田中 優香さん
DATA BANK
最終合格試験種 | 埼玉県警 5位 |
出身大学 | 法政大学 キャリアデザイン学部 在学中合格 |
私が警察官を目指したきっかけは、県警が主催するポリスワークセミナーに参加したことです。初めは父に勧められ、就職の選択肢を広げるために、何気なく参加しました。しかし、実際に訓練の様子を見たり、仕事に対する熱い思いや話を警察官の方から聞いたりした際に、警察官にしかできない仕事の魅力を感じ、憧れを持ちました。そこから自己分析をしていくうちに、私の特徴である忍耐力が警察官として活かすことができると思い、TACに入会しました。また、目指していく中で、私の大切な友人が性被害に遭い、そのような人を1人でも多く救っていきたいと思うようになり、「絶対に警察官になる」という確固たる気持ちに変わっていきました。
私がTACを選んだ理由は、「合格実績の多さ」です。TACに、警察官コースに関する説明を聞きに行った際に、多くの合格実績を出しているという安心感や信頼感があり、TACならば、合格のノウハウを知っているはずだという期待があったため、選びました。また、TACの良さとして、他の校舎でもサポートを受けることができる点があります。模擬面接などでは自分の通う池袋校だけでなく、他の校舎に行き、初めて会う先生とやることで、本番の面接のような緊張感の中で練習することができました。
私の通う校舎の担当講師は、学生生活を思い出す「担任の先生」のような親しみやすさがあり、勉強面のことだけでなく、受験に関する些細な不安なことまで気兼ねなく聞いたり話したりすることができました。私は埼玉県から1時間以上かけて池袋校に通っていたのですが、池袋校に集まる受講生たちは様々な場所から来ていたので、他の受講生たちとも情報交換や楽しい交流を図ることができました。
私が教養試験対策としてお伝えしたいのは、「自信のある分野をつくること」です。私は勉強が得意でなかったため、模試での判定も悪く、点数に伸び悩みました。しかし、自信のある分野をつくり、ここだけは絶対に落とさないという最低ボーダーラインを決め、他の科目で拾えたら拾うというようにすることで、着々と点数が伸びていったように思います。私の場合の自信のある分野は、比較的取りやすい現代文、法律、政治社会、判断推理、資料解釈でした。私はここを点数の基盤となる分野として、点数を積み上げていきました。
私が論文試験対策で大事にしていたのは、「ネタをもっておくこと」です。ネタというのは、自分がこれまで頑張ったこと、辛かったことをどのように乗り越えたのかなど、自分の経験談です。ネタをもっておくことの何がいいかというと、他のテーマにも使いまわしができることが多々あります。引き出しをたくさん持っておくことで、どのようなテーマが来たとしてもオリジナリティを出すことができ、説得力が上がります。また、書いて満足するのではなく、必ず誰かに読んでもらい、フィードバックしてもらうとより読者に伝わりやすい文章が書けるようになると思います。
私が面接試験対策に関して思ったことは、「とにかく喋れ」です。私は面接試験対策として面接で答えることをまとめたノートを作成していましたが、あくまでそれは参考程度の物でした。文章化するだけでなく、実際に話していくことで、それまでは気付かなった違和感に気づいたり、自分のこれからの警察官像について新たな発見をしたりすることができます。また、面接はアドリブ力が大切になってきます。どのような質問にも対応できるように、練習相手から様々な角度や深堀で質問をしてもらうといいと思います。
最終合格を勝ち取るまでを通して最も大切だと思ったことは、「警察官になるという強い気持ち」です。なぜなら、この気持ちが弱ければ、教養試験、論文試験、面接試験などすべてに悪く影響してしまうからです。例えば、面接では、本当に警察官になりたい気持ちが無ければ、面接官からされる唐突な質問で見透かされてしまうでしょう。ただ、この警察官への強い気持ちは外側からつけるのではなく、自分自身の内側から湧き出てくるものだと思います。このモチベーションを保てたのが、同じ志を持つ仲間の存在です。みんなが頑張っているから私も頑張れるというようなやる気、違う視点でのアドバイス、時にはしっかりとやらなければならないという焦りをくれます。私はこの仲間が居たから、合格を勝ち取るまで走り続けることができました。ぜひ、高め合える仲間を見つけてほしいです。