外交官(外務省専門)合格体験記
誰にでもチャンスはある!
三村 晃司さん
DATA BANK
研修語 | ポーランド語 |
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出身校 | 青山学院大学 国際政治経済学部 (卒業) |
合格年度 | 2020年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 受験動機
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外務省専門職を志望した理由は、日本を代表して特定地域・言語の専門家として働くことに魅力を感じたことと、これまで自分が学んできた分野・言語が活かせる仕事であると考えたからです。
初めは民間で就職活動をしていたのですが、なかなか自分の中で納得することができず、悩んでいました。大学で外務省専門職について知り、職務内容に大きな魅力を感じて受験を決断しました。見切り発車で始めてしまった部分もありましたが、受験生活を通して、外交について情報収集していく中で、自分が何をしたいか、どう日本の外交に貢献したいかを問い続け、しっかり目標意識を持つことができました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由
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TAC・Wセミナーは、外務省専門職の合格者占有率が非常に高く、数ある予備校の中で最も外務省専門職講座に力を入れていると思います。私も、講座説明会に行った際に、ここなら信用できそうだと感じTAC・Wセミナーの講座を受けることを決めました。専用のテキストや経験豊富な講師陣など勉強面のサポートも、もちろんしっかりしているのですが、合格者アドバイザー制度、現役外交官の話が聞けるホームルーム、自主ゼミ制度など勉強面以外でも充実した制度があるのが大きな魅力だと思います。
- 勉強法
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効率の良い勉強法は人によって大きく変わってくるものだと思います。私はもともと勉強が得意なタイプではないので、①無理をしすぎないことと、②多様な勉強の仕方をすることの2点を心掛けて勉強していました。
①一日中みっちり勉強できる人はそうするに越したことはないと思います。ですが、自分はそうするとパンクしたり、作業効率が落ちたりするので、一日の中で勉強する時間はしっかり集中して勉強し、趣味の時間もしっかりとって生活していました。
②同じ勉強をずっとしていると飽きてやる気がなくなっていくので、工夫して勉強するようにしていました。専門科目(国際法・憲法)に関しては、まずTAC・Wセミナーの講義を受け、テキストも読み込んで基礎を固めました。おおよそ基礎を理解してからは、様々な学者の基本書を読み比べたり、判例知識を深めたりして、模擬答案を作るときも、TAC・Wセミナーのテキストベースで作ったり、基本書ベースで作ったりして飽きないようにしていました。教養科目は専門科目ほど力を入れず、毎日コツコツV問題集をしながら、世界史や生物は気分転換に高校の資料集を読んだりしていました。
TAC・Wセミナーのテキスト(国際法・憲法)には試験に必要なすべての情報が様々な専門書から抜粋されて凝縮されています。私は机に向かって真面目に勉強するのがとにかく苦手なので上記のような形で勉強していましたが、普通に勉強できる人はその科目をやったことがない人でもTAC・Wセミナーのテキストで勉強していけば間違いないと思います。
- 自主ゼミ制度
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一次試験が終了すると、直後にTAC・Wセミナーでは受講生同士が集まって二次試験に向けて準備する自主ゼミが開始されます。自主ゼミでは受講生同士で繰り返し面接や集団討論の練習を行っていくのですが、様々なバックグラウンドを持つ人と知り合い、共に準備に励むことは非常に大きな刺激になり、素晴らしい経験になると思います。自主ゼミ期間中、周りが凄い人たちばかりで自信をなくして落ち込んだ時期もありましたが、自主ゼミのメンバーが自分の良いところを見つけてくれ、励ましてくれました(笑)。
- 最後に
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外務省専門職に興味はあるけど、経歴、学歴、語学力に自信がなくて一歩踏み出せない人もいると思います。私自身、最後の最後まで周りに比べていろんな部分で劣っているのではないかという不安が付きまといました。しかし無事に合格することができ、今こうして合格体験記を書くに至りました。自分の経験から言えることは、とにかく最後まであきらめない事が大事だということです。やるべきことをしっかりやって、自分の強みを発揮できれば、試験委員の方は公平に評価してくれると思います。一度外務省専門職を受験することを決めたらぜひ最後まで戦い抜きましょう!