国家総合職 合格体験記
この一年は夢に向かって進め
長津 朋哉さん
DATA BANK
内定省庁 | 国土交通省 |
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出身校 | 中央大学 法学部 |
コース | 法律本科生 地上併願Type |
受験区分 | 大卒程度 法律区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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人々の生活の根本を支える仕事をしたい
私は当初、漠然と社会に貢献する仕事をしたいと考えていました。大学2年次の時に大学で国家総合職についての業務説明会に参加し、多様なキャリアプランを歩めること、影響力の大きい仕事ができることに魅力を感じ、目指し始めました。そして東日本大震災の被災に遭われた方のお話を聞いて、当たり前にあった日常が奪われることの怖さを知り、人々の生活の根本を支える仕事をしたいと考えました。そこで、インフラを利用し幅広い地域での防災減災ができる国土交通省を目指しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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きっかけはゼミの先生のすすめ
【選んだ理由】きっかけはゼミの先生のすすめ。先輩も通っていた方が多かったから。
【良かったところ】全ての講義の質が高い。映像講義で繰り返し見ることができるため、より一層法律の知識が深まった。座学のみならず面接対策も充実していると感じる。通っている人が多いため、TAC・Wセミナー繋がりで人脈が広がる。またOBもかなり多いため、自分の志望する省庁の人と直に話せる機会が沢山ある。私の場合はTAC・WセミナーのOBが人事担当を担っていたため、TAC・Wセミナー生というだけで話のネタが一つできた。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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面倒見が良い講師
【渋谷校】当時は渋谷校でライブ講義を行っていたから。国家総合職用のオプション講座もあり、国家総合職の担当講師もよくいらっしゃったため。
【講師:渡辺講師】時に厳しめな言葉をもらうが、本当に面倒見が良い講師。法律に精通している方なので、筆記試験、面接全てのアドバイスがいただける。また渡辺講師の講義を受けるだけで教養力がつく。
- 教養試験対策
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科目を絞って学習する
一次試験は基礎能力試験と専門試験があります。基礎能力試験は出題範囲が広いので、科目を絞って学習するのがおすすめです。数的処理はその中でも出題数が多いため、安定して5~6割は取れるようにしましょう。文章理解と数的処理でしっかり点数を取るようにしていました。専門試験は4分の3を憲法、民法、行政法が占めます。これら3科目で安定して8割は取れると、余裕を持って合格することができると思います。
- 専門試験対策
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年明け前から対策を進めることをおすすめ
二次試験は専門記述、政策論文、人事院面接があります。専門記述は、ある程度は一次試験の知識で書けますが、高得点を狙いたい方は過去問を解き書き方を覚える必要があります。TAC・Wセミナーでは記述の講義や添削を行っているため、積極的に活用しましょう。一次試験を終えてから対策しても間に合うという声をよく聞きますが、私は年明け前から対策を進めることをおすすめします。添削をしてもらうにはある程度の期間が必要なため、早い段階から書き始めた方が良いです。また、240分という制限時間はかなり短いです。本番で論点が分からないと、焦りが出てさらに書けなくなります。そのため日頃の学習で実際に時間を計って答案を書く練習をしましょう。
- 政策論文・人事院面接対策
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自分なりに話せる練習を
政策論文は日ごろから社会事情について調べ、TAC・Wセミナーでもらえる過去の優秀答案を参考に高得点の書き方を覚えるのが良いでしょう。人事院面接は一般的な民間面接ほど深く聞かれることはあまりないので、学生時代に力を入れたことや国家公務員になる理由などを自分なりに話せる練習をしましょう。
- 面接・官庁訪問対策
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頭の良さだけでなく人柄も
官庁訪問は、なぜ国家公務員か、なぜその省庁かをかなり深くまで掘られました。私個人の感覚として、この志望動機をきちんと言葉にして答えられていない方はほとんど切られていたと思います。また単純に頭の良さだけでなく人柄もかなり重要視していると感じました。私の受けた国土交通省は所管する範囲が広いため、たとえ自分の興味がない分野に飛ばされてもきちんと前向きに仕事ができるか、また新しく吸収した知識を素早くアウトプットし、そこからディスカッションを展開できるかなどを主に見られたていたのかなと思います。
官庁訪問は一日中拘束されメンタル面との戦いでもありました。私は面接が入っていない時間はリラックスするために他の受験生とお話しすることで少しは和らぎました。
- これから受験する人へアドバイス
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最後まで諦めずに
この数カ月で一生が決まります。自分のやりたいことは何なのか、どんな社会を実現したいのかを、きちんと見つめ直してください。時には苦しい時や挫折を味わう時もあると思います。私も何度も泣きました。それでも最後まで諦めず頑張ってください。応援しています。