特集
「簿記チャンピオン」誕生
~下関商業高等学校・簿記部の挑戦~
第1部:チームメンバーにインタビュー
「簿記チャンピオン大会は、本試験直前の実力を知る絶好の機会でした」
2018年11月11日(日)に全国で開催されたTAC主催「簿記チャンピオン大会」の全国団体戦2級で見事優勝したのは「下関商業高校 チームW」。大学生も多いこの大会で、今回の優勝メンバーは全員高校生で1年生3名と3年生1名の4名。全国個人戦でも、1位、2位、8位に入賞する快挙をみせました。優勝した「下関商業高校 チームW」のメンバーにお話をうかがいました。
※当記事は2019年1月に取材しました。
2018年11月「簿記チャンピオン大会」 全国団体戦2級優勝 下関商業高等学校 簿記部
左から
■森重 佑一(もりしげ ゆういち)さん
(商業科3年生)
■池田 洋介(いけだ ようすけ)さん
(商業科1年生)
■平野 智滉(ひらの ともひろ)さん
(商業科1年生)
■木本 修太郎(きもと しゅたろう)さん
(商業科1年生)
高校1年生3名、3年生1名のチームで初出場、初優勝!
──2018年11月に開催されたTAC「簿記チャンピオン大会」で全国団体戦2級での優勝、おめでとうございます。大会初出場で初優勝の快挙を達成した優勝チームの紹介をお願いします。
森重 今回、「簿記チャンピオン大会」団体戦2級に参加した「下関商業高校 チームW」は、下関商業高校の簿記部で「日商簿記1級プロジェクト(以下、1級プロジェクト)」に在籍する高校3年生の私と高校1年生の3名からなるチームです。
簿記部には49人の部員がいますが、その中で、1年生3名、2年生5名、3年生5名の13名が日商簿記1級合格をめざす「1級プロジェクト」に在籍しています。
──皆さんが下関商業高校を選んだ理由を教えてください。
森重 私は進学にも就職にも有利な高校だと思い入学しました。卒業を控える今、本当にその通りだなと実感しています。
池田 私は高校を卒業したら働きたいと考えていたので、高校時代に可能な限りスキルを身につけたいと思い入学しました。でも簿記部に入って学んでいくうちに、高校を卒業してすぐに働きたいという気持ちがちょっと揺らいでいます。
木本 私の父は下関商業高校の出身です。高校で学んだことや簿記の知識と仕事とのつながりなどを父から聞いているうちに、「ぜひ下関商業に入りたい」と思うようになりました。
平野 私は学校説明会で、自分のやりたい情報処理系の仕事と学校との方向性が合っているのを感じました。体験入学に参加して、ますますその思いが強くなり入学を決意しました。
3年生全員が日商簿記1級に合格
──下関商業高校では全員が授業で簿記を学びますが、皆さんはさらに簿記部に入られています。簿記部に入ろうと思ったきっかけを教えてください。
木本 下関商業高校出身の父は簿記の知識が豊富で、以前から簿記についていろいろと教えてくれていました。教わったことがとてもおもしろく楽しかったので、下関商業高校の恵まれた環境の中でさらに先をめざそうと、入学前から簿記部へ入ることを決めていました。中学時代はサッカー部に所属していましたが、ケガが多くて続けるのは無理だなと思っていたので、迷うことはありませんでした。
平野 私は、中学時代はバトミントン部でしたのでそちらからの誘いもあり、部活の説明会に参加してから決めようと思いました。説明を聞いて、簿記はとても役立ちそうに思えたので簿記部へ入ることを決めました。
池田 私は高校を出たら働くつもりだったので、仕事をする上で自分の武器のひとつにするために日商簿記を取ろうと考えて入部しました。
森重 私は、中学時代は野球部に入っていたのですが、野球は中学で終わりにしようと思っていました。そんなとき、下関商業高校に進んだ中学校の先輩から、初めて簿記という学問について聞きました。さらに入学時に簿記に関する講演を聞いて、簿記の勉強をやろうと決めたことが簿記部に入ったきっかけです。
──1級プロジェクトの活動内容を教えてください。
平野 1級プロジェクトは、日商簿記1級・2級の合格をめざして活動しています。通常の部活での勉強と本試験前の対策で、日商簿記検定試験に合格できるレベルまで到達することをめざしています。
池田 部活動は、平日は放課後16時から18時20分まで、土曜日は9時から16時まで活動しています。日商簿記検定試験の1ヵ月前になると、日曜日も部活があって、みんなかなりガツガツ勉強しますね。
木本 1級プロジェクトの成果としては、2018年まで5年連続で1年生が11月の日商簿記2級に合格しています。1級には昨年の3年生が5名中4名、今年の3年生は5名全員が合格しています。
──日商簿記1級に、1級プロジェクトの3年生5名が全員合格とはすごいですね。
森重 ありがとうございます。1級プロジェクトに参加する3年生5名のうち1名は2017年に合格し、そこから部室に片目を入れたダルマを置いて、残りの4名全員が合格をめざしてきました。日商簿記1級の合格率は10%前後なので、1級プロジェクトの3年生全員の合格は快挙だと思います。
なにより、日商簿記1級に合格することで、高校生であっても税理士試験の受験資格を得られるという大きな魅力があります。私も2018年8月の税理士試験で簿記論に合格しました。また、2018年12月には公認会計士短答式試験を受験しています。
ちなみに3年生5名は卒業後、1名が金融機関に就職し、残りの4名は大学に進学して公認会計士をめざします。
日常生活に活かされる簿記の知識
──簿記を学んでから自分が変わったなと思うことはありますか。
森重 新聞やテレビなどで、例えば、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏の金融商品取引法違反の疑いのニュースやその他の企業関係のニュースを見ると、「あ、今ちょうど勉強していることだな」と興味を持って見られるようになりました。また、ニュースで聞く内容が理解できるので納得できる部分も以前より多くなってきました。あとは、お金をしっかり管理することの大切さを今まで以上に感じるようになりました。
池田 コンビニへ行って買い物をしてお金を支払うときにも、仕訳が頭をよぎります。「あ、今のは貸方に現金だな」とか(笑)。
木本 私は親が自営業なので、個人事業主としての話をたまに聞くことがありました。簿記を勉強するまでは自分には関係のない大人の話という認識でしたが、勉強してからは、こまごまとしたレシートを集めて経費を計上するという話を聞いても、どんな目的でやっていることなのかがわかるようになりました。そうした細かいものの管理が大事なんだと、実感できるようになった気がします。
平野 簿記の勉強を始めて、電卓を打つのが早くなりましたね。右利きの私は、右手で字を書くので、いま左手で電卓を打つ練習をしています。
──ちなみに皆さんは電卓を打つとき、左右どちらで打たれますか。
森重 私は右手です。右利きなので最初に右手で練習して、右打ちが染みついてしまっています。右手でペン、左手で電卓の人もいるので、練習してみましたが左手で打とうとすると指がつってしまうんです(笑)。
池田 私は左利きなので、最初から右手で電卓を打って左手で書けばよかったので、そのまま変わっていません。高校生になって初めて電卓の授業で右の指の配置を教わったので、ずっとそれでやっています。左利きなので変えないですみました。
木本 私も池田君と同じ左利きです。授業で習ったように右の指で電卓を打ち、左手で書くのが便利だったので、そのまま使っています。
全国団体戦2級優勝 全国個人戦1位、2位、8位
──「簿記チャンピオン大会」の全国団体戦2級で優勝された感想を聞かせてください。
森重私は、日商簿記2級にはすでに2016年に合格していたのですが、そのあとに出題範囲が改定されて自分が受けた時よりもかなり難しくなっていると知ったので、ブラッシュアップのために2級にエントリーしました。実際に受けてみると、確かに現在の2級は難易度が高いなと感じました。
木本 「簿記チャンピオン大会」は本試験の1週間前に実施されるので、参加して本試験よりも少し難易度の高い問題を解けたことが、かなり自分の中でプラスになりました。それが点数や全国順位などの結果として目に見えたことが、自分にとって大きな自信になりました。
池田 簿記部で問題を解いているときから自分の点数が一番低かったので、「自分のせいで、もし優勝を逃したらどうしよう。みんなの足を引っ張ったらどうしよう。自分のせいで負けたらどうしよう」とばかり考えていて、ものすごいプレッシャーでした。
苦手な連結決算でミスをしてしまい、結果的に83点と4人の中で私の点数が一番低かったので、もう少し勉強していれば、もっとチームの平均点を上げることができたのではないかと思ってしまいます。これからはもっと上位との差を縮めていきたいです。
平野 答案練習などを何回もしていたので、大会の問題は特に難しいという印象はなかったのですが、大会では緊張してしまって、うっかりミスで点を落としてしまいました。あとで見返したら「これは解けたな」というものばかりで、悔しかったです。
2級の全国個人戦では森重先輩が100点満点で1位、私が95点で2位という結果を見て、改めて先輩のすごさを実感しました。緊張してもミスをしない。そんなすごい先輩に自分も追いつけるようになりたいと、決意を新たにしました。
木本 私も、自分の身近に1位や2位の人がいると思うと、もう少し自分もがんばりたいというモチベーションになりましたし、いろいろな意味で自信がついてよかったと思っています。
森重 私はものすごく緊張しました。先生から1年生がすごく優秀だという話を聞いていたので、「3年生として、自分は負けるわけにはいかない。100点取るしかない」という大きなプレッシャーに押しつぶされそうでした。ミスをしていたら、もう部活には出られなかったです(笑)。
──「簿記チャンピオン大会」当日は、チームとしての順位を意識していましたか。
森重 1位を取ろうと意識はしていました。ただし、団体戦は3~5人1組で、チームの平均点で順位を競います。もし私が抜けても、この3人だったら絶対に1位を取れると確信していました。逆に、自分が入ったら1位を逃さないようにしなければいけないと、試験中はそればかり考えていましたね。
結果を見て、平均点を見る限り1年生だけでもおそらく1位を取れただろうと思ったので、「自分はいらなかったな。邪魔したかな。1年生だけの力で1位を取れたほうが結果としてよかったな」と思いました。でも、個人戦でも100点満点で1位になれたのは、本当によかったと安堵しています。
平野 普段の答案練習などでも100点はそれほど簡単に取れてはいなかったので、「1位を取れたらいいなあ」というくらいに軽く考えていました。それでも自分の結果が95点と聞いたときは、100点を取りたかったなと悔しかったです。
木本 試験中は問題に集中していたので、順位はまったく意識していませんでした。むしろ試験の直前や試験後に、自分がみんなと比べてどうなのか、結果がどうなるのかが気になりました。先生から「1位をめざせ」と言われていたので、結果的にチームが優勝と聞いて、先生の期待に応えられたことに安心しました。
また、「簿記チャンピオン大会」の1週間後に実施された日商簿記検定試験では、1年生3名が無事2級に合格することができましたので、「簿記チャンピオン大会」が本当にいい機会になったと思います。
高校時代に税理士試験、公認会計士試験に挑戦
──高校時代に簿記を学ぶことのメリットや学んでよかったと感じている点について教えてください。
森重 簿記を学んで資格を取得することによって、就職や進学で大きなメリットになると思います。それに、社会に出れば必ずお金に関係することが出てきますし、経済社会の中では経理や会計に関わる可能性が高いので、ベースとなる簿記を学んでおくことはとても大切なことだと思います。
私は大学進学にあたっては日商簿記1級取得がアドバンテージとなって、特待生として一部学費免除を受けることができました。これも大きなメリットだと思います。
平野 「簿記チャンピオン大会」で今回のような結果が出て、今は簿記部に入ってよかったなと思っています。会社に関係する言葉なども知ることができるので、簿記を学ぶことは大切だと思います。
木本 日商簿記検定をはじめ資格は取れるだけ取っておいたほうがいいと思います。やはり進学や就職に有利になると思うので、高校時代は部活以外でも資格は取れるだけ取りたいですね。全商簿記試験(全国商業高等学校協会・簿記実務検定試験)は授業で習った範囲なので、現在はその合格もめざして勉強しています。
池田 株価とか有価証券報告書とか、新聞やニュースで目にする内容がずいぶんと身近に感じられるようになりました。そういう意味では高校時代から簿記の知識があると社会の見方が変るんじゃないかと思っています。
──皆さんは将来の夢を追いながら簿記を勉強されていると思いますが、高校卒業後の進路についてはいかがでしょうか。森重さんは3年生なのですでに決まっていると思いますが。
森重 私はこの4月から大学に進学します。大学に行くのは公認会計士試験に挑戦するためです。大学へ行って、公認会計士試験に合格できるようにがんばります。それに加えて、税理士試験も簿記論は受かっているので、並行して残り4科目も受験していくつもりです。
進学も決まり3学期は時間があるので、その時間は簿記の勉強に充てています。公認会計士試験の勉強も簿記部の時間内にやってきたので、今後もしっかりと勉強を進めていきます。
池田 私の直近の目標は日商簿記1級に合格することです。とりあえずそこをめざしてがんばります。入学時は高校を卒業したら働こうと思っていたのですが、今はこのまま大学に進んで会計や簿記の勉強を続け、会計や簿記に関連した仕事に就きたいと思うようになりました。いま一番なりたい職業は、商業高校の先生です。ですから大学に行って教員免許を取ろうかなと考えています。
木本 私もまずは日商簿記1級を取ることが目標です。その先は、税理士をめざしていきます。高校在学中にも税理士試験の勉強ができる環境があるので、日商簿記1級合格後はチャレンジしていきたいですね。どの大学に進学するかはまだ模索中です。
平野 私も同じです。まずは日商簿記1級合格を狙っていきます。その先は大学に進学し、公認会計士をめざしてがんばりたいと思っています。
──これからも下関商業高校のOBとして、将来のリーダーを担う会計のプロフェッショナルとなるべく、がんばってください。本日はありがとうございました。
第2部:先生にインタビュー
「やればやるほど楽しくなる簿記の魅力を、大勢の生徒たちに伝えたい」
それぞれの将来のために、日々、周りの仲間と切磋琢磨しながら簿記の勉強を続けていることが、今回の初出場で初優勝というすばらしい結果をもたらした「下関商業高校 チームW」のメンバー4人。彼らが所属する簿記部の福田武士先生に下関商業高校・簿記部の強さの秘訣をうかがいました。
■下関市立下関商業高等学校商業科教諭
福田 武士(ふくだ たけし)先生
下関市立下関商業高等学校卒業。臨時採用時代に常勤講師として4年間、下関商業高校で教壇に立つ。その後、正式採用となり他校で5年間教えたあと、再び下関商業高校へ。現在、商業科で財務会計Ⅰ、財務会計Ⅱ、課題研究・日商簿記検定の指導のほか、プログラミングなどを指導。
「就職にも進学にも強い 元気下商」
──最初に、下関商業高校について教えてください。
福田 下関商業高校は基本方針に「就職にも進学にも強い 元気下商」を据え、現在は商業科と情報処理科を設置しています。商業高校ならではの専門的学習によって、地元の金融機関や製造メーカー等への就職内定率は100%、進学面でも国公立大学へ多数の合格者を輩出しています。
──下関商業高校では資格や検定試験をかなり重要視されていますが、高校時代に簿記を学ぶメリットをお聞かせください。
福田 全国商業高等学校協会主催の検定、そして日商簿記検定については特に注力しています。
私自身、当校の出身で高校時代に日商簿記2級を取得しました。自分が就職活動の際に企業から評価してもらえた経験から、簿記は将来に向けた就職活動にも大きく役立つと実感しています。加えて今の生徒たちは本当によく勉強しています。一生懸命勉強をしたという経験は必ず将来の役に立つでしょう。
──簿記部の生徒さんは何をきっかけに入部してくるのでしょうか。
福田毎年、日商検定推進アドバイザーの公認会計士・小島一富士先生に講演をお願いし、新入生全員に簿記・会計の大切さや社会に出て役立つということを話していただいています。それを聞いて入部してくる生徒がやはり多いですね。
──授業でも簿記を学ばれると思いますが、簿記部の目標はどこに設定されているのですか。
福田 簿記部では1年生の6月に日商簿記3級、11月に日商簿記2級、2年生の11月に日商簿記1級の合格が目標です。これは、1年生の段階で普通の生徒が卒業するまでに習う日商簿記の勉強をすることになります。現在の簿記部の体制になって2018年で5期目です。1期生では日商簿記1級の合格者が出ませんでしたが、2期生は5名中4名、3期生が現在の森重君たちで5名全員が合格しました。
──日商簿記1級合格後、税理士や公認会計士をめざす生徒さんはいますか。
福田 将来自分で税務・会計の道に進みたい生徒は税理士試験の学習を始めて、3年生の8月に簿記論と財務諸表論を受験します。公認会計士試験をめざす生徒もおり、2018年12月の短答式試験を受験しています。
2018年の税理士試験を3年生3名が受験し、必修科目の簿記論と財務諸表論の2科目に合格した生徒が1名、簿記論1科目に合格した生徒が森重君を含め2名と、3名全員が税理士試験の科目合格をしています。さらに、先ほどお話ししました12月の公認会計士試験の短答式試験を受験した生徒が1名、見事合格を果たしました。私の想像をはるかに超える成果です。
「簿記チャンピオン大会」は実力を知る機会
──どのような指導をすればそのようなハイレベルな挑戦ができるのですか。
福田 実は私自身、日商簿記1級を持っていない状態で1期生を指導し、合格させてあげられなかったという悔しい思いがありましたので、2期生と共に日商簿記1級をめざしました。合格すると自分の経験を踏まえて話すことができますし、説得力も増します。また、私は家族が寝たあと、夜中の2時まで勉強していましたので「先生もそのぐらい勉強をしているんだよ」と生徒へ試験に向き合う姿勢というものも示すことができたと思います。
逆に、私には生徒が受かって自分が落ちたらどうしようという、ものすごいプレッシャーがありましたけれど(笑)。
──今回「簿記チャンピオン大会」への参加を決められた理由を教えていただけますか。
福田 「簿記チャンピオン大会」は、他県の簿記部の顧問の先生に教えていただき、今回初めて参加させていただきました。
通常の部活でしている試験対策の勉強の延長で参加できますし、本試験の1週間前にある大会なので、いま生徒たちがどのレベルにいるのか直前の実力を知るいい機会だと考えました。
──これから簿記を学ぶ人や学んでいる人に向けてアドバイスをお願いします。
福田 私は当初、情報処理やパソコンが専門だったのですが、簿記部で生徒と一緒に勉強しているうちに簿記の楽しさに完全にはまってしまいました。現在も生徒に教えるために日商簿記1級の勉強を続けブラッシュアップしています。勉強するたびに新しい発見があり、学べば学ぶほど楽しい。皆さんには、そんな簿記の魅力がわかるところまで勉強していただきたいと思います。
──本日はお忙しい中、ありがとうございました。
[TACNEWS 2019年5月号|特集]