書くという方も中にはいらっしゃいますが、ゼロから答案を書くため難しいことがほとんどで、専門記述専用の対策を行う必要があります。
具体的な対策方法ですが、上記の試験種では、1行問題の形式が多いため、基本的には問題に対する解答を暗記していくという形になります。TACの専門記述のテキストには、過去問・予想問題とそれに対する模範解答が掲載されていますので、そちらを頭に叩き込んでいきます。
本当に知識ゼロからで大丈夫ですか?
大丈夫!
そりゃ予備校に聞いたらそう答えるでしょうと思うかもしれませんが、これまで理系学部・文学部・家政学部・芸術学部などの出身者が、TACで専門科目をゼロから始めて合格を勝ち取っています。
必要なことはTAC講師陣が教えてくれますから、安心して身を委ねてください。
本当に!?と思う人は、体験入学をおすすめします。