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国家総合職 合格体験記

誰もが安心して安全に暮らせる社会の実現に向けて

加藤 翔太さん

DATA BANK

内定省庁 国土交通省
出身校 明治学院大学 法学部
コース 政治・国際本科生 地方上級併願Type
受験区分 大卒程度 政治・国際区分
国家総合職を目指した理由・キッカケ

生き生きと生活できる社会を目指し

 私は2011年の東日本大震災を経験して、災害に強いまちづくり、誰もが生き生きと生活できる社会を作りたいと考えていました。また、2年超の海外在住経験を経て、世界に誇れる日本、より良い日本社会の実現をしたいと考えるようになりました。この目標を達成するためには公務員しかない。そう思ったことが、国家総合職を志望するきっかけです。
TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ

圧倒的な情報量

 国家総合職の予備校は様々ありますが、TAC・Wセミナーを選んだ理由は、合格者実績と人事面接や官庁訪問などの情報について他の予備校より優れていると感じたこと、Webフォローなどサポートが充実していると考えたからです。TAC・Wセミナーに入学してから配布される資料は、過去のデータの分析、それまで培ってきた試験合格のためのノウハウ、官庁訪問の情報など、個人で知ることのできない情報ばかりでした。Webフォローは、自分の好きな時間に講義動画を見ることができるというものであり、大学やプライベートとの両立をすることができました。また、国家総合職の合格を目指す仲間と出会い、官庁訪問対策自主ゼミなどを通じて、お互い切磋琢磨できたことも、国家総合職試験の合格や内々定の獲得に大きな助けとなりました。
所属校舎または講師のおすすめポイント

担任カウンセリングの重要性

 国家総合職講座の担任講師である溝江講師や山本講師の担任カウンセリングは、定期的に受けましょう。今までの学習の問題点、これからのスケジュール作成、人事院面接や官庁訪問の相談などに乗って頂けます。私自身も、志望動機の薄さや問題点などを指摘して頂きました。自分の主観だけでなく、受験のプロの客観的な視点によるアドバイスを受けられたことによって、人事院面接や官庁訪問に自信をもって臨めるようになりました。
教養試験対策

時間配分と取捨選択

 基礎能力試験は40問を3時間で解くため、常に時間との闘いです。そのため、どの分野を何分程度かけて解くのかをあらかじめ考えてから、試験勉強を始めました。基礎能力試験の中で最も出題数が多いのが、数的処理の16問です。学習を開始する前に数的処理の目標点数を決め、どうやって点を取るかの計画を考えながらTAC・Wセミナーの講義を受けていました(数的処理以外でもおすすめします)。一通り講義を受けた後で、得意な分野と苦手な分野を把握し、苦手分野の中でも特に難しい分野は見切りをつけました。こうすることで、得意分野と苦手分野克服に時間を充てることができ、本番では目標を達成することができました。また、自然科学系は簡単なところのみ学習するにとどめ、文章理解や人文科学など私が得意としている分野に時間を割くようにしました。国家総合職の教養試験は、出題範囲が広いだけでなく難しい問題が多いため、適度に見切りをつけて学習していくことが重要だと思っています。
専門試験対策

2次試験の専門記述を見据えながら取り組む

 専門試験の配点は、基礎能力試験の1.5倍です。また、2次試験の専門記述試験の土台でもあります。これらの事実を踏まえて、しっかりとした対策が必要だと思います。私がやったことは、優先順位を付けて学習することです。政治・国際区分の必須科目である政治学・国際関係・憲法は最重要です。2次試験でも使うことが多いでしょう。そのため、受験前年10月の教養試験後から取り組み始めました。選択科目は、行政学、国際事情、行政法、財政学です。一連の流れとしては、政治学・国際関係・憲法(10月)→行政学(1月)→行政法(2月)→国際事情・財政学(3月)となります。専門試験は択一だけでなく記述もあるため、それを見越して学習する必要があると思います。最後になりますが、私は行政法を選択しました。多くの政治・国際区分の受験生が国際法を選択する中で、珍しいと思います。なぜ選んだかというと、憲法や行政学の知識を応用できる、身近に感じられ憲法と学習法が似ていると感じたからです。基礎知識を基に重要な判例を積み上げていくのが憲法の学習と思いますが、行政法もそれに似ています。なので、憲法が得意だと思う方にはおすすめしたいです。
これから受験する人へアドバイス

適度な緊張感を持って取り組む

 国家総合職試験は、ライバルのレベルが高く、様々な困難が待ち受けています。最終合格後には、官庁訪問という難関も待ち受けており、省庁から内々定を頂くまで一瞬たりとも気が抜けません。そのような中で、皆さんに大事にしてもらいたいと思うのは、適度な緊張感を持って取り組むということです。このように思ったのは、公開模試で良い成績を取り学習の手を緩めてしまった、本番で緊張しすぎて実力を出し切れなかった、私の経験にあります。適度な緊張感を持って、それぞれの希望する省庁の内々定を勝ち取れるように、心から応援しています。

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