2024年度 公務員講座 合格者の声
今までで一番自分と向き合った期間
小賀 愛加さん
Profile
最終合格先 | ●家庭裁判所調査官補 3位 ●京都市(福祉) |
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出身校 | 早稲田大学 教育学部 在学中合格 |
コース | 家庭裁判所調査官補本科生 |
入学年月 | 2023年5月 |
民間就活経験 | なし |
最も力をいれた科目 | 数的処理 |
- 公務員を目指した理由・きっかけ
- 私が公務員を目指した理由は二つあります。一つ目は、大学で培った福祉の専門性を活かした仕事をしたいと思ったからです。大学では社会福祉を学ぶ学部に所属し、社会福祉分野(特に児童福祉分野)について関心と知識を深めてきました。その中で自分の経験を活かして人の役に立てること、また仕事をしていく中でより専門性を磨いていけることに福祉系公務員の魅力を感じました。二つ目は、家庭環境などにより、両親と一緒に暮らせないような子どもたちの力になれることがしたいと思ったからです。大学の実習やアルバイトでたくさんの子どもと関わる中で、どんな家庭環境下でも子どもが子どもらしく過ごせるよう働きかけたいと思ったのがきっかけです。
- TACを選んだ理由・よかったところ
- TACを選んだ理由は、私が志望していた家庭裁判所調査官補の試験に特化したコースが開設されていたからです。試験対策に必要な講座がすべて網羅されており、かつWeb通信講座の形態なので効率よく受講できます。自分の好きなタイミングで受講したり、理解が不十分なところを何度も見返すことができたりと自分に合った学習スタイルをとれる柔軟さに惹かれました。TACに入って感じた良いところは、担任講師のサポートの手厚さです。毎月のWebでの担任カウンセリングだけでなく、質問メールや模擬面接なども利用させていただきました。正直、それまで一人で学習を進めている中で、不安や悩みを話すことは少し勇気が必要でしたが、一歩踏み出して相談してみて本当に良かったと思っています。
- 所属校舎・担当講師のおすすめポイント
- 担任講師は、担任カウンセリングや質問メールでコミュニケーションを取り合いながら全面的にサポートしてくださいました。本格的に対策を始めた時期が遅く不安であることを相談した際、効率的な学習方法や受講計画等を親身になって考え、合格までの最短距離を示してくださったことで前向きに学習に取り組むことができました。校舎に通うことができなくても講師による手厚いサポートを受けられるので本当に助かりましたし、強い味方がいるという安心感につながりました。何か不安があれば一人で抱え込むのではなく、積極的に講師の方々に頼ってみてほしいなと思います。
- 面接試験対策
- 近年では筆記試験よりも面接試験を重視する試験種や自治体も増えているそうなので、しっかりと時間を取って面接対策を行うことが重要だと思います。私の面接対策はまず自己分析から始めました。小学生から現在までを振り返って、自分がどんな人間なのかを、良いところと悪いところを含めて知ろうとしました。そして、そこで見えてきた強みが志望先の求める資質とマッチしているのか、強みを伝えるにはどのようなエピソードを話すかなどを考えていきました。内容については、自分の強みの「再現性」を意識するといいと思います。重要なのは結果ではなく、そこに至るまでに自分が何を考えどう動いたかであると考えているので、聞き手が強みを発揮している自分を想像できるように、その時の思いや意識などに重きを置いて話すように心がけました。
- 効果的学習法
- 私が受験した試験の対策では主に基礎能力試験対策と専門記述対策がありました。基礎能力試験対策に関しては、特に「量をこなすこと」が重要になると思います。数的処理を例にとると、最初は解けなかった問題でも五、六回転もすれば解けるようになっていました。すべての問題を何度も解くのは時間がかかるので、一度目で間違えた問題を二度目で、またそこで間違えた問題を三回転目で…という風に繰り返していくのがいいと思います。また、問題の出題頻度が高いものから優先して解くことでより効率的にかつ効果的に進められると思います。
専門記述対策に関しては、私は福祉分野の対策のみだったので限定的かとは思いますが、時事や業界で関心が高まっていることに注目して出題されそうなことを予想していました。これは試験日まで1か月を切った直前期にしていたことで、それまで学習してきたことを使いながら、その分野で注目されていることについて自分で説明するという練習を行っていました。記述試験では、知識のインプットや過去問がある程度終わったら、実際にその知識が使えるのか試すためにも積極的にアウトプットしていくことが重要だと思います。
- これから受講する人へアドバイス
- 公務員試験はとても多くの時間が必要になります。また、民間就活よりも結果が出るのが遅くなることが多く、ときにはしんどいと思うことがあると思います。しかし、毎日の積み重ねが如実に表れる試験でもあると思うので、今やっていることがどんなに小さなことでも諦めずに積み重ねていけば、いい結果に繋がると思っています。時にはリフレッシュをして、周りに頼り、自分と向き合いながら充実した受験生活を送っていただければと思います。