2024年1月導入の新試験について
CPA Evolutionモデル = 進化するUSCPA試験。
試験の変更点とTAC×Beckerの新試験対応を
お伝えしていきます!
動画で解説!
~2024年1月導入 新試験制度について
(2024年11月更新)~
USCPA試験は、2024年1月に改定されました。
2024年11月現在、科目によって合格率は大きく異なります。
新試験制度を知ったうえでどの選択科目を受験するのがオススメなのかを解説いたします。
(1) 試験科目&出題形式(01:55)
(2) 2024年新試験実施スケジュール(16:55)
(3) オススメの受験プラン!(19:24)
USCPA(米国公認会計士) デジタルパンフレットを閲覧する
新試験の概要 3つの必須科目と、1つの選択科目に
合格する必要があります
新試験制度において、受験者は、必須科目となる3つの「コア (core) 科目」と、選択科目となる3つの「ディシプリン (discipline) 科目」のうち1つ、計4科目を受験し合格する必要があります。
参照資料:Evolving CPA (https://www.evolutionofcpa.org/)
「コア (core) 科目」:必須科目
コア科目では、受験者の目指す専門分野に関わらず、新たにUSCPA資格を取得した者に求められる一般的なスキルと能力が問われます。2023年1月1日にAICPAが公表したBlueprintより、コア科目は以下の3科目です。
参照資料:AICPA Unveils Blueprints for Redesigned CPA Exam | NASBA
- ①CORE FAR:Financial Accounting and Reporting:財務会計(公会計を含む)
- ②CORE REG:Taxation and Regulation:税務・ビジネス法
- ③CORE AUD:Auditing and Attestation:監査および諸手続き
「ディシプリン (discipline) 科目」:選択科目
以下の3科目のうち受験者が選択した1つの分野において、より深い知識とスキルが問われます。どの分野の科目に合格しても、合格者は、差別化されることはなく、USCPAとして様々な業務に従事することができます。なお、初めに選択した科目で不合格になった場合、代わりに別の分野の科目を選択し受験することもできます。
- Business Analysis and Reporting (BAR) :ビジネス分析と報告
- Information Systems and Controls (ISC) :情報システムとコントロール
- Tax Compliance and Planning (TCP) :税務コンプライアンスとプランニング
旧制度から新試験制度へ科目合格の移行ルール
旧制度:FAR、REG、AUDの科目合格は、下表のとおり、COREの3科目をそれぞれ合格したものとして引き継がれます。 例えば、旧制度のFARに合格=新試験のCORE:Financial Accounting and Reportingに合格済みとみなされます。
旧制度:BECの科目合格は、新試験の選択科目3つのうち1つに引き継がれます。BECの2023年内合格を目指す場合、BECの「初回出願」は2023年10月1日まで、「再受験の申込み」は2023年11月12日まで、 「NTS発行」は2023年11月15日まで、「受験」は2023年12月15日までです。
なお、科目合格の有効期限は、通常、受験日から18ヵ月間となりますが、新試験制度への移行期における特別措置として、TAC推奨州:アラスカ州、ニューヨーク州、モンタナ州、ワシントン州、グアムの出願者は、2024年1月1日時点で有効な科目合格については2025年6月30日まで延長されます。
参照資料:CPA Exam’s Future: Key Tentative Dates Announced | Resources | NASBA/
新試験制度導入時に変更される点(予定)
新試験制度導入時に、以下の変更が予定されています。1. Assessing research and related critical thinking skills differently
現行制度においてTBS問題の1つとして出題されている「Research問題」は、Authoritative Literature のデータベースにて該当する会計・監査基準 や税法条文番号等を検索する問題です。新試験制度においては、会計・監査基準や税法等がExhibits(参照資料)として与えられ、単に検索するのではなく、「Research TBS問題」として複数の問題に解答することになります。この変更に伴い、Authoritative Literatureのデータベースはなくなります。
2. Replacing the Excel spreadsheet with a JavaScript based spreadsheet - SpreadJS
現行制度ではエクセルの表計算を使用できますが、Javaベースのスプレッドシートに変更されます。新試験移行前にBecker Online演習ソフトでも試せるようになる予定です。
3. Removing the Written Communication Task (essay question)
現行制度のBECで出題されている「 written communication(記述式問題)」が廃止されます。
4. Eliminating Multistage adaptive testing in the multiple-choice question testlets
現行制度においてMC問題は2つのテストレットに分けて出題され、最初のテストレットの出来具合いで、2つ目のMC テストレットの難易度が変わる仕組みとなっています(難易度が高い問題には、高い配点が与えられています)が、この仕組みが廃止されます。
参照資料:Infrastructure changes to the CPA Exam in 2024 | Resources | AICPA/
新試験導入までのタイムライン
新試験導入までのタイムライン
AICPAは、下図のタイムラインを提示しています。これに基づき、AICPAは2022年7月に新試験のブループリントのドラフトを公開し、2023年1月に正式なブループリントを公表しました。2024年1月に新試験制度が導入されました。
TACはBecker社と連携し、スピーディに最新情報をご提供してきます。新試験の詳細が分かり次第、こちらでご案内いたします。
旧制度での試験実施スケジュール
旧制度における全4科目(FAR、BEC、REG、AUD)の試験最終日は2023年12月15日となります。2023年12月16日~2024年1月9日の期間は(新試験制度へのシステムの変更が行われるため)試験は実施されず、新試験制度の導入初日は2024年1月10日となる予定です。
<NTSについて>
●FAR・REG・AUD:現行試験で発番されたNTSは新試験でもそのまま使用可能(NTS有効期間6か月)
●BEC:選択科目に移行するためBECのNTS発行は2023年11月15日まで、受験は2023年12月15日まで
なお、以下の参照資料に、新試験導入初年度となる2024年のスコアリリース(試験結果の発表)予定日が記載されています。初年度は四半期ごとにスコアリリースが行われるようです。
参照資料:CPA Exam’s Future: Key Tentative Dates Announced | Resources | NASBA/
TAC×Beckerの新試験対応について
TAC では、Becker 社と連携し、毎年オリジナル教材の改定を行っています。会計基準・法律改正に伴う教材改定時はもちろん、これまで幾度と なく実施されてきた試験制度の大きな変更時などにも、世界中に莫大な数の受講生がいる Becker 社から多くの情報を得て、最新の傾向に合わせ、より質の高い教材をご提供することができていると考えています。 新試験への移行期においても、TACだからこそ得られる情報を基に、受講生の皆様が「効率的に、そしてこれまでと同じように短期合格」を目指していただけるよう、準備を進めてまいりました。いよいよ新試験がスタートしましたが、対策は万全です!総合本科生教材V.6.0以降、新試験完全対応教材となっております。
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