国家総合職 合格体験記
4年越しの想いと激動の1年
山本 昂平 さん
DATA BANK
内定省庁 | 防衛省 |
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出身校 | 大阪大学 外国語学部 |
コース | 政治・国際本科生(外専憲法併願Type) |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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安全保障の当事者として
2015年の平和安全法制がすべての始まりでした。安全保障に興味を持ち、それまで平和を享受する国民の一人でしたが、平和を作る側にいる人間の存在を知ってから、私も安全保障の当事者として我が国の平和に貢献したいと思いました。それからなかなか具体的に行動することはありませんでしたが、昨年留学から帰国し、将来の夢を再考した時に、やはり安全保障に携わりたいとの想いがありました。国防は国家に与えられた使命であり、そこに携わることができるのは国家公務員の醍醐味の1つだと思います。また、結果に対して責任を有する点も公務員ならではだと思います。1年しか時間は残されていなかったものの、責任ある立場に立ち、国民の平和を実現するとの想いで、国家総合職を目指しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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圧倒的な情報量と合格実績
私は、国家総合職政治国際区分の講座と外務省専門職試験講座(憲法選択)の併願コースを受講していました。最終合格の実績もTAC・Wセミナーを選んだ理由の1つですが、二次試験の人事院面接や官庁訪問のノウハウが蓄積されていて、他の予備校と比べ圧倒的な情報量があったことが決め手でした。私は、言語に特化した学部の学生でしたので、政治・国際区分に必須の憲法や政治学は全くの初学者でした。さらに行政法や行政学、国際法なども学習したことがなくほとんどゼロからのスタートでした。
しかし、約1年間の学習でなんとか最終合格まで漕ぎつけることができたのは、TAC・Wセミナーの教材が過去問に照らして構成されていたことと講師が初学者でも理解できるよう丁寧に講義を行っていたからだと思います。もちろん、独学で合格された方もいますが、限られた時間の中で総合職試験に合格するためには、試験合格に特化した予備校に通うことがベストだと思います。カウンセリングや模擬面接などTAC・Wセミナーならではのサポートもあり、内々定をもらう大きな手助けになったと思っています。最後まで手厚いサポートをしていただいたことで、最終合格そして内々定にたどり着けました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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信頼できる講師陣
講師の方はこれまで何百人、何千人もの学生を見てきた方たちなので、受験生が持つ悩みや不安に対するアドバイスは色々持ち合わせていると思います。どんなささいなことでも相談することをお勧めします。精神的な支えにもなってくれます。
- 専門科目対策
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過去問のチカラ
専門科目試験で点数を取るためには非常に多くの知識をインプットしなければなりません。特に私のような初学者の方は、その膨大な情報量に圧倒されていると思います。さらに、試験ではインプットした情報をもとに正誤を見抜かなければならず、知識をモノにするまで時間がかかると思います。そこで役に立つのが過去問です。過去問を解くメリットを2点お伝えします。
まずは、誤りの選択肢を見抜きやすくなることです。過去問を解いていくうちに自然と、肢の中で誤りのポイントが分かるようになってきます。傾向が分かれば、あとはそこを重点的に見直せばよいので、勉強からムダを省くことができます。この「感覚」は年明けくらいになると分かるので、今は騙されたと思って過去問をやるのみです。
2点目は、過去問がそのまま本試験で出ることが稀にあることです。直近の過去問は出る可能性が低いですが、ひとまわり前に問題は「1周して出る」ことがあります。1度解いたことがあるというだけでアドですね。以上、過去問はやるしかないですね。最低2周、頑張ってください。
- これから受験する人へアドバイス
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試験当日、自信を持てるように
試験の日、官庁訪問の日はすごく不安になります。そんな時自分を支えてくれたのは、「やれることはやった」という思いでした。試験の日には、勉強の証なるものを持っていき、この1年間での努力を思い出しながら試験に挑んでいました。あまり試験勉強をサボりすぎると、本番の時にものすごく不安と後悔が押し寄せてきます。なぜ試験勉強をするか。私は、知識をつけるためということは言うまでもなく)こういった不安を払拭するためにするのだと思っています。精神状態は結果にかなり影響を与えるので、さぼってしまったことは何とか正当化し、今までやってきたことに自信をもって本番を迎えられるように頑張ってください。