国家総合職 合格体験記
日本の将来を形作ることを目的とした人生設計
藤本 忠良さん
DATA BANK
内定省庁 | 総務省 |
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出身校 | 大阪大学大学院 国際公共政策研究科 |
コース | 1.5年経済本科生 |
受験区分 | 院卒程度 行政区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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官僚という存在に気づいた
大学3年生の夏休みにインドにインターンシップに行ったことをきっかけに、国家総合職を目指すようになりました。キャリア形成のきっかけとして足を運んだインドでありましたが、そこでの経験はこれまでの人生観を180度変えるもので、インドの現状を見た上で改めて日本の素晴らしさに気づくことができました。そのうえで、自分がこれまで日本で受けてきた恩恵を自分が受けて終わるのではなく、これからの世代に自分たちが受けてきた以上の恩恵が受けられる国にしたいという思いから、それを実現することができるのが国家総合職なのではないかという思いから霞ヶ関を目指すようになりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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圧倒的な実績と信頼できる講師陣
選んだ理由を率直にいうと、友人の熱烈な紹介です。私自身、大学院生ということもあり、学部卒のTAC・Wセミナーに通っていた受講生から、合格実績や内定までのノウハウがあるのがTAC・Wセミナーだということを聞き、国家総合職向けの無料ガイダンスに足を運びました。また、良かった点としてはやはり、講義のわかりやすさとTAC・Wセミナーで学習した分だけ試験での得点に直結するという点です。加えて、内々定までのフォローアップや官庁訪問前の自主ゼミなど、今振り返っても非常に有意義な機会でした。この場を借りてTAC・Wセミナーの方々に感謝を申し上げたいと思います。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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講師は積極的に活用すべし
私は地方の教室に在籍していたということもあり、東京の受講生とは情報量で劣る部分がありました。そのため、担任講師と数ヶ月に一度連絡を取り、自身の置かれている状況等をブラッシュアップし、適宜担任講師との対話を通じてモチベーションの維持を図っていました。
- 専門試験対策
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得意教科を徹底的に伸ばすべし
私は大学院でミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、財政学の勉強は大学院上級レベルまで学んでおり、これらの科目を全面的に活かし、筆記試験を突破しました。一次試験でもこれらの科目の配点比率は高く、これらの科目はほぼ全ての問題で正解し、二次試験の専門記述試験では選択した3科目のうち、2科目で満点を獲得することができました。国家総合職は法律、経済、政治国際と自分の得意な分野に応じた学習ができ、大学院生は特にアドバンテージのある試験となっています。そのため、自分の学習している分野との親和性を意識して試験の勉強を進めることが望ましいと思います。
- 面接・官庁訪問対策
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積極的に友人を作るべし
官庁訪問の7割は情報戦と言っていいというほど、情報が重要になります。もちろん、情報の質に十分配慮をしながら情報収集をする必要がありますが、情報を得る上で大事なのがともに官僚を志す友人の存在です。私自身、TAC・Wセミナーの自主ゼミを含め、合計6つの自主ゼミに参加していました。それらは説明会やインターンシップで連絡先を交換した学生が中心であり、そこでは情報交換はもちろん、志望動機や政策に関する勉強会、面接対策や官庁訪問対策、さらにはエントリーシート対策を行っていました。今振り返っても自主ゼミをやっている間はライバルではありますが、将来の同期でもあるということを考えると(実際に自主ゼミをやっていたメンバーで同期になった人も多い)、相手がどういう志を持っているのかなどを知れる貴重な機会でした。コロナ禍で地方の学生は不利な状況が続くと予想されますが、可能であれば対面で希望省庁の説明会やインターンシップに参加し、なるべく多くの友人を作っておくことをおすすめします。
- これから受験する人へアドバイス
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やるべきことをやれば大丈夫
今、官僚になるべく試験対策に取り組んでいる学生に向けてアドバイスをするならば、全く焦る必要はなく、日々の講義、復習、問題演習、省庁説明会、インターンシップをこなしていればまず問題ないと伝えたいです。私も試験が始まるまでの期間、やるべきことを毎日着実にこなし、その努力が本番の自信につながり、最終合格、内々定に繋がりました。今取り組んでいることは確実に将来の自信となり糧となります。そのうえで改めて自分が何のために官僚になるのか、官僚になって何がしたいのかを忘れることがなければ少々しんどいことでも踏ん張ることができ、そこで踏ん張ることができればその後の官庁訪問、そして官僚になってからも必ず励みになると信じて取り組むべきだと思います。