外交官(外務省専門)合格体験記
誰にでもチャンスはある!
S. Sさん
DATA BANK
研修語 | フランス語 |
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出身校 | 筑波大学 人文・文化学群 (在学中合格) |
合格年度 | 2022年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 志望動機:フィリピンでの経験から
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フィリピンに語学留学に行った際、現地のタクシーの運転手から今は中国の影響力が強くなっており、昔に比べて日本の存在感が低下しているというお話を聞きました。ここから、日本の世界における立場を考えるようになり外交に興味を持ちました。また、フィリピンにおいて国際情勢に関係なく色んな国の方と交流を深めることができ、人的交流が国家間関係の安定につながるのではないかと感じました。そのため、広報文化外交を通して外交の基本といえる国家間レベルの対話の土台作りに携わりたいと思ったため、外務省専門職を志望しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:他を圧倒する合格実績
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TAC・Wセミナーを選んだのは、合格者の90%以上がTAC・Wセミナー生であるというのを知り、本気で合格を目指すならTAC・Wセミナーしかないと思ったからです。実際に学習を進めていくと、合格実績に裏打ちされた豊富な情報量にとても助けられ、膨大な学習範囲に絶望しながらも経験豊かなTAC・Wセミナーの講師の方の指導のおかげで効率よく学習を続けられたと感じています。
その中でも特に、外務省専門職試験におけるTAC・Wセミナーの強みは一次試験終了後にある二次試験対策のための自主ゼミにあると思います。私自身、一次試験までは実家の福岡で学習をしていたので孤独な勉強期間でしたが、自主ゼミを組むことによって同じ目標を志す仲間とつながることができ、他の人の外務省への想いなどを聞くことができたことも自分のモチベーションを保つうえで助けられました。また、外務省専門職試験では二次試験でグループ討議があるのですが、一次試験の合格者が発表された後に実際に本番と同じメンバーで自主ゼミを組んで練習することができたことが最終合格するにあたって大きな意義があったと感じています。私はグループ討議に苦手意識を感じていて、実際に練習の最初の頃は自分の言いたいことがうまくまとまらなかったり、議論のスピードについていけなかったりしたのですが、何度も練習を重ねることで徐々にそれが改善されていき、本番では今まで一緒に頑張ってきた自主ゼミのメンバーと程よい緊張感で議論することができました。ですので、自主ゼミのメンバーには感謝の想いでいっぱいですし、皆さん心から尊敬する方々ばかりでTAC・Wセミナーに入ってよかったなと心から思っています!
- 基礎能力試験対策:とにかく効率的に!
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私は専門科目に比べて基礎能力試験はそこまで苦手ではなかったので、科目を絞って効率的に学習を進めていました。数的処理は配点も高く、学習量が点数にそのまま出る科目なので、講義も専門科目と同じペースくらいで見るようにして早めに終わらせ、そこからはできるだけ毎日V問題集を5問解くようにしていました。そして、人文科学や社会科学は得意科目だったのでV問題集を進めて、確実に点数を取れるように固めていきました。自然科学は高校の時から苦手だったのであまり力は入れず、当たったらいいなくらいで1年ずつの過去問を解いたときについでに解説を読むといった感じでした。
また、基礎能力は時間配分が非常に重要になってくると思うので、5年分くらいの過去問を解いてみて自分に合う解き方のペースをつかむことが大切だと思います!
- 専門試験対策:講師を信じてついていく!
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私は憲法も国際法も初学だったのと、学習を始めた時期も9月と遅めだったのでとにかく時間がなく、最初の頃は膨大な学習量に絶望していました。その中で私が意識していたのが全てを理解しようとするのではなく、講師が講義の中で重要だと言っている部分を逃さずに講師のアドバイスに忠実に従い、細部まで理解すべき分野となんとなく分かっておけばいい分野で優劣をつけて学習するということでした。外務省専門職試験の専門科目は記述形式で分野もピンポイントに出題されるため、TAC・Wセミナーの講師を信じて学習を進めていくことが合格への一番の近道だと思います。
- 最後に:最後まで諦めずに!
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私は自分が外務省専門職試験に合格できたのは最後の最後まで諦めずに試験を受けきることができたからだと思っています。学習を始めた当初は英語も話せない、他の人と比べて優れているところが見当たらない私なんかが外務省に受かるはずがないと思っていましたし、自主ゼミで二次試験対策をやっているときは周りの優秀な方々に圧倒されてこんな人たちが合格していくんだろうなあと思っていました。それでもやってみなければ分からないですし、最後まで諦めなければ合格する可能性は誰にでもあると思います。実際、私は外務省専門職試験の試験期間中にたくさんのやらかしをしましたが、それでもなんとか合格して外交官になる!という昔からの夢を叶えることができました。ですのでぜひ皆さんには最初から自分なんて、、と思わずに積極的に外交官の道に挑戦してほしいですし、最後まで諦めずに自分の夢に向かって突き進んでほしいなと思います!