外交官(外務省専門職)合格体験記
社会人でも海外在住でも諦めない!
川端 久美子さん
DATA BANK
研修語 | アラビア語 |
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出身校 | 関西外国語大学 外国語学部(卒業) |
合格年度 | 2023年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 志望理由:日本人が一層活躍できる環境・国家間関係を構築したい。
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学生の頃からなんとなく憧れを持っていた外交官という仕事をより間近で見るために、民間企業を退職しヨルダンで在外公館派遣員として働いていました。その中で、自分自身が海外での勤務や活動の難しさを痛感するとともに、各々の想いを持って働いている日本人にたくさん出会い、とても誇りを感じました。そういった海外で頑張っている方々がより一層活躍できるような環境を整えたい、より円滑に活動できるよう多方面から働きかけたいと考えるようになり、外務省専門職を志望しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:圧倒的な合格実績とサポート体制
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外国語学部卒業の私にとっては、国際法、憲法といった受験科目に全く馴染みがなく、受験するのであれば予備校に入ろうと考えていました。TAC・Wセミナーへの入会を決めたのは、かなりの数の合格者を出している実績と、万全なサポート体制があるからです。周囲の合格者も、TAC・Wセミナーに入学していた方がほとんどで、受験を考えているという話をすると「入るなら絶対TAC・Wセミナーが良い」と力強くすすめられました。また、合格まではかなり長い道のりであり、簡単な学習ではないからこそサポートが必要になります。担任カウンセリング等を利用し、経験豊富な担任講師に学習の進捗状況を共有しアドバイスをいただくことで、日本国外で仕事をしながらでも学習を継続することができました。
- TAC・Wセミナーのおすすめポイント:専門科目の教材がわかりやすい
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国際法、憲法の学習にあたっては正直かなり不安がありました。初学のため、新しい知識の数々をとにかくがむしゃらに学習する日々に、本当に大丈夫だろうかと思っていました。しかし試験の数ヶ月前になって、今までの知識が体系的に結びつき始め、記述式の答案が書けるようになったときに、今までの学習が間違っていなかったのだと確信しました。合格をした今改めて振り返ると、どの教材もかなりわかりやすく、かつ短期間でモノにできるよう様々な工夫がされていると気づきました。演習や論文答練、公開模試などはすべて余すところなく活用し、教材はボロボロになるまで(私もセロハンテープで何度も補修し、表紙は日に焼けて薄くなりました)使い倒してください。
- 社会人の1次試験対策:自分に合った方法を早期に確立する
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学生や既卒の方と比較して、とにかく時間がないというのが社会人の方がぶつかる大きな壁だと思います。自分に合った学習方法、時間の確保方法を早期に発見、確立し、コツコツと進めることが肝要です。私は(1)残業で学習時間が潰れないよう、4時起き、21時就寝の生活を定着させて、朝に学習する(2)耳から覚えるタイプなので、起きてから寝るまでずっと講義を聞き流す(3)仕事をしている時は勉強のことを考えない(逆も然り)、(4)1日の学習の中で、様々な科目を学習する等、自分の性格や体調等を理解した上で計画を立てて進めました。早期に上記のような学習リズムを確立することで、長期間安定して学習を継続することができたと感じています。様々な生活パターンに挑戦して自分に合った方法を発見することをおすすめします。
- 担任講師制度の活用法:とにかく毎月話す!
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通信で受講していると、周囲の受験生の状況がわからず不安になりがちです。そんな不安を払拭するために、担任講師とのオンラインカウンセリングは毎月行っていました。カウンセリング=質問や何かあるときに利用する、というイメージが強いかもしれません。しかし毎月申し込むことによって、過去1ヶ月の学習方法や進捗を客観的に振り返ることができる場となるため、質問がなくても毎月必ず申し込んでいました。また、不安な気持ちを吐露した時にも親身に聞いてくださり、質問に対してはきっぱり回答してくださいました。長期間にわたる受験生活において頼れるのが、経験豊富な担任講師とのカウンセリング制度であり、そこで得られるサポートがTAC・Wセミナーの強みの1つでもあると考えています。
- 最後に:最後まで諦めない!全力を尽くす!
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ヨルダンで在外公館派遣員として働きながら試験勉強を行うということは、決して楽な道のりではありませんでした。知識の足りなさ、至らなさを痛感し、進まない学習に焦りを感じたことも多々あります。ただ、今の自分がどんな状況であれ、目の前の学習を真摯に継続すること、ご自身が置かれている状況の中で全力を尽くすことが、合格への最短ルートだと思います。そうしてコツコツ学習し、1次試験を受験しきったのであれば通過の可能性はありますし、1次試験を通過した全員に外交官になるチャンスが与えられています。
私は1次試験の1日目終了後、あまりの手応えのなさに失望し、宿泊していたホテルで泣き崩れました。また、普段滅多に風邪を引かないにも関わらず、2次試験の個別面接当日は体調を崩し、風邪薬を手に、朦朧としながら霞ヶ関に向かいました。しかし、どんなに絶望的な状況でも、勉強、仕事、学生時代の留学など、自分がやってきたことだけは必ず自分の力になっていると信じて、試験を受け切りました。「もう無理かもしれへん、、、」と思った時には、これまで積み上げてきたTAC・Wセミナーでの学習や、外交官になることを応援してくれている周りの方々のことを思い出してください。自分の可能性を信じ、最後まで諦めず、全力で走り抜けてください。