合格者が残した『合格までの道のり』 専門試験対策(心理学)について

専門試験対策

公務員試験では、試験種によって専門試験が課される場合もあります。私は心理学部の学生で、心理系公務員を目指していたので、専門試験は基本的に全て心理学で受験しました。

受験先によっては自分の専門以外の科目の勉強が必要な場合もあります(私も一部ですが、社会学の勉強が必要な受験先がありました)。

私の場合は、全ての受験先で①専門択一試験があり、一部の受験先で②専門記述試験がありました。それぞれの試験について、私がどのような対策を行ったかをご紹介したいと思います。

①専門択一試験

専門択一試験


私は10月から公務員試験対策を本格的に始めたので、択一試験の対策を始めたのもこの頃です。TACでは心理・福祉職を目指す人向けのコースもあるため、まずはそのコースで配信されていた心理学の講義動画を見ることから始めました。講義動画や問題集は「臨床心理学」や「学習心理学」という風に章が分かれているので、章ごとに講義動画→問題集という流れで勉強していました。
講義動画を見るときには、適宜教科書や講義ノートに書き込みをしていきます。ここで作ったノートは試験本番の空き時間の見直しにも使えます。動画内でのみ解説している内容もあるので、しっかりメモを取りながら見るようにしましょう。


講義動画の後は問題集に入る訳ですが、この問題集を徹底的にやり込むことが専門択一試験の対策では特に重要になると思います。
問題集には実際の試験で出題された心理学の問題が載っているため、問題集を繰り返し解くことで公務員試験の心理学の問題に特化した学習ができます。本や動画を見るだけの学習よりも、実際に問題を解いてみて、なぜその選択肢が間違いになるのか、自分が正解の選択肢を選べなかった理由は何なのかを考えることで、より深く効率的に知識をインプットすることができます。


問題集を繰り返し解く際のポイントとしておすすめしたいのは、1周目で間違えた問題だけを2周目では解き、2周でも間違えた問題だけを3周目では解く、という流れを繰り返す方法です。1度解けた問題というのは、何度解いても解き直せる問題が大半だと思います。そうした問題に時間を割くよりも、間違えた問題のみをピックアップすることで、効率的に自分の苦手を直していくことができます。
そうして全ての間違えた問題に正解できたら、今度はまた問題集の全ての問題を解き直し、また間違えた問題があったらそこだけ取り上げて勉強しましょう。私は全ての受験先の専門択一試験が終わるまで、この方法で問題集を回し続け、最終的に100%近くまで正答率を上げることができ、自信を持った状態で試験に臨むことができました。

②専門記述試験

専門記述試験

私は年明けの1月~2月から専門記述試験の対策を始めました。と言うのも、インプットが不十分な状態ではそもそも専門知識を問われる文章を書くことはできないからです。インプットがあるからこそ、アウトプットができるということは忘れずにいてください。


それでは具体的にどのような対策を行っていたかというと、専門択一同様、まずは専門記述について解説した講義動画を見ることから始めました。動画内では実際に出題された問題を取り上げ、その問題を解くのに必要な知識についての解説があり、それを踏まえた上で模範解答が紹介されます。つまり、講義動画を見ることで、どのような問題が出題され、それに対してどのような答え方をするのが良いのかがわかります。


講義動画を一通り見たら、実際に手を動かしてみましょう。ただ、私もそうだったのですが、いきなり問題を自力で解くのは億劫に感じてしまうこともあるかもしれません。その場合は模範解答の模写から始めても良いと思います。模写をすることによって、どれくらいの文量を書くことになるのか、どういう文章構成で書けばよいのかが感覚的に理解できます。
しかし、模写をするだけでも結構な労力を使いますし、模写をするだけでは自分で文字を紡ぐ力はつきませんので、できるだけすぐに自分で書いてみる方が良いでしょう。私自身、模写は1度だけにとどめ、その後は自分で書いてみることにしました。


しかし、自力で書くと言っても、初見の問題をいきなり解くということはしなくても良いと思います。まずは講義動画内で解説されていた問題を、模範解答を思い出しながら自分の言葉で書いてみたり、事前に問題で登場する用語を調べた上で記述するようにしてみたり、多少ハードルを下げた状態で書き始めると、試験対策に取り組みやすいです。
ただし、何かを見ながら書くというやり方になってしまうと、それは模写と変わらず自分の力にはならないので、やらないように気を付けてください。とにかく重要なのは、本番と同じ時間内で、自分の言葉で文章を書くことです。初見の感じで問題を解くのは、慣れてからでも遅くはないでしょう。


そうして書いた答案は、誰かにチェックしてもらうことをおすすめします。TACでは専門記述対策として、問題集に記載の問題は答案を提出することで添削してもらえます。私はそれをフル活用し、2月・3月は書ける日は毎日問題を解いて、添削をお願いしていました。先生から頂いたフィードバックは、次の問題を解くときの参考になりますし、褒められるとモチベーションの維持にも繋がります。自分で書いて満足するだけでなく、客観的で専門的な視点を持った人からアドバイスを受けられる環境を整えることも、専門記述試験の対策としては重要になると思います。


以上が、私が実践した専門試験の対策方法です。
私自身は心理学に興味があったので、択一試験の勉強はあまり苦も無く取り組めましたが、記述試験の対策はさすがに面倒くさいという気持ちもありました。ただ、重い腰を上げて勉強に取り組むことが合格への第一歩になりますので、自分を奮い立たせて試験勉強を頑張りましょう!

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