国家総合職 合格体験記
国家総合職を目指して
萬代 瑛子さん
DATA BANK
内定省庁 | 防衛省 |
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出身校 | 京都大学 法学部 |
コース | 政治・国際本科生 |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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私は子どもの頃にアメリカに住んだ経験があり、漠然と国際社会に貢献したいと考えていました。そこで防衛省の業務説明会に参加し、防衛当局間の協力や対話が相手国との関係の深化や不測の事態の回避に繋がるなど、防衛力を通じた国際関係の構築の面白さを知り国家総合職を目指し始めました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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政治・国際区分の対策を行っている予備校が他になかったため、TAC・Wセミナーを選びました。しかし、入学してみるとTAC・Wセミナーを利用するメリットが他にも多くあることに気づきました。
1つ目は、テキストの充実度です。私は公務員試験勉強と並行して週3~4回で部活動を続けており、時間が限られている中で効率よく学習したいと考えていました。TAC・Wセミナーのテキストは、過去問を分析して執筆されているため、試験の頻出事項など合格に必要な知識だけがコンパクトにまとめられています。そのため、テキストを読むだけで手っ取り早く学習することができ、TACのおかげでほとんど最短距離で合格できたと思います。
2つ目は、試験直前期に3回も行われる公開模試です。公開模試を通して本番のタイムマネジメントを練習できました。また、模試の結果を見て自分の学習計画を見直したり、受験者の中での自分の立ち位置を確認したりできました。
3つ目は、官庁訪問に関する圧倒的な情報量です。官庁訪問に関する講義を受け、官庁訪問テキストを読むことで具体的なイメージをつかんだ上で対策を進めることができました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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私は自習室を利用するために家から一番近い京都校に通っていたのですが、京都校はアクセスが良好で通いやすかったです。周辺にコンビニや飲食店が多いため、1日中自習室にこもって勉強する時のお昼ご飯には困りませんでした。また、教室の数も多いため自習場所に困ることはほとんどありませんでした。
- 教養試験対策
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教養試験については、配点が高い科目(数的処理など)から優先順位をつけて勉強するようにしました。また、2週間に1回はチェックポイント(TACの公開模試や過去問1年分を解いて、本番を想定した問題演習を行う機会)を設けました。その結果を見て自分の弱点を把握する→学習計画を見直す→問題演習を行う→公開模試や過去問を解いて、自分の弱点を把握する→・・・というサイクルを繰り返しました。
数的処理は時間との戦いなので、1問を10分以内で終わらせると決めてタイマーを使ってTAC・Wセミナーの問題集を使って演習しました。また、毎日必ず10問解くようにしました。最初は全分野を満遍なく学習していましたが、数的処理は5割さえ取れればよいと考え、途中から得意な分野に絞って演習を重ねました。
- 専門試験対策
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専門試験の答案練習では自分の答案を講師の方に添削してもらうことで、客観的に自分の欠点と向き合うことができました。
また、政治・国際区分の専門記述対策ができる問題集はなかなか売っていないので。TAC・Wセミナーの過去問集が非常に役に立ちました。模範解答の質が高く、模範解答やTAC・Wセミナーのテキストを読みながら足りない知識を入れる、ということを繰り返すことで答案の質を上げることができたと思います。
- 政策論文対策
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政策論文対策の講義で、採点者に伝わりやすいわかりやすい文章の書き方(段落分け、文章を短く区切る、段落の最初の一文で主題を示す、など)が重要だと聞いたため、答案練習をする中で書き方をたたき込むようにしました。
また、政策論文は求められる文字数に対して時間が少ないので、答案作成にあたっては時間内でとにかく書き切ることを意識しました。
政策論文試験対策を後回しにする受験生は多いですが、専門記述よりはコストパフォーマンスが良く、対策した分点数が取れる科目だと思うので時間をかけて準備したほうがいいと思います。
- 面接・官庁訪問対策
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TAC・Wセミナーの模擬面接を利用して面接練習を何度も行いました。本番同様の雰囲気に慣れることができ、また講師の方にフィードバックをもらうことで自分の課題に気づくことが出来ました。
また、官庁訪問に関する情報は錯綜しており、インターネット上で信頼できる情報はあまり入手できないので、過去のTAC・Wセミナー受講生の官庁訪問体験記をまとめた面接・官庁訪問対策テキストに幾度となく助けられました。テキストを読んで想定問答を考え、官庁訪問のイメージトレーニングをしたおかげで本番はリラックスして臨めました。
- これから受験する人へアドバイス
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国家総合職は試験から官庁訪問、そして採用まで非常にプロセスが長く、投げ出したくなる瞬間はたくさんあると思います。そんな時こそ、自分が仕事を通じて何を実現したいのか、将来の自分の姿に思いをはせながら頑張ってください。応援しています!