国家総合職 合格体験記
教養区分からの捲土重来を果たす
溝上 輝さん
DATA BANK
内定省庁 | 防衛省 |
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出身校 | 東京大学 法学部 |
コース | 法律コンパクト本科生 |
受験区分 | 大卒程度 法律区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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暮らしの安心安全を第一の使命に
私が国家総合職を志望した理由は、端的に、暮らしの根幹を支える仕事がしたいと考えたからです。学生時代に、災害ボランティアへの参加、東シナ海関係のニュース報道、現場の自衛官の方とのお話などを通して、「暮らしの安心、安全は当たり前ではない」と認識し、安心、安全を維持するために私に何かできることはないかと考えるに至りました。実際に、民間企業でも、安心、安全を守る仕事はたくさんあります。しかしながら、就職活動をしていくなかで、常に安心安全を第一の使命として、安心安全な生活を支える仕組みの根幹中の根幹たる国家的な制度、枠組みを作ることのできる職業は国家総合職だけであることに気づき、暮らしの安全、安心を最優先に考えて国家の行く末を見据えることができる国家総合職に強く惹かれました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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充実した教材と手厚いサポート
私がTAC・Wセミナーを選んで良かった点として、 国家総合職の過去問題集や模試が非常に充実しており、教材もとても分かりやすかった点があげられます。日々の学習から、試験前の追い込みまで、多様な使い方をすることができました。加えて、自身では対策の難しい面接や官庁訪問に対しても非常に手厚くサポートしてもらうことができました。模擬面接や官庁訪問対策ゼミを通して、本番に向けたイメージトレーニングをすることができ、当日も緊張しすぎず、しっかり実力を出し切ることができました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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講義の分かりやすさ
私はWeb受講でしたが、渋谷校、早稲田校、水道橋校には模試や自習等で訪問しました。いずれの校舎も、空き教室で自習をすることができました。他の受講生と同じ空間で勉強することで、モチベーションを維持することができ、非常に集中することができました。憲法の山下講師をはじめ、講師の方々は全員非常に内容を噛み砕いた講義を展開され、本番でも脳裏に講師が出てくるほど記憶に残る説明で、とても分かりやすかったです。
- 専門試験対策
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繰り返し手を動かす勉強
専門択一では、過去問をどれだけ繰り返し解けるかがカギとなります。私は、12月までに基礎知識は一通り学習し、1月の下旬以降、択一の過去問題集を解き始めました。問題→解説→テキスト→問題→解説→…と繰り返し、知識の抜けがないように、問題慣れできるようにしました。ただ、過去問だけを解いていても、過去問では出題されていない分野などが把握できないので、TAC ・Wセミナーの模試の問題も幅広く解きました。計7周ほどこなしました。3周目以降に間違えた問題については、その問題を解くうえで必要な判例や条文などの知識をノートにまとめて、繰り返し読み込みました。
専門記述では、問われる論点に対して丁寧に問題設定とあてはめをしていくことがカギとなります。そのためには実際に書いてみること、答案構成の数をこなすことが必要です。私は、3月あたりから択一演習の合間に気分転換がてら1〜2問ほど解いて、解説、模範答案から必要そうなフレーズをノートに書き写していました。択一試験後は、ノートを繰り返し読み返すとともに過去問題集の問題を分析して答案構成を繰り返し、授業で扱われた演習問題を用いて答案を書く練習もしました。
- これから受験する人へアドバイス
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基礎を確実に固める
しっかりと基礎を叩き込んでください。専門科目はさることながら、数的処理などにおいても、基礎的な解法は自分のものにしておかなければいけません。なぜなら、国家総合職の試験においては時間との勝負が問題となってくるからです。そのためにもTAC ・Wセミナーの授業は非常に効率的な手段です。分からないところがあれば、テキストを参照するだけでなく、映像講義に戻って、しっかり理解しておきましょう。