国家総合職 合格体験記
民間就活からの切り替えで掴んだ合格
川口 桂由さん
DATA BANK
内定省庁 | 国土交通省 |
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出身校 | 京都大学 経済学部 |
コース | 経済コンパクト本科生 |
受験区分 | 大卒程度 経済区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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身近な誰かの、日本の課題解決に取り組みたい
両親が保育園を経営しており、小さい頃から2人が忙しいながらもやりがいを持ち、イキイキと働いている姿を見ていました。損得に拘らず、身近な人のために働く献身的な職業に幼いながら憧れを持っていました。大学3年生時、就職活動をする段になって、やはり「働く」とは即ち「何かの・誰かの役に立つこと」だと直感し、本質的に身近な誰かの、日本の課題解決に取り組みたいと思いました。その職務・職責を担うことができるのは国家公務員だろうと考え、国家総合職を志望する運びとなりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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効率的に学習が進められた
(上ではあたかも初めから公務員志望だったような言い方をしていますが)就職活動開始期には政府系の民間企業を志望していました。実際、国家総合職を本気で目指し始めたのは受験年4月の択一試験の3か月前からでした。国家一般職を目指し、TAC・Wセミナーに入学していた大学の友人のすすめもあり入学を決めました。
要点を絞った講義や丁寧な教材で、時間がない中効率的に学習が進められた他、独学では手に入れにくい面接や官庁訪問対策の情報まで提供して頂けた点は非常にありがたかったです。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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大塚講師の授業は必見!
経済区分の主要科目となる経済理論(応用、記述)等を担当されている大塚講師の講義は大変分かりやすく、受けて損なしです!勉強時間の限られた受験生にとって、1度の講義でなるべく沢山の知識を獲得することは必須条件となります。大塚講師お手製の教材は、補足事項が多く他の問題にも応用が効きやすい他、講義中も問題ごとの取捨選択に関するアドバイスを下さるため、実際の試験をイメージしながら問題に当たることができました。
- 専門試験対策
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専門試験でアドバンテージを作れることは合格への一番の近道
専門試験は、他の試験に比べて配点の比重が大きくなることに加え、択一・記述試験の2種の試験を攻略する必要があり、合格するには避けては通れない部分になります。経済理論や財政学などどちらの試験でも用いる予定の科目を早期から集中的に学習することで、択一試験でも余裕が生まれ、記述試験でも学んだことが必ず役に立ちます。専門試験でアドバンテージを作れることは合格への一番の近道だと信じて取り組んでください!
- 効率的学習法
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逆算して
公務員志望へと切り替えた時期が試験3か月前と、周囲に比べ圧倒的に後れを取っていたため、正攻法で学習しても早くから学習を開始していた人たちには勝てないと思っていました。まずは自分がどの科目でどれくらいの点数を取れば合格できるのかを考え、そこから逆算して、各科目の点数の比重に応じて勉強時間を割くようにしました。振り返ると殆どの時間を専門科目、中でも経済理論の学習に当て、逆に教養試験の対策は総合して数時間程度という結果にはなりましたが、それが自分にとっての最適な学習法だったと言えると思います。
- 面接・官庁訪問対策
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自分1人では気が付きにくいところも
各省庁など志望先へのエントリーシートや面接カードは、何のバイアスもなく評価してもらえる最初のポイントです。逆に、字が汚かったり論理的に不自然な文章を提出したりしてしまうと、第一印象から低い評価を受けるかもしれません。そうならないよう、客観的な視点で自分の文章を評価してもらいましょう。論理的な破綻はないか、記載している内容に一貫性があるか、十分に理解できる日本語で書かれているか…。こうした点は意外にも自分1人では気が付きにくいものです。TAC・Wセミナーを利用するもよし、周囲の友人や大人に手を借りるもよし。とにかく自分以外の人の眼を入れて、誰が読んでも納得度の高い文章に仕上げるようにできると望ましいです。
- これから受験する人へアドバイス
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割り切って考えてみましょう!
公務員試験に向けての学習は、精神と肉体双方にとって過酷なものになり得ます。特に人生における大事なキャリアを左右すると考えると、かなりプレッシャーがかかるように感じると思います。ただ極論を言ってしまうと、必要なことは「試験に向けて学習を進め、本番で点数を取る」ことだけです。不安やプレッシャーを感じようが、心に余裕を持っていようが、やらなければならないことは変わりません。当然、人間であれば精神的な負荷を感じることもありますが、そうした時ほど割り切って考えてみましょう!