国家総合職 合格体験記
3年越しの合格/内定
高梨 綾希子さん
DATA BANK
内定省庁 | 環境省 |
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出身校 | 一橋大学国際・公共政策大学院 |
コース | 法律答練本科生 |
受験区分 | 院卒者程度 行政区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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「日本の未来を考えたい」
大学2年生の冬に短期留学をした際に、自分の国の未来のために働きたいと考えており、そしてそのために勉強していると話す現地の留学生に出会いました。そのときに自分の周りには、「自国」を主語に語る人がいないと感じました。私自身、当時将来についてあまり明確に決めていませんでしたが、その留学生との出会いと、日本を離れたからこそ私は生まれ育った日本が好きだという感じたことから、国家総合職として、日本の未来を考え続けたいと思うようになりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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「質の高さ」
大学の学部が政治経済学部だったため、法律の学習をしたことがほとんどありませんでした。そのため、予備校に通うということは、あまり悩まずに決めました。その中で、合格実績が他の予備校と比べて高いことや、TAC・Wセミナーに通っているサークルの先輩方からテキストの質や講義の雰囲気などを伺ったことを踏まえて、TAC・Wセミナーに決めました。実際、私はTAC・Wセミナーに3年間お世話になりましたが、講義の質、講師の方の面倒見の良さ、過去の経験に基づく教材の質の高さなど、良かったことを挙げるときりがないです。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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親身になってくれる講師の方々
大学に近いことから早稲田校に所属していました。面談を何度もしてくださった講師の方はもちろん、答案提出の際にアドバイザーの方に声をかけていただけたことなどもあり、3年間頑張り続けることができたのも、早稲田校の方々のおかげだと感じています。学習をしていると孤独になってしまいがちですが、早稲田校に行き、お話させていただくと1人ではないのだということを感じられ、もう少し頑張ろうと思うことができました。
- 面接・官庁訪問対策
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自分自身のアピールを最大限行えるように
就活本でよく書かれていることですが、自己分析は非常に大事だと感じています。自分自身の過去はもちろん、将来への想いなどを含めた自分のことをしっかり分かっているからこそ、面接で面接官に自信を持って話すことができると感じました。また、私は最後の1年間は民間企業に就活も並行して行い、そこでかなりの数の面接を経験し、面接終了後にはその反省も行っていました。国家総合職の人事院面接や官庁訪問では、民間企業の面接が練習のような役割となり落ち着いて望むことができたとも思います。官庁訪問は、緊張に負けずに自分自身をいかにアピールできるかということが重要です(もちろん回る省庁によるとは思いますが)。それができるためには、やはり自己分析と練習の数と質が必要だと思います。もちろん、学習しながら並行するのは大変かもしれませんが、できる範囲で頑張っておくと、最終的にその成果がでるのではないかと思います。
- 効果的学習法
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1日にやることリストを作る。
毎日毎日学習をしていると、勉強が作業のようになってしまい、集中力がかけてしまうことがあるかもしれません。そのような状態を回避するため、私は1週間で何をするのかを書き出し、それをそれぞれの日に当てはめ、やることリストを細かく作ることをしていました。その際に、同じ科目に何時間も費やすというよりは、短時間で何個かの科目を回していくという学習方法をとっていました。そのおかげで勉強自体に飽きることなく、集中力を継続させることができたと思います。
- これから受験する人へアドバイス
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「自分の軸を創る」
受験勉強/就職活動をしていくうえで「自分は本当に何がしたいか」ということは問い続けてほしいと思います。人によるとは思いますが、国家総合職は長い道のりです。周りが民間就活をし、内定が出ている中でも勉強をし続けなくてはいけないです。そんなときに頑張り続けることができるのは、自分が本当にしたいことの軸があるということだと思います。実際、私は合格/内定まで3年間かかりました。ここまで粘るのはあまり例がないのかもしれませんが、これができたのは、「環境問題に取り組むことを通じて、日本の未来を考えたい」という軸があったからだと思います。そして、この軸はきっと、今後働いていくうえでの自分を助けてくれる軸にもなると考えています。就職は大きな選択です。辛いこと、逃げたいこともあるかもしれませんが、自分の軸に自身を持ち、頑張り続けたうえでたどり着いた道は、おそらく自分にとって最も良い結果だろうと思います。自信を持って歩ける道にたどり着けるよう、頑張ってください!