公務員試験の面接対策や勉強法を解説!
情報戦を制して試験を有利に
公務員試験も民間企業の就職活動と同様、人物試験(面接試験)が実施されます。このページでは、面接試験の対策法や勉強法を解説。よく問われるテーマも紹介します。
「公務員試験の面接ってどのような感じなの?」「面接試験が不安」という方は、ぜひ参考にしてください。
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公務員の面接試験とは?
面接試験3つのパターン
個別面接
主に15~30分程度の個別面接で、志望動機や自己PRなどに関する一般的な質問がなされます。「なぜ公務員になろうと思うのか」「公務員としてどのような仕事に取り組みたいのか」などを自分の言葉で分かりやすく解答することが求められます。
集団面接
受験生が5~8人で行われる面接形式です。質問内容は個別面接と変わりませんが、受験生が複数いるため、一問一答形式で簡潔に答える力が求められます。
集団面接が課される自治体はそれほど多くはありません。
集団討論
5~10人程度で当日グループを組み、与えられた課題について話し合い、グループとしての結論を出すことが求められる試験です。討論を通じて受験生一人ひとりの態度やキャラクターを推測します。
また、面接では量りきれないコミュニケーション力も試されています。
面接試験攻略のポイント
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STEP1「心構え」
面接を「難しいもの」と捉えすぎないようにしましょう。面接では、面接官と「会話」あるいは「対話」を通して意思の疎通ができればよいのであって、卓越した返答が求められているわけではありません。そういう意味で考えると、日常の会話と変わらないといえます。
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STEP2「自己分析」
「自己PR」、「達成感を感じたこと」、「今までに最も力を入れて取り組んだこと」などの質問事項に対応することが面接本来の目的だといえます。自己を肯定的に表現できるポジティブな情報を整理するための作業が自己分析なのです。
そしてその中からアピールできそうな要素を自己PRに昇華させましょう。
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STEP3「志望動機」
志望動機とは、言い換えれば「なぜここに来たのですか?」という至極普通の問いです。その答えは幾万通りあり、皆さんが求める定型的な正解がないため一番悩む質問でしょう。
しかし問いの本質は、そこに来たということはそこで働きたいということであり、働くことで社会に貢献したいという事です。ですから、どうやって貢献したいのか、なぜそれが社会にとって必要なのかという点を整理すればよいでしょう。
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STEP4「政策研究」
「入庁して取り組みたいことは何ですか」という問いへの答えです。それは、皆さんが取り組みたいことが市民の(自治体の場合)利益(福利厚生)の向上にどのように役立つのかという視点で考えることが必要になります。
みなさん口をそろえて「高齢者対策」「少子化対策」「福祉」「環境」などなど様々な「政策」らしきものを表明するのですが、肝心なことが抜け落ちているのかなという気がします。そしてその取り組みたいことを、短期的・中期的・長期的な視点で整理することが重要でしょう。
公務員の面接試験で問われやすいテーマ6つ
公務員試験で問われやすいテーマには、以下の6つが挙げられます。
- 公務員を志望する理由
- 受験している自治体・省庁を志望する理由
- 自分の長所や短所、PRできる点について
- 学生時代に頑張ったこと(これまで仕事で頑張ってきたこと)
- 過去の失敗談について
- 前職について(既卒者・社会人枠の場合)
面接試験の不安を解消するためには、質問への対応法を学んでおくことが大切です。ここでは、それぞれの回答ポイントもあわせてチェックしていきましょう。
1. 公務員を志望する理由
多くの公務員試験では「なぜ民間企業ではなく、公務員を選んだのか」という点が問われます。住民の役に立つという公務員の特徴に着目しがちですが、ここでは仕事内容を掘り下げた回答を心がけましょう。
「国民、市民のために働けるからです」といった漠然とした回答ではなく「自分の経験を活かし、誰もが暮らしやすいまちづくりに貢献したいからです(例:市役所)」など、職種にあわせたより具体的な答えを意識することが大切です。
2. 受験している自治体・省庁を志望する理由
どの公務員試験でも問われるテーマです。事前に自治体や省庁独自の取り組みをリサーチしておくと、志望理由の説得力が増します。
特に、他の公務員との違いをしっかりと把握しておくことがおすすめです。「他の市町村にはない、志望する自治体ならではの福祉推進活動に尽力したい」など、具体的な意見を述べるように心がけましょう。
希望の配属につけなかった場合について
「希望の配属につけなかった場合、どうしますか?」という問いには、「どのような部署でも前向きに仕事に取り組む」という意思を伝えましょう。
公務員は異動の多い仕事なので、必ずしも希望の部署に配属されるとは限りません。そのため、志望先でどのように頑張るのか伝えたうえで、ひとつの部署にはこだわらない姿勢を見せることが大切です。
3. 自分の長所や短所、PRできる点について
自己PRにまつわるテーマには、自分の経験やエピソードを織り交ぜながら答えます。「小学生から大学まで16年間続けた野球を通し、協調性と忍耐力、継続することの大切さを学びました」など、人間性が具体的にイメージできる内容を伝えましょう。
また、短所を伝える際はマイナス面を強調するのではなく、短所に対しての対処法や改善策を伝えることが重要です。
4. 学生時代に頑張ったこと(これまで仕事で頑張ってきたこと)
自己PRと同様に、学生時代に頑張ったことも具体的なエピソードを盛り込みながら答えます。頑張ったことを通し、得たコトについて触れることも大切です。
回答には、頑張るなかで生じた困難や逆境なども織り交ぜます。困難を乗り越えた具体的な方法も伝えましょう。回答の最後には、それらの経験を仕事にどう活かすことができるかについてアピールします。
5. 過去の失敗談について
ここでは、失敗そのものではなく、問題解決能力が見られていることを意識しましょう。失敗から何を学べたかをまとめておくことも大切です。
「失敗の原因をどのように突き止め、改善策を見出したか」というエピソードや、改善策を実行した結果について答えます。失敗というとネガティブなイメージを持たれがちですが、失敗を乗り越えた背景や結果について答えるよう心がけてみてください。
6. 前職について(既卒・社会人枠の場合)
前職ではどのような仕事をしていたか、それをどのように活かすことができるかについて答えます。
前職で大変だったことや、それを解決するために取り組んだことなどをまとめておき、具体的なエピソードを交えて回答することを心がけましょう。前職をなぜ辞めようと思ったのかという質問も問われやすいテーマです。
公務員の職種別、問われやすいテーマ
国家公務員、地方公務員ごとに面接時に問われやすいテーマは異なります。それぞれの違いを把握しておくと、より落ち着いて面接に対応できるでしょう。
特に、国家公務員試験の面接では志望順位や転勤などを意識したテーマが問われます。地方公務員試験の面接では、自治体の抱える課題や取組についてより具体的な内容に答えられるよう自治体をリサーチしておくがおすすめです。
国家公務員試験の面接
国家公務員試験の面接では、以下のようなテーマを問われることがあります。
- 転勤があることへの考え
- 志望する職種に求められる能力は何だと思うか
- 地方公務員ではなく国家公務員を目指した理由
- 〇〇の仕事をどこで知ったか?
- 面接を受ける省庁を志望した理由
回答時は、結論から先に述べるように意識します。受験する職種の仕事内容を調べ、やりたい仕事にも具体的に意見を述べることができるよう心構えをしておきましょう。
地方公務員試験の面接
地方公務員試験の面接では、自治体に目を向けたテーマが問われやすくなります。
- 自治体で実現したい課題はあるか
- 地方公務員に求められるものは何だと思うか
- 自治体の持つ魅力、また解決すべき課題は何だと思うか
- 地域住民からのクレームにどう対応するか
- 希望の部署に配属されなかった場合について
これらのテーマには、自分の経験を交えながら答えるのがおすすめです。あなたを採用するメリットを採用側が具体的にイメージできるような回答を心がけてください。
公務員面接試験の攻略法
① 講義を受講
- 講義で面接作法、面接カードの書き方、よくある質問への対応方法などを学ぶ。
② 情報収集
- 面接復元シートで志望先の面接の質問事項・雰囲気・形式などの情報を入手し、想定問答を準備。
③ 実践練習
- 回数無制限の模擬面接や受講生同志の面接練習で場数を踏み、面接に慣れる。
- 模擬面接:復元シートを元にした質問事項での面接練習を繰り返し、徹底的に個別指導。
- 面接練習:同じ志望先の受講生同志で集まり、受験者役と面接官役を交互に担当して練習。
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STEP1:まずは準備の仕方をしっかり確認
人物試験の準備もまずは講義から!TACでは、各校舎の面接指導経験豊富な担任講師が面接対策講義・官庁訪問対策講義を担当し、人物試験や官庁訪問突破に必要な知識やノウハウを基礎からレクチャーします。
[講義内容例] 面接マナー・自己分析のやり方・志望動機の組み立て方・官庁の情報収集・試験種ごとの傾向と対策・面接カードの書き方・よくある質問への対応方法など
STEP2:面接は情報戦!
TACの本科生は、全国のTAC生から集まった情報を「面接/本試験復元シート」で確認することができます。「面接/本試験復元シート」とは、公務員試験を受験したTAC生から生の情報を集めて作成したシートです。
シートには、面接時の質問内容・実際にどのように解答したのか・面接の雰囲気・面接の時間・集団討論の情報など、他では決して手に入らない情報が克明に記載されています。
STEP3:10回受けた強者も・・・
人物試験対策の仕上げは、実践練習を多く積み離れすることです。TACの本科生は何度でも納得がいくまで模擬面接や集団討論を受けられますので、繰り返しの練習で実力を高めることができます。
模擬面接における想定問答は、一人ひとりの志望先に合わせて復元シートや過去のデータを基にして行いますので、本番の疑似体験ができます。志望動機や自己PRなどはもちろん、様々な質問への対応方法を実践を通じて磨き、万全の準備をして本番に挑めます。