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E.Kさん(33歳) 星薬科大学薬学部薬学科 卒業
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最初に弁理士という資格を知ったのは大学時代でした。その時、私は薬科大学に在学中で、教授に他の人とは違うスキルを身につけたいという事を相談したところ、弁理士を目指してみたらといわれたことがきっかけで志しました。しかし、学生時代は毎週予備校に通っていましたが、ただ漠然と資格を取ることがゴールになっていたこともあり、なぜ資格を取るのかという目的をきちんと見つけることができず、短答試験は合格しましたが、2年間論文試験が合格ができないまま途中であきらめてしまいました。 それから社会人を過ごし、コロナの感染拡大により人と会えない時間が増えたことがきっかけで自分のキャリアを見つめ直し、もう一度弁理士を挑戦してみようと決めました。私は製薬会社勤務であるため、薬剤の特許など知的財産権の重要性を感じるとともに、弁理士資格があればキャリアが広がると思い再挑戦をしました。 再挑戦をした時期は、2020年年末だったため、2021年度の短答試験までの勉強期間が半年で、かつ大学時代の知識は全く抜けてしまっていたので、35点で不合格でした。その悔しさをバネに2022年はまずは短答試験に「絶対合格する!」という強い気持ちで、短答試験にfocusしたTACの短答答練パックを受講しました。そのおかげもあり、2022年は48点で合格することができました。短答試験合格後は、論文試験のみにfocusする対策として、論文ファイナルチェックを受講しました。
短答答練パック 受講内容としては、前半は問題を解き、後半は解説講義でした。この講座は過去問以外の問題にも触れることができ、かつ1回の受講で多くの問題数に触れることができることは非常によかったです。近年の試験傾向では、過去問を解いただけでは合格ができるとは限らないため、短答答練は私にとっては自信に繋がりました。また、各回、順位が出るため自分自身の立ち位置を知ることもできたことも勉強継続のモチベーションでした。模試もセットでついていたことも、受講した一つの理由でした。 論文ファイナルチェック この講座の良い点は1, 2日の数時間で講座は完了することでした。短答試験から論文試験まであまり時間がないため、終日講義を受講することよりも、私はいかに問題を解くかを重要視していたためです。講座で使用したテキストは重要な判例や用語の定義、青本の重要部分が1冊にまとまっているにもかかわらず、あまり分厚い本ではなかったので、試験当日まで使い続けていました。意匠法の論文試験もこのテキストを学んだことにより解ける問題も出題されました。
短答試験:最終的には条文をきちんと読んでいるかが根幹にあると思います。ただ、問題文を読むことも慣れが必要だと思ったので、過去問の他、TACの短答答練の問題は何度も繰り返しました。できる問題は斜線、できない問題は付箋を貼るなどと視覚化し、できない問題だけは何度も繰り返しました。また、条文にも覚えられない条文には多くの付箋を貼り、条文の余白にはキーワードを書きこんだりと、視覚化にこだわる勉強をしました。 論文試験(必須):TACの論文過去問集を活用しました。なるべく持ち歩くようにしていましたが、分厚いので、問題はプリントアウトし、解答は写真に撮ったりして、いつでも問題が解けるように心がけていました。先述したとおり、論文ファイナルチェックテキストは重要な点が1冊にまとまっていたので、移動中など論文の問題を解けないときは、テキストを読むようにしていました。私は、暗記が得意ではないので、キーワードは思い出せるように活用していました。
短答模試及び論文模試はできる限り申し込みました。自分の立ち位置がわかるためです。また正答率も出るため、皆ができて自分自身が間違っているところを重点的に復習していました。私は勉強時間が確保できるときは朝・昼・夜はカフェなどで勉強していました。ほとんどテレワークだったので、基本的には家で仕事が多かったのですが、気持ちの切り替えが必要なので、なるべく勉強時は外に出ていました。出社時は業務後、家に帰る前に勉強して帰ることにして、ゆったりする時間は最小限にとどめていました。ただ、ずっと勉強をすることもつらくなってしまうので、趣味であるヨガをしたり、勉強の合間に近所のショッピングモールで買い物をしたりして息抜きもしていました。
条文を正確に覚えることが肝になってきます!現在の職種自体は知的財産権に直結する仕事ではないですし、残業や外勤もあり、時間の確保は難しかったです。ただ、無理に勉強すると、自分がつらくなることもあるので、無理せず、時には気分転換も必要です。移動時間はあえて何もしないことや、予備校近くのパン屋さんに寄ってみるなども気分転換になったりもします。独学でできることが一番の節約にもなりそうですが、先生も含め一緒に合格を目指す仲間がいるとより頑張れると思います!「知識は誰も盗まない」母が私にいってくれた言葉です。やれば絶対自分に返ってきますし、地道な努力と継続は絶対自分の力になります。これから弁理士を目指す皆さま、自分を信じて頑張ってください。応援しています。
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