国家総合職 合格体験記
諦めない気持ち
久富 和華さん
DATA BANK
内定省庁 | 会計検査院 |
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出身校 | 東京大学 教育学部 |
コース | 法律本科生 |
受験区分 | 大卒程度 法律区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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全ての人のために働きたい
自分自身が恵まれて育ったという自覚を強く持つようになってから、恵まれていない環境に生まれた子と自分は、生まれた環境以外何も違わないのに、自分は恵まれているからいい大学に進んでいいお給料をもらえる人生を送ることができることに違和感を感じていました。その中で、教育を十分に受けることができた分、それを社会に還元できる仕事につきたいと高校生の頃から考えていました。
国家総合職では、恵まれない環境にいる人たちを含む全ての人たちの生活を向上させることに貢献できると感じ、国家総合職を目指すようになりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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充実した授業と丁寧なサポート
私自身は教育学部所属ですが、法律区分で受けようと思っていたため、もともと予備校で体系的に法律を学ぼうと思っていました。TAC・Wセミナーにはサークルの先輩が入っており、自習室やサポート等が充実していることを聞いていました。また、講義数が多く教科書も充実していることや、実績があることを説明会で伺い、ここなら安心できると思ったためTAC・Wセミナーを選びました。
実際に入ってからも、充実した講義と教材があるため追加の教材などは買わなくて済みましたし、官庁訪問等の情報量も圧倒的で、丁寧なカウンセリングを何回も受けさせてもらえました。事前面談会ではうまくいかなかったものの、そこから官庁訪問までの短い間で、何度もカウンセリングや模擬面接等で相談・練習させてもらえたからこそ、内定を最終的にいただけたのだと思っています。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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何度でも受けられるカウンセリング
担任の新倉講師には大変お世話になりました。私は民間の就活をしておらず、3月の段階で自己分析が全く進んでいない状況だったのですが、私自身の経験談から私自身の強みを引き出してくださったり、適切な言葉で言い換えてくださったりしてくださいました。そのおかげで、最終的には質の高い面接カードを作ることができただけでなく、そのカウンセリングの中で言語化の練習ができたため、面接に対する苦手意識などはなく事前面談会・官庁訪問に向かうことができました。
また、人事院面接直前に志望官庁が変わった関係で、人事院面接カードを急遽書き換えることにしたのですが、その際も時間がない中新倉講師が添削をしてくださり、自信を持って人事院面接に向かうことができました。
- 専門試験対策
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法律を1から学ぶ
先にも述べたように私は法学部ではなかったので、TAC・Wセミナーで1から法律を学びました。最初は不慣れな部分も多く難しかったのですが、TAC・Wセミナーの講義を聞き、復習し、問題集を解き、分からなければもう1度講義を聞いたり質問メールをしたり、という繰り返しで学んでいきました。大学の専攻と別の専門科目を選択することは難しいのではないか、と心配している方も多いと思いますが、TAC・Wセミナーのカリキュラムにしたがって学び、復習や演習等の努力を自分で重ねれば、特段難しいことではないと思います。
- TAC・Wセミナー教材の活用法
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ひたすら繰り返す!
TAC・Wセミナーの教材は充実しており、追加で他の教科書を買う必要もなく、TAC・Wセミナーの教材のみで学習を進めることができました。授業で先生が追加でお話されていた内容を書き込んだり、強調されていた内容をマークしたりすることで、より教科書を自分のものにしていきました。
問題集は、1周目はノートに解き、2周目は書き込んで解き、3周目以降は指で文を追いながら知識を確認しました。試験直前に問題集を振り返るときもどこを間違えたのかが分かりやすく復習しやすかったので、オススメです。
- これから受験する人へアドバイス
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初心を忘れずに
国家総合職試験は長く、辛い道のりでした。周りの友達はどんどん民間の会社から内定をもらっていく中で、ひたすら勉強を続けなければならない状況に、民間就活もしておけば良かった、と思ったことも何度もありました。事前面談会の結果が芳しくなかった時はひたすら泣いていました。
そんな時に思い出したのは、将来自分がどうなりたいと思って、国家総合職を目指したのか、でした。利益関係なく人のために働きたい、自分が学んできたことを社会に還元したい、その気持ちを思い出して勉強に励みました。もちろん民間の会社でも社会貢献をすることはできます。それでもどうして国家総合職を自分は目指したのか、その初心を強く持って、努力を続けてください。応援しています!