国家総合職 合格体験記
TAC・Wセミナーのカリキュラムを信じて
茶谷 晋伍さん
DATA BANK
内定省庁 | 外務省 |
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出身校 | 東京大学 法学部 |
コース | 政治・国際コンパクト本科生 教養対策カットType |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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外交官を目指して
私が中学生の時、尖閣諸島の国有化問題をめぐって日中関係が悪化しました。幼少期を上海で過ごした私はその際、お世話になった中国の人たちの顔を思い浮かべ、彼らも含めた中国全体を非難するような日本世論の論調に違和感を覚えると共に、日中間の相互理解の難しさに歯痒さを感じました。以来、日本と中国、ひいては他国との相互理解と信頼関係の構築に貢献したいと考えるようになり、外交官を目指すようになりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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政治・国際区分ならTAC・Wセミナー一択!
私は週6日で部活動があったことから、他の受験生よりも確保できる勉強時間が少なく、より効率よく試験対策をするために予備校を活用することにしました。また、法学部の学生でしたが、法律科目よりも政治科目や国際関係に興味があったため、試験区分は政治・国際区分を選択しました。TAC・Wセミナーは政治・国際区分の対策ができる唯一の大手予備校であったため、迷うことなくTAC・Wセミナーを選びました。また、政治・国際区分を受験して外務省に内定していた先輩方の多くが利用していたことも決め手になりました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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忙しい人ほどWeb通信講座
私は、部活動の関係でTAC・Wセミナーへの通学が困難であったため、Web通信講座を受講しました。Web通信講座のメリットは2点あります。1点目は自分の都合に合わせて好きな時間帯に受講できる点です。私は夕方から部活があったため、朝から夕方まで講義動画を見るようにしていました。2点目は自分の理解度に合わせて講義をカスタマイズできる点です。例えば、分からないところは動画を止めて何度も確認したり、理解できるところは倍速で聞いたりしていました。
- 専門試験対策
- 私は、大学の定期試験が終わった受験年2月から専門試験の対策を始めました。2月1日から一次試験の4月25日まで12週間、憲法の講義は12回、政治学は13回、国際関係は9回、行政学は…と数え、1日に何の科目の何回分の講義を受ければ良いかを逆算し、それをもとに学習計画を作りました。あとはその計画に従って勉強するだけです(もちろん、計画通りには上手くいかないので、試験までに学習が間に合わない科目もありました…)。具体的な学習方法としては、講義動画を見てノートをとり(またはテキストに書き込み)、その日のうちに講義で習った範囲の問題集(過去問集)を解く、というものでした。後からまとめて問題集に取り組もうとすると量が膨大で気が遠くなってしまうので、講義を聞いた日のうちにその範囲の問題集に取り組むことをおすすめします。また、問題集を解くとわかるのですが、国家総合職試験では同じような問題が何度も出題されます。出題される傾向の高い問題はテキストにも印をつけておくと良いと思います。ノートやテキストに印をつけておけば、部活の行き帰りなどのスキマ時間にも見直すことができます。
二次試験の対策は一次試験が終わってから始めました。一次試験の4月25日から二次試験の5月23日までの4週間です。私が選択した政治学と国際関係A・Bは一次試験の知識があれば対策ができるため、新たなインプットをするよりも、ひたすら専門記述テキスト(過去問集)に取り組みました。問題を解くというよりも、専門記述テキストの解説や講義テキストを見ながらポイントをノートにまとめていきました。過去問で勉強するとわかるのですが、一次試験と同様に、二次試験も頻繁に出題されるテーマがいくつかあります。それらをしっかり理解しておくことが重要だと思います。
- 面接・官庁訪問対策
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人事院面接対策は、一次試験後、早めに取り組むべき
私は模擬人事院面接を利用しました。二次試験の一環として行われる人事院面接ですが、二次試験の筆記試験とは別日に行われます。しかし、その日程は筆記試験当日まで分かりません。私は、筆記試験の2日後に人事院面接が指定されました。したがって、筆記試験の後に面接の対策を始めていた場合は、対策が間に合わなかったと思います。
私がTAC・Wセミナーの模擬人事院面接を利用したのは、二次試験の1~2週間ほど前でした。本番を想定した質問に対して受け答えし、その都度フィードバックをいただける他、ESに対するコメントもいただけます。私はこの模擬面接を通して疑問点や不安点が解消され、自信を持って本番の面接を迎えることができ、結果的に高い評価をいただくことができました。
- これから受験する人へアドバイス
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TAC・Wセミナーを信じることが合格の秘訣
一次試験も二次試験も私はTAC・Wセミナーの教材しか取り組む時間はありませんでした。しかし、それで十分でした。過去問を研究し尽くして作られた教材ですので、テキストに載っていない問題はほとんど出題されません。不安を感じることもありましたが、TAC・Wセミナーの教材を信じて取り組んだことで、最終的には自信を持って試験に臨むことができ、合格を掴むことができました。国家総合職試験の範囲は膨大で、独学で合格するのは難しいように思います。一方で、TAC・Wセミナーでは、出題されるポイントに絞って効率よく試験対策ができるようになっています。この教材を最後まで信じて取り組めば、合格は見えてくるはずです!頑張ってください!