合格者が残した『合格までの道のり』 心理分野の情報収集のコツ
こんにちは! 心理職を目指している方の中には、「心理職公務員ってこんなに種類があるの!?」 とビックリされている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
私も心理職公務員を目指そうと決めてから、HPで調べたりOB・OGの先輩にお話を伺ったりしましたが、情報量が多くそれぞれの職種についての志望先研究に苦労していました、、
そのため、今回は心理職公務員の情報収集のコツについてお話します。
私は進路に悩んで志望度を何度か変えているので、情報収集を何度も行いまんべんなく心理職公務員について調べていました。
これから受験先を決めようとしている方にも、1次試験を突破して面接を控えている方にも、情報収集に役立ててもらえたら幸いです。
心理分野の情報収集のコツ
まず、心理職公務員を大きく5つに分けて考えてみましょう!
それぞれ仕事内容や支援を届ける対象は異なりますが、どの職種も心理学を駆使して人を援助するお仕事ができます。
- 家庭裁判所調査官補(裁判所総合職)
- 法務省専門職(国家専門職)
- 自衛隊一般幹部候補生(特別職)
- 特別区 東京都(地方上級)
- 都道府県市区町村(地方上級)
に分けて、お話を進めていきます!
さっそく、1.からです!
1.【情報収集】家庭裁判所調査官補
家庭裁判所調査官補については、8月と12月の2回ワークショップに参加し、3月には採用試験説明会にも足を運びました。
これらは調査官の仕事内容や司法の仕組みについて知ることができるだけでなく、現役の調査官の方と実際に会い、一対一でお話することができる点が大変魅力的です!
どんな志を持ってお仕事をされているのか、お仕事の中で難しいと感じることは何か、など質問させていただき、その時に書き留めておいたものを面接対策の参考にするということができます。
ワークショップや採用試験説明会に参加することで具体的なイメージが湧きやすくなりますし、訪れた際にパンフレットやプリントの資料など面接対策に活かせそうな情報が多く載っている資料をゲットできます。
2.【情報収集】法務省専門職
法務省専門職は矯正心理専門職、法務教官、保護観察官の3区分のうち1つしか受験できないので、どの仕事がやりたいか決めねばなりません。
私は大学院生でちょうど前年に合格されたOB・OG先輩方からお話を伺うことができました。
総合職として保護局で採用された方と、専門職として矯正心理専門職で採用された方のお二方からそれぞれのお仕事内容や決め手、勉強方法などたくさん教えていただき、歴代の先輩方がためてきた過去問のデータをいただくこともできました。 同じゼミや心理仲間など身近に心理職の話を聞くことができる方がいる場合は、ぜひ職種選択や勉強法の参考させてもらいましょう~!
また、これは法務省に限らず自衛隊一般幹部候補生や家裁調査官でも行っていたのですが、 就職活動用アカウントを作成して、それぞれの公式SNSをフォローしていました。(私はTwitter改めXを使用しました!)
インターンシップ情報や申し込み日程・試験日程だけでなく、普段の活動やイベントの写真なども見ることができるので、HPよりもリアルタイムで詳細な情報を見たい方や、職場の雰囲気をなんとなく感じてみたい方へとってもおすすめです!! 自分から調べなくともSNSを開けば情報がわんさか出てくるので非常に楽でした、、(笑)
3.【情報収集】自衛隊一般幹部候補生
次に、自衛隊一般幹部候補生についてお話します。
実は一般幹部候補生で入隊しても必ずしも衛生課(心理)に配属されるとは限りません!
しかし、心理に配属されると大学院に自衛隊の援助で通えることや職務の特殊性から被災地に派遣されやりがいがあるといったメリットも多くあります。
実際、一般幹部候補生は受験者のわりに合格者が大変少なく、心理職公務員の中で飛びぬけて倍率が高いですが、(心理に配属されるかは分からないのですが、、) 自衛隊地方協力隊本部(通称:地本)という自衛隊の受験から入隊までの手続きを一手に引き受けている頼もしいサポートがあるので必ず活用すべきです。
パンフレットと受験要綱はインターネットにも載っていますが、HPに載っていない過去問や小論文の模範解答をいただけることがあるので、担当広報官の方に相談するのが一番情報収集になります。
また、担当広報官の方に紹介してもらって心理幹部の方とお話しさせていただく機会をいただけました。
4.【情報収集】特別区
次は、特別区についてです。(東京都は日程が特別区と重なるので受験しませんでした)
特別区についてはちょうど前年に合格されたOGの方がいらっしゃったので、法務省の方と同様に勉強方法や組織の仕組みなどについて教えていただきました。 また、面接官の方々が笑顔で相槌を打ちながら聞いてくださり印象がよかったことをよく覚えているので、面接会場も情報収集の一環と言えるかもしれませんね。
さて、特別区において最も情報収集が必要とされるのは、
ズバリ、、、 区面接 です!!
私は最終合格の後、区面接の案内が来てから慌てて区の政策や特徴、心理職の仕事内容などを詳細に調べました。
特にやって良かったなと思っている情報収集は、
・子ども家庭支援センターの見学・職員の方とのお話(アポ必要です、!)
・街歩き
- の2つです。
子ども家庭支援センターの職員の方とお話しすることで、HPには全く載っていない区の心理分野の方針や現状などを教えていただけたので、自分が区面接を受ける区の研究にはもってこいです!
区面接ではガクチカと同じくらい区の心理職としての課題とそれに対する解決策を求められたので、
情報収集をした上でしっかりと想定問答集を作っていけるとよいと思います。
(例えば、私の時は「うちの区では心理職の配属先がほぼ1つしかないけど、そのメリットとデメリット、そしてそのデメリットはどのように解消できるか」と質問されました。)
街歩きは区面接で一度も話題になりませんでしたが、 就職したら自分の生活圏となる区役所周辺の図書館や飲食店、地域のカラオケ、有名な銭湯などをぶらぶら回ることが、適度なリフレッシュにもなりよかったと思います。
5.【情報収集】都道府県市区町村
最後に都道府県市区町村ですが、私は地元ということもあり油断してあまり情報収集せず面接に臨んでしまいましたが、、、 特別区同様の入念な情報収集を強くおすすめします!!
また、地方自治体を受験する方はTACの担任の先生に相談してみると、これまで受験した先輩方のデータからアドバイスがいただけるかもしれません。 ぜひ相談してみてください!
ここまで職種別に私の行った情報収集をお話しさせていただきました。
一次試験が終わった後も油断せず面接対策を進めていけるよう情報収集を行いながら、 ぜひ対策を頑張ってください~!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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