外交官(外務省専門)合格体験記
“The future belongs to those who believe in the beauty of their dreams.”
川上 茜さん
DATA BANK
研修語 | ロシア語 |
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出身校 | ジャミア・ミリア・イスラミア大学 政治学部 (卒業) |
合格年度 | 2020年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 受験動機
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私が外務省専門職を目指したのは在外公館派遣員として勤務を終え、民間企業に転職をして半年のときでした。日々外交や世界情勢のニュースをテレビで見る中で、もう一度外交に携わりたいという気持ちが大きくなっていき、語学と地域の専門性をもって活躍することができる外務省専門職を目指そうと考えました。「一度きりの人生。自分の興味・関心のある分野で仕事ができたら、それ以上幸せなことはない。」との強い思いで、決断してからの行動は早かったです。しかし、海外の大学出身で国際法や憲法の知識がなく、大学を卒業してから数年経ちブランクが空いた自分にとって、なにから勉強すればよいのか、日本の優秀な現役大学生と戦えるのかはとても不安でした。そんな自分にとって、充実したカリキュラムと講師のフルサポートを受けながら試験を目指すことができる当講座の存在は夢への大きな後押しとなり、無事1発合格することができました!
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:既に活躍されている外務省員もTAC生だった!
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Webフォローや担任講師のカウンセリングは、教室講義に中々参加できず一人で不安になりがちな社会人でも諦めずにつづけることができます。また、圧倒的な合格実績はもちろんのこと、実際に外交の一線で活躍されている外務省員の方々もTAC生であったことを知り、「ここで勉強すれば間違いない!」と思い入校を決めました。ほかの公務員試験と違って特殊な外務省専門職試験の対策には、長年の実績とデータをもつTAC・Wセミナーでなければ、時間に制約のある受講生にとって、効率的かつ充実した勉強をすることは困難であると思います。
- おすすめ全自動英語習得モード
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英語が苦手な人にとって、外務省専門職試験の外国語試験(翻訳)は大きな心配の種だと思います。また、面接までに英語のスコアもとる必要(推奨)があり、他の科目の勉強と並行してレベルアップしていくのは大きな負担にも感じます。私は英語を生活に取り込むことで自動的に英語の勉強をしてきました。多くの方がすでに実践されていると思いますが、洋画・洋楽鑑賞、海外メディアの記事を読む(時事対策にもなります)、友人と英語で会話・メッセージする(2次試験の外国語会話対策になります)等していました。また知らない単語が出てきたときに英和辞書で意味を確認することも大事ですが、英英辞書で調べたり、類義語(Synonym)をチェックすることで翻訳や語彙の説明が問われたときに役立ちます!ぜひ参考にしてみてください。
- スピリチュアルになる試験直前期
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私の場合は周りに知り合いが少なく、自分との闘いの中勉強をつづけてきました。今年は新型コロナウイルスの影響で試験が延期になる等不安要素も多く、直前期(4~7月)はスピリチュアルになりました(笑)。ロックダウン期間中は瞑想(迷走ではありません)してみたり、聖書やコーランの一節、昔の偉人の言葉を読んで勇気をもらったりしました(決して変人ではないです)。1次試験は自分の力を発揮することができず、正直なところ確実に落ちたと思っていましたが、1次試験の合否発表日前日、TAC・Wセミナーでの自主ゼミから帰ると、数か月ぶりに近所の黒猫と遭遇し、私の目をじっと見ていました。その時、「もしかすると1次試験に合格しているのかも…..」と黒猫1匹にも何かしら意味を見出す等、スピリチュアルになっていました。これを伝えたのも、―誰しも不安で疲れるときもある、けど夢の一歩を踏み出し、諦めなければ、なんとかなる―ということを共有したかったからです!あと、早めに同じ予備校生と仲良くなっておきましょう。皆んな一人で不安だったりするので、声をかける勇気さえあれば、仲良くなれること間違いなしです。
- 努力は確実に実を結ぶ&夢を諦めない
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公務員試験の良いところは、頑張ったら頑張った分だけ、勉強したら勉強した分だけ報われるという点です。もちろん天才は短期間の勉強でも合格を手に入れることはできると思いますが、私の場合はそうではありません。新型コロナウイルスの影響で試験自体が延期となり、私の場合は約1年半勉強をつづけ、仕事→勉強のサイクルと終わりの見えない勉強に心身ともに疲れることもありました。しかし、外交官になった自分やその先に広がる世界のことを想像するととてもわくわくし、諦めることはありませんでした。また、最後まで走り切って感じたのは、試験勉強を最後までやり切る精神と強い意志がなければ、外交官の仕事は務まらないということです。もちろん入会当初は私もそんな強い意志をもって勉強をしていた訳ではありません(笑)。勉強をつづける過程で自己の成長を感じることができると思います。