国家総合職 合格体験記
諦めない強い思いを持って
R.Kさん
DATA BANK
内定省庁 | 防衛省 |
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出身校 | 早稲田大学 政治経済学部 |
コース | 政治・国際2年本科生 |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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日本が危機的状況のときに何か貢献したいという思い
小学校高学年の頃から、人の役に立つような仕事がしたいと考えていました。その矢先、中学1年生のときに東日本大震災で被災をし、福島第一原子力発電所における事故も身近に体験いたしました。同時に、父方の親戚が多く住んでいる宮城県が大きな被害を受けているのにも関わらず、ラジオのニュースで情報を聴きながらも何もできないでいる自分にもどかしさを感じていました。この経験から、国や国民が危機的状況にあるときに自分から率先して動き、現場をサポートできるような仕事に就きたいと思い、国家総合職を志望するようになりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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フォローの充実度と実績・情報量
国家総合職志望者が通う予備校を調べあげた上で、教材・フォローの充実度や実績・情報量の観点からTAC・Wセミナーに通いたいと感じ、受講を始めました。実際に、学業やサークルで忙しい大学生活を送っていた私にとって、教室で受講できない講義をいつでもどこでも受講できる「Webフォロー」があったことは、とても心強かったです。また、官庁訪問ゼミや同一省庁の志望者で集まる自主ゼミに参加し、仲間と情報を交換しつつ切磋琢磨しあえる環境に身を置けたことが、第一志望の省庁に内々定を頂くことに繋がったと考えております。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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積極的な教室受講と定期的なカウンセリングのススメ
試験区分の関係であまり早稲田校に顔を出すことはできなかったのですが、勉強の進捗状況についてアドバイスをいただいたり、落ち込んでいる際には励ましの言葉を頂けたりしたことは、勉強のモチベーションを維持する一助になりました。所属校舎の教室受講ができるのであれば、可能な限り参加し顔を出すことを強くおススメします。
また、渡辺講師や担任講師のカウンセリングは定期的に受けた方がいいと思います。渡辺講師は、毎回のカウンセリングで良い部分・改善点を的確に教えてくださいました。そして志望省庁に関わるトピックについてお互いにお話することを通して知識を深めることができました。エントリーシートも毎回添削いただけたことでブラッシュアップされたので、本番は完璧な状態で志望先に提出でき、自信を持って官庁訪問に挑むことができました。
- 教養試験対策
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努力の積み重ね
基本的には、教養区分の試験対策を含め、年内にある程度の点数を出せるようにコツコツと勉強することをお勧めします。数的処理や文章理解は、一朝一夕で点数を出せるようになるような科目ではないので、目標から逆算して毎日計画的に演習を行いました。問題を解いていく中で自分の得意・不得意を把握して、得意な問題では必ず得点できるように何度も繰り返し練習しました。不得意な問題の中でも得点できる余地があると考えられるものについては、捨てることはせず考え方を理解して頭に入れていくことで、得点に繋げていきました。人文科学・自然科学・社会科学については、教養区分対策のため夏休み中に問題集を全部解けるようになるまで演習を繰り返しました。教養区分は不合格でしたが、政治・国際区分の基礎能力試験においてはほとんど対策の必要がないくらいの力は付いていたので、このやり方でも十分通用すると思いました。時事問題については、直前期に配られる「時事対策テキスト」をフル活用し、電車などの移動時間や食事・お風呂の時間を利用してテキストに目を通し頭に入れていきました。特に講師が講義中に触れられたトピックや出題頻度の高いものについては、試験の直前までしつこく見直しをしました。
- 専門試験対策
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選択と集中
教養区分の試験が終わってすぐに対策を始めました。まずは受験する科目全ての講義を受け切り、自分の得意・不得意を把握しました。そして、点数配分や二次試験の論述試験で使用する科目を見据えた上で勉強の比重を科目ごとに変えて、効率良く勉強することを心がけました。私の場合は、択一で点数比重が高く論述で使用する政治学・国際関係に最も重点を置き、その次に論述で使用する可能性のあった行政学、その次に必須解答の憲法、その次に国際法・財政学の順で優先順位をつけていきました。各科目ごとに問題演習を繰り返し、間違えたものやまぐれで正解したもの、そして解説を読んで初めて理解したものを全てノートに書きだしていきました。そのノートを試験直前に何度も見直し知識を盤石にしたことで、自信を持って択一試験に臨むことができました。二次試験の論文対策としては、一次の択一試験で身につけた知識をベースに、問いに的確に答える論文を作成するために、過去問や答練やその類題を使ってひたすらアウトプットをする練習をしました。そしてその合間に、TAC・Wセミナーの授業やテキスト内で紹介された参考書に一通り目を通しておいたことで、出題者の考え方等を理解した上で試験に臨むことができました。
- これから受験する人へアドバイス
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ブレない強い心を持って
国家総合職試験合格への道は長く険しいです。私自身、他の公務員試験を受けずに民間就活を民間志望の人と同程度にしながらの受験だったので、何度も心が折れそうになりました。しかし、そんな時には「なぜ自分がこのような就活をしているのか」「自分は何を1番やりたいのか」を思い出し、「ここで自分は諦めていいのか」と奮い立たせることでモチベーションを保っていました。自分の目標を見失わないで諦めずにストイックに走りきれば、結果は自ずとついてきます。頑張ってください!