Aさん
DATA BANK
最終合格試験種 | 皇宮護衛官 1位/自衛隊幹部候補生 |
出身大学 | 専修大学 法学部 卒業 |
近年、コロナ禍などを受けて在宅勤務やリモートワークなどが推奨されていますが、社会生活を維持する上で必要不可欠な仕事は依然として存在しており、そのような誰かがやらなければならないような仕事に就きたいと考えていました。中でも、良好な治安と国の防衛こそが最高の社会福祉という公安職公務員の考え方に感化され、公務員を志望しました。
公務員試験を攻略する上では情報収集が最も重要であり、そうした情報収集を効率よく行うことができる予備校を探しました。複数の校舎に行きパンフレットをもらった際に、最も雰囲気が明るく丁寧な説明をしてくださったTACを選びました。良かったところとしては、先輩受験生によって試験の詳細が記録された膨大な「面接・本試験情報復元シート」を閲覧できたこと、1日1コマの講義や、ビデオブースでの講義受講などが自分の生活に合っていたことがあります。特にビデオブースでの講義は、校舎の教室で行われる講義の予習にも復習にも活用することができたため、とても助かりました。
担任講師の方も受付の方も、私の質問に対して懇切丁寧に対応してくださったことが印象的です。担任講師の方には、まだTACに入学する前のコース決めの時の相談以来、過去のデータや最近の試験の動向、面接カードの添削など、多岐に渡りお世話になりました。とても気軽に質問できて良かったです。
私が通っていた町田校では、大小様々な空き教室が自習室として解放されており、私は主に本試験の過去問を解く際に利用していました。机や椅子の感じ、周囲で勉強している人の気配など、本試験に近い状況に慣れることができました。
公務員試験の択一試験はおびただしい数の科目から構成されており、満遍なく勉強するよりはどこを捨て、どこを確実に抑えるかといった戦略が重要です。本試験の傾向は過去問から学ぶことができるため、もう過ぎたことと思わずに一生懸命過去問研究をすると攻略法がわかってきます。
本試験の過去問が練習試合だとすると、科目ごとの過去問演習はパート練習と言えます。TACでは数的推理、英文、物理などの各科目にV問題集という過去問集があり、ピンポイントで問題を解くことができます。解答法をテキストで学び、問題集で効果を確認するという形で対策を進めました。まずは公務員試験の受験を決めた段階で志望する自治体の過去問を解いてみると、現時点での自分の実力とこれから行うべき努力が大まかに把握できるためおすすめです。
公務員試験の論文は、①自分の体験を問われるもの、②課題に関する考え方と知識を問われるもの、③資料を読み解いた上で自分の考えを述べるもの、に大別されると思いますが、まずは自分の志望先の問題がどのような出題をするのかを把握する必要があります。①自分の体験を問われるものに対しては、これまでの体験談やそれに対してどう思ったかをまとめました。公安職系に多いです。②と③に関しては、まず我が国はどのような課題を抱えているか知る必要があるため、私は新聞を精読しました。貧困、子供の問題、デジタル化、防衛・国際関係、環境問題など、トピックごとに記事を切り抜き重要箇所に赤線を引いてスクラップノートを作成しました。論文の出題テーマ想定ではTACから出版されているの論文対策の本も参考になりました。
簡潔に話す、想定外の質問が来ても狼狽えない、絶対に面接官から視線を外さない、靴磨き・アイロンがけ・整髪など身だしなみの徹底、を意識しました。特に靴磨きは、他人と差をつけられるところですのでおすすめです。人前で喋ることに慣れていない人はサークルやゼミ、ミーティング等で話す訓練をしておくべきです。突然、1分間スピーチや自己紹介を振られて話せるようになれば完璧ではないでしょうか。
誰もが忙しい中での受験だと思いますが、隙間時間をいかに有効活用するかが重要になってきます。私は、出かける時は常に勉強道具を持ち歩き、電車の中で英文読解や暗記をしていました。どうにもやる気が出なければ新聞を読み、何かしらプラスになる情報を入れるようにしました。SNSも使い方によっては有用な情報を得られます。
どこか受かればいい、という心持ではなく「ここでなければ何が何でもダメ」という熱い心意気で取り組んでください。長丁場の割に何も確証が無い不安な期間となりますが、TACで訓練して自信をつけてめげずに頑張ってください。